約 147,358 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6250.html
京太郎「…俺は…皆と居たい」 エイスリン「英(信じられないんだね…」 京太郎「……」 ギュ… 白望「…なれればいい」 トス… 胡桃「充電。そうだよ京太郎…なれていけばいい」 エイスリン「ダイジョウブ、ダイジョウブ」 ギュ… 京太郎「…迷惑かけます」ポタポタ ーーーーーーー 胡桃「それじゃあ私たちは帰るね」 京太郎「ああ、今日はありがとうございました」 白望「バイバイ…」 エイスリン「マタネ」 夜 京太郎「……どうしよう」 京太郎「塞にメールをしてみるか…」 ♪~ From 臼沢塞 早く寝なさい。 京太郎「…き、厳しい」 From 臼沢塞 元気になったら肉じゃが作ってあげる。 京太郎「……寝よう」 From 東横桃子 こんばんわ、お久しぶりっす。京太郎がピンチな気がしたのでメールしたっす。妹尾先輩とどうやって知りあったかもついでに教えてくれると嬉しいっす。 京太郎「…エスパーか何かか?妹尾先輩って妹尾さんの事だよな?あの人、年上だったのか…。風邪をひいただけ。妹尾さんと知り合ったのかは本人に聞けばいいだろっと…」 From 東横桃子 風邪っすか!早く寝るっすよ!妹尾先輩とは少し話し合いをしてくるっす! 京太郎「話し合いか…妹尾さん頑張れ」 土曜日 朝 京太郎「全快したな…でもまあ今日はゆっくりしとくか」 京太郎「朝からネト麻を誘えないか」 京太郎「あー負けた…ナンバさん、強すぎだろ。あれ、キョーコさんからウィスがきてる」 キョーコ「惜しかったですね」 京「実力不足ですよ。僅差でも負けは負けですから」 キョーコ「潔いんですね」 京「打って誇れる麻雀を打ってますから」 キョーコ「…そうですか。また良かったら打ちませんか?」 京「俺で良ければ」 キョーコ「うちも学ぶ事が多そうやけどね。これ、うちのスカイのIDな」 京太郎「ありがとうございます…と」 昼1 京太郎「…さてどうするか」 カピー「パカパカ(…なんだ主、私を辱めたのに私にようがあるのか?」 京太郎「ま、待て、俺がいつカピーを辱めた」 カピー「パカパカ(…知らない主はいいよな。私は月読と大和の神々を少しお仕置きしたりしてたのに」 カピー「パカパカ(縁結びの指輪か…強化されてるじゃないか。たちが悪いな。赤い糸よりそれはたちが悪い。効果は赤い糸一緒だが、強化されたそれは…まあ、言わなくてもいいだろ」 京太郎「使ったら駄目なのか?」 カピー「パカパカ(使えばいいだろ。ただし主の学び舎の女達には効かないからな」 京太郎「……」 京太郎「男は度胸だ!使うけど…誰と結ぶかか。ロリで俺の事を尊敬してくれて、麻雀が下手なのに実は凄い能力を持ってる後輩がいいな!…まあ、いるわけないか」 ??「不可能を可能としよう。その縁、深く結びましょう」 京太郎「えっ?」 カピー「パカパカ(ロリコンめ…気をつけろよ。長野には猫とドッペルゲンガーが発情してるからな」 京太郎「どういうことだよ」 ーーーーーーーーー ビクッ… マホ「い、今、マホが求められた気がします!!」 昼2 京太郎「……はっ!さっきのお願いを衣が知ったらハギヨシさんと戦う未来が見えた」 京太郎「誰も誘わなくていいか」 京太郎「よし、勝った」 ーーーーーーーー 夕方 京太郎「家に一人でゴロゴロすると暇だな」 京太郎「ひろえさんを誘おうかな」 ひろえ「なんでなんやろ…京に誘われると嬉しいんやろ?」 京太郎「ガイトさんからか…」 ガイト「初めまして、ハオから聞いてた通り強い打ち手なんだな」 京「ありがとうございます。ハオさんの知り合いの方ですか?」 ガイト「ああ、そうだ。勘違いしないで欲しいが私は君を粘着するつもりはない」 京「ハオさんの知り合いなら信頼できるんでそんな事思ってませんよ」 ガイト「…ハオを信頼してるのか?」 京「ええまあ、スカイのIDも交換しましたし」 ガイト「同郷の者は信じるか…」 京「えっ、俺はただの日本人の高校生ですよ」 ガイト「中国語でチャットしたと聞いたが?」 京「読み書きは一通りできるだけですよ。喋るとすこしぎこちなくなるんです」 ガイト「そうなのか…高校生と言う事は全国に来るのか?」 京「はい、個人で行くつもりです」 ガイト「そうか。私はそろそろ落ちるが、またネト麻をするなら誘ってくれ」スカイのIDが貼られる 京「お疲れ様です」 ガイト「お疲れ様」 京太郎「……全国か。皆と行きたいな」 夜 京太郎「平和だ」 カピー「パカパカ(主、今日はもう寝た方がいい」 京太郎「なんでだ?」 カピー「パカパカ(明日になればわかる」 京太郎「またそれか…でもそう言ってる時は本当に不味いんだよな」 カピー「パカパカ(女の牽制の板挟みは胃に穴があくぞ」 カピー「パカパカ(勾玉の強化か…そう言えば刀身と柄も持っていたなそれの合成もついでにするか」 カピー「パカパカ(天叢雲剣と八咫鏡…勾玉はこれくらいでもいいか。私が力を貸しもいいが」 京太郎「…また星を落とすのか?」 カピー「パカパカ(違うわ。これはなあれだそう…お願い三つ分みたいなやつだ」 京太郎「それってやばくないか?」 カピー「パカパカ(普通は揃わないんだけどな…。ランクが低いモノを揃えたら精々、お願い一回分だな」 京太郎「それで三つ分だと何ができるんだ?」 カピー「パカパカ(なんでもできる」 京太郎「はっ?」 カピー「パカパカ(だからなんでもできる…」 京太郎「頭が痛くなってきた…」 カピー「パカパカ(しるか。私の二回も破ったのだ。精々苦しめ」 京太郎「それならシロ達の為にも合宿がしたいな」 カピー「パカパカ(はっ?合宿?終わりがみたいやあの子を転校さしてや、イチャイチャしたいとかじゃなくて合宿だと?誰だお前は…主じゃないだろ」 京太郎「ぼろくそだな…できないのか?」 カピー「パカパカ(できるぞ。規模は五日間でいいな。面倒な規定や規約は改変して、記憶も弄るか…因みにどことしたいんだ?」 京太郎「長野と鹿児島以外だな。ややこしくなる」 カピー「パカパカ(ならもう決まったみたいなものだ…あと八咫鏡の使用回数もこれで戻るからな。天叢雲剣は説明を聞いてからしか使えない。勾玉は儀水鏡と同じで終わりは寄せれないからな。それじゃあ…世界を歪めてみようか」 バン! 朝 京太郎「はっ!…なんだ夢か。今日は練習試合だよな」 カピー「パカパカ(おはよう主、今日は頑張れ」 京太郎「今日は機嫌がいいんだな」 カピー「パカパカ(久しぶりに本気を出したからな、スカッとした」 京太郎「聞かなかった事にする」 カピー「パカパカ(天叢雲剣か。結果を切り捨てて一度だけ判定無しで全てを呼び込むぞ。正直、これが一番あの中でたちが悪い。」 京太郎「あの中って三種の神器か?最近思うんだが、やっぱりレプリカなんだろ?」 カピー「パカパカ(信じなくてもいいさ。それは主を使い手として選んだ。俗物共がそれに気がつく事はない」 京太郎「また難しい事を…そういえばカピー、聞いてくれよ。今日、凄い夢をな…」 カピー(それは全て事実だぞ) ピンポーン… 京太郎「はーい!ちょっと待ってくださいね。宅配か何かか?義姉さん達がお菓子でも送ってくれたのかな?」 ガチャ… 京太郎「どちら様でしょ…」 バッ…ギュゥゥ!みぞオチに突っ込んでくる 衣「久しぶりだな、義兄様!」 京太郎「こ、衣なんでここに…」プルプル… 衣「今日は義兄様の新たな仲間を見定めにきたのだ!透華や一もいるぞ!」 京太郎「見定めに?まさか今日の練習試合の相手は…」 衣「衣達、龍門渕高校だ!」 車内 京太郎「わざわざ車で岩手にきたのか?」 衣「違うぞ!新幹線で昨日着いたのだ」 ハギヨシ「こちらの車は龍門渕の支部にあったのを借りてきたのです」 京太郎(リムジンが常備されてる支部ってなんなんだ) 衣「それにしても衣は嬉しい…義兄様はさらに強くなり義兄様の新たな仲間も衣と同じ存在だった」 京太郎「あれ、もうあったのか?」 衣「さっき一人だけな。外人だったが、あれは強者のオーラを纏っていた」 京太郎(エイスリンにあったのかな?あれ、そう言えば皆がいないぞ) 京太郎「皆はもう行っているのか?」 衣「ああ、雀荘を貸し切ってるから今日は楽しめる」 京太郎「なら俺も…」 衣「義兄様はダメだ」 京太郎「えっ、なんでだ?」 衣「病み上がりだと聞いているぞ。無理はするな…衣は心配してるのだ」 京太郎「うぅ…わかりました」 透華「本日は私共龍門渕との練習試合をうけて頂きありがとうございます」 塞「こちらこそ、去年全国で暴れた龍門渕高校と練習試合できるとは思ってませんでした」 透華「あら、あの方から何もきいておりませんの?」 塞「あの方?」 透華「私の友人であり、全国区の魔物と呼ばれた義兄と呼ぶ男…」 衣「トーカ!京太郎を連れてきたぞ!」 透華「噂をすればですわね」 塞「京太郎と知り合いなんですか?」 透華「ええまあ…何回かうちに泊まりにきて貰った仲ですわ」 塞「えっ…そ、そうなんですか」ピキピキ 透華「どうかしまして?」 塞「いえ何も…あとで京太郎に聞こう」ボソ… トシ「確認だよ、各家五万点の2対2のチーム戦。オーラス終了時に各チームのなかで点数がひくい方を交代。それでいいね」 透華「私達はそれでかまいませんわ」 塞「私達もそれでかまいません」 透華(どっちにしろ勝つのは…) 塞(どんなルールでも勝つのは…) 透華、塞(私だ!、ですわ!)メラメラ 京太郎「なんであの二人や、衣、一、宮守の皆は燃えてるんだ?」 純「………本気で言ってるなら気をつけろ。特に帰り道とかな」 京太郎「なんでだ?」 純「自分で考えろ」 智紀「修羅場なう…と」 ーーーーーーーーー 純「よろしく」 智紀「よろしく…」 エイスリン「ヨロシクオネガイシマス」 白望「よろしく」 智紀「私が親…」 エイスリン(本気で勝つ)ゴッ! 白望(あとで京太郎にご飯作ってもらおう)ゴッ! 純(おいおい…まさか先鋒から衣級かよ!) 純(……せめて国広さんに繋げないとやばい) 智紀「……」 エイスリン「ツモ!300.500!」 白望(ダルい…) 白望(これがきた……こっちかな) エイスリン(シロが強い手をひいてる…オリかな?) 純(…流れが見えるのに操れねえ) 智紀(これ通るはず) コトン… 白望「ロン、16000」 衣「…透華、騒がないのか?」 透華「あれは相手が悪い事ぐらい私にもわかる…智紀達が凌いでくれたらそれでいいんですわ」 一「責任重大だよ…」 純(きた…これであと一手で…) 白望「…ちょいたんま……」 純(はっ?」 白望「これでいいかな」 純(おかしな奴だな…よし、張った!) コトン… 白望「ツモ、8000オール」 純「な、なんだと…」 智紀(圧倒的すぎる…でも負けられない) エイスリン(…早く終わらせあげるべき) 創造の花 発動! 智紀「通らば、立直!」 コトン 白望「…ロン、18300」 智紀「くっ…」 エイスリン(何もしてないよ…) 純(止められない…くそ!) 智紀「……」 境界の選択 発動! 白望「ツモ…緑一色…16200オール」 純 26500 智紀 -10000 エイスリン 26900 白望 156600 白望「ありがとうございました…」 エイスリン「アリガトウゴザイマシタ」 純「ありがとう…ございました…」 智紀「ありがとうございました…」 スッ… 智紀「少し…外の空気を吸ってくる」 ダッ…… 京太郎「っ…」 衣「京太郎!」 衣「智紀を頼む」 京太郎「だけど俺は…」 塞「行って来ても大丈夫だよ」 豊音「ここでいかなかったら京太郎らしくないよー」 京太郎「…ありがとう」 ダッ… 衣「行ったか…すまぬ義兄様。さあ、衣達の試合を始めよう。昼だが今の衣は満月の時よりも強いぞ」ゴゴゴゴ… 透華「そうですわね…私達の試合をしませんと。私達は副将、大将で先ほどのルールのまま勝負をしたいのですが?」 トシ「きめるのはあんた達だよ」 塞「……」 塞「中堅から始めてくれませんか?私たちは公式大会にあまり出た事がありません。鹿倉にも経験値が必要です」 透華「…それもそうですわね。ハジメ、やりますわよ」 一「わかったよ、透華」 智紀(…負けた。データがなかったなんて言い訳ができないほどに負けた。負けたら駄目なのに…)ポロポロ 智紀(皆と居る為に頑張って…麻雀の勉強をして努力をしてきたのに…オカルトに負ける。理不尽、理不尽すぎる。もういっその事…) ガシ… 智紀「えっ?」 京太郎「さ、探しましたよ、沢村…ハァ…さん…」 智紀「なんで貴方がここに…帰って」 京太郎「無理です…衣に頼まれましたから。だから沢村さん、俺とデートしましょう」 智紀「はっ?」 智紀「なんでそうなるの?」 京太郎「いやだって、戻れないでしょ」 智紀「あっ…」 京太郎「俺もカッコつけた手前、沢村さんを連れていかないといけません」 智紀「つまり利害が一致してると?」 京太郎「駄目ですか?」 智紀「……別にかまわない。それでどこにいくの?」 京太郎「……」 京太郎「とりあえずご飯でも食べませんか?」 智紀「別にいいけど…何を食べるの?」 京太郎「フレンチでもどうですか?」 智紀「お金をそんなに持ってない」 京太郎「ああ、気にしなくていいですよ。安い所ですし、俺が誘ったんだし奢りますよ」 智紀「タラし」 京太郎「はは…最近、本気で自分がタラしなんかじゃないかと思い始めました」苦笑い 智紀「自覚無しはタチが悪い」 京太郎「た、タラしじゃないですよ」 智紀「ダウト」 京太郎「ち、違うのに…」 智紀「もしかして私も狙われてる?」 京太郎「ええ、そうですよ!俺はタラしだから沢村さんみたいな美人を狙ってますよ!」吹っ切れた 智紀「な、な…は、早く行く」カァァ 京太郎「今、もしかして照れましたか?」 智紀「照れてない」 京太郎「いや、照れてますよね?」 智紀「照れてない!」 京太郎「……照れてたのに」小声 智紀「早く行く!」 智紀「意外にお洒落」 京太郎「それじゃあ、俺がセンスないみたいな言い方じゃないですか」 智紀「……」 京太郎「その無言は辛いからやめてください」 智紀「冗談。それで何を頼むの?」 京太郎「……」 京太郎「俺はサンドイッチセットかな」 智紀「なら私も同じのを…」 京太郎「…すいません、気が効きませんでしたね。日替わりランチ二つでいいですか?」 智紀「…ありがとう」 京太郎「そこらへんは甲斐だって教わってきましたから」ワハハ 智紀「美味しい…」 京太郎「お眼鏡にかかったようで良かったです」 智紀「ダジャレ?」 京太郎「違いますよ。素で言ったんですよ」 智紀「知ってた」 京太郎「うぅ…そろそろ何処かに行きますか?」 智紀「任せる」 京太郎「なら…」 京太郎「展望台に行きましょうか」 智紀「…まさか、山登るの?」 京太郎「いやいや大丈夫ですよ。ロープウェイですぐに着きます」 智紀「軟弱者」 京太郎「な、なんだと…」 智紀「早く行こう」 京太郎「沢村さんって俺の事嫌いですか?」 智紀「……どっちだと思う?」 京太郎「…嫌いかな?」 智紀「……」 智紀「嫌い」 京太郎「おふ…直に言われるときついな」 智紀「冗談」 京太郎「ほっ…よかった」 智紀「なんて嘘」 京太郎「あげて落とすだと…」 智紀「早く行く」 京太郎「はいはい…すぐに着きますよ」 京太郎「さて、乗りますよロープウェイ」 智紀「…なんでそんなに嬉しそうなの!」 京太郎「そりゃ…」 智紀「沢村さんみたいな美人と乗れたらは無し」 京太郎「……乗り物には浪漫があるからです」 智紀「…少し貴方が解った気がする」 京太郎「気のせいですよ」 智紀「そう」 ーーーーーー 展望台 智紀「……長野とあまり変わらない」 京太郎「それを言ったら身も蓋もないですよ」 智紀「……一つだけ聞いていい?」 京太郎「なんですか?」 智紀「貴方はオカルトをどう思ってる?」 京太郎「…ふふふ…いや、すいませんおかしいわけじゃないんです。ただ全く同じ質問をされた事があって」 智紀「誰に?」 京太郎「原村和、俺が長野に居た時に居た高校の麻雀部の女の子です」 智紀「…あの原村?」 京太郎「たぶん」 智紀「…そう。彼女も同じ事を聞いたの」 京太郎「ええ。和の場合はオカルトを認めるべきか認めないかでしたけどね」 智紀「貴方はなんて答えたの?」 京太郎「どっちでもいいって言いました」 智紀「えっ?」 京太郎「たかがオカルト如きで今までの麻雀を否定して欲しくないんですよ」 智紀「……」 京太郎「オカルトが無いならそれを薙ぎ払え。無いなら手に入れろ。立ち止まって甘えるな。俺はそう思います」 智紀「それは貴方が強いから言える事」 智紀「オカルトを持っていてそれを駆使して衣や冷たい透華に勝てる貴方に私の気持ちは解らない。解るはずがない」 京太郎「そう沢村さんが思うなら俺には貴方の気持ちが解らない」 智紀「っ…」 京太郎「沢村さんは過去をしってましたよね。ならはっきり言いましょう。俺は自分を弱者だと思ってます。今でもそうです。ただ目標の為に努力してるつもりです」 智紀「嫌味に聞こえる」 京太郎「…例えば抱き枕にしたいからと半荘戦の青天井で八連役満を上がられた気持ちがわかります?例えば、勝ったと思った瞬間にニ家から同時役満ロンを貰った気持ちがわかりますか?」 智紀「そんな話今は関係…」 京太郎「ある。凹たれる所が低すぎる。気持ちが解らないとかじゃない。そんな所でへこたれてたら麻雀を今頃やめなければならない」 智紀「はっ?」 京太郎「4歳の頃から麻雀の相手は小鍛冶健夜。 もう当時、最強の名を欲しいままにしてた高校雀士だ。 6歳になった時に戒能良子が新たに加わった。 十歳だったが、もうその時からその才能の片鱗が見えてた。 八歳の時に鹿児島に居た時、周りの女の子達は神様の力や悪石の力ですーとかいって役満をボンボンと上がった。 その頃、現高校生のトップの宮永照とも知り合っていたがこっちも規格外だった。俺の義姉二人に散々仕込まれたあのポンコツは俺に対して青天井麻雀で64連荘とうわけのわからない事をするだけして東京に引っ越して行きやがった。 オカルトで虐められてきた歴=麻雀歴みたいな俺にオカルトをどう思うなんて聞くな。 そんなもんくそくらえと思ってるから。でもな、気がついたら俺も槍投げたり相手の上がりを睨んだだけで阻止できるようになってたんだ。 だから言うしかないだろ、薙ぎ払うか手に入れろとしか。俺みたいな人間がオカルトなんてくそくらえと叫んだらそれこそオカルト持ちじゃない雀士に半殺しにされるわ」ハァハァ 智紀「…ふふふ」 京太郎「何がおかしいんですか」 智紀「貴方も人なんだと思って」 京太郎「なんだと思ってたんですか」 智紀「鬼」 京太郎「……へこむぞ」 智紀「何故、諦めなかったの?」 京太郎「秘密ですよ、誰にも言わないって言えますか?」 智紀「言わない」 京太郎「健夜義姉さんがさびしそうだったから…俺はあの人の隣に立ちたい。俺を救ったのも支えてくれたのもあの人だから」 智紀「そう…」 京太郎「それで少しは落ち着きましたか?」 智紀「……貴方を見てると小さな事だと思えてきた」 京太郎「それはよかった」 智紀「…ありがとう」 スッ…手を差し出され 京太郎「これは?」 智紀「和解の握手」 京太郎「変わってますね」 ギュ… 京太郎(そういえば…確かこの時に願えばなんかなるんだよな…シロ達がなんかなってたし) 京太郎(…願ってみるか。少し真剣に。沢村さんが笑えるように…) ドクン…ドクン… 智紀(えっ…何!京太郎から何かがくる…駄目動けない!)カァァ バタ…座り込み 京太郎「だ、大丈夫ですか?」 智紀「……」 智紀「だ、大丈夫…少し…少しだけ腰が抜けただけ」カァァ 京太郎「おんぶします、どうぞ」 智紀「いや、今は…」 京太郎「はやく」 智紀「…ごめん」 ギュ… 智紀「重くない?」 京太郎「大丈夫だ、問題ない」 ペシ… 智紀「そこはお世辞を言う所」 京太郎「…沢村さんに遠慮なんてしません」 智紀「…なら私も京太郎に気を使わない」 ギュゥゥゥウ… 塞「私が親だな」 一(よし、これでいける…あとは相手を待つだけだ) 透華(…) コトん 一(よりによって透華から…でもあと少ないし…親を流せるし仕方ないよね) 一「ロン、8000」 塞(あのメイドの能力が邪魔…仕方ない使っていくか) 塞(塞いだからには上がらないと…それにこの人達は京太郎を狙ってる相手。負ける訳にはいかない!) 胡桃(塞がやる気だ…被害がない限り傍観かな) 一(能力が使えない…まさか誰かに)塞と目が合う 一(まさか睨んだだけで相手の能力を封じるとかじゃ…) 透華(…危険牌しかない!) コトん 塞「ロン!7700」 塞(このままいけば…) 透華(…負けられない、純や智紀の仇は私がとりますわ!) 胡桃(親が上がりそうだけど…まだいいかな) 塞(胡桃が動かない…満貫かそれよりした?一回消費したけど…仕方ないか) 透華「きましたわ…ツモ!4000オール!」 胡桃(次は上がる) 塞(たぶん胡桃が上がるから塞ぐ必要はないかな) 塞(ゴミ手だけど…親を流すしいいよね?) 胡桃(…塞の方が早い) 塞「ツモ、400.600」 一(負けたくない!) ブレイブハート発動! 一(大きくないけど張ってるのかな?) コトん 胡桃「ロン、2900」 一(気配が薄くてわからないよ…) 胡桃(張った…) 一(…読めない) 透華(おりですわね) 塞(…危険牌だが通れば…) コトん 胡桃「ロン、11900」 塞(通らないか) 透華44700 一 50700 塞 43200 胡桃 60200 塞(…そろそろまた塞いどくかな) 胡桃(もう少し高く上がりたいんだけど…贅沢かな) 塞(あまり胡桃が無双するとさっきみたいな事になりかねない…) 一「……」 塞「ロン、1000点の二本場は1600」 塞(3900くらいは上がっときたいな…) コトん 胡桃「ロン、1000」 塞(なっ!早上がりに切り替えてきた) 塞(…私に塞がせて早上がりか。チーム戦だからいいか。京太郎も気になるし) 透華(さっきからなんですの!ゴミ手ばかりあがって!) 一(動けない!) 胡桃「ツモ、300.500」 一(本当に動けない…完璧にアシストに回ってるよ、あの人) 胡桃「ツモ、2000.4000」 ピキ… 透華(カツ…) 零度発動! 塞(っ!急に気配が変わった…でもこっちを塞ぐ!) 透華(…) 塞(冷たい…あの人は危険だ) 一(…透華が冷たくなった) コトん 胡桃「ロン、18000」 一「えっ!」 透華 22400 一 46600 塞 41500 胡桃 88300 衣「次は衣の番だな」 豊音「やっと私だよー!」 親決め 胡桃「私が親だね…」 衣「…本気で行くぞ」ゴゴゴゴ… 豊音「私も負けないよー」ゴゴゴゴ… 月光を選択しました 豊音 役満 ツモ 衣(義兄様レベルの敵か!) 一(さっきよりきつい…衣の支配ともう一重、誰かの支配がきてる) 胡桃(豊音、全体支配系の能力できてる…これは素直におりかな) コトん 豊音「カン!」 胡桃「まさか…!」 衣(なんだ?) コトん 豊音「ポン!」 一(あれはまずい!) 豊音「ポン!」 胡桃「…!」 豊音「ポン!…ぼっちじゃないよ」 豊音「ツモ!8000.16000!」 豊音(絶好調だよー) 胡桃(…待つしかないかな) 衣(衣の支配をこえてくるのか) 一(僕にだって…僕にだって意地があるんだ!) 幻影の奇術師発動! 一「ツモ!2000.3900!」 胡桃(…豊音に狙われる気がする。またオリかな) 蜃気楼発動 豊音(逃げられた…でもこっちはいける!) 一「……」 コトん 豊音「ロン!7700」 衣(…強い。だが衣も負けてられない!) 衣「立直!」 胡桃(あっ…やっちゃったよ…) 豊音「追っかけるどー…通らば立直!」ズン… 衣(まさか…) コトん… 豊音「ロン、大三元…32000だよ」 衣 -19600 一 30800 豊音 109300 胡桃 70300 豊音「ありがとうございまし」 胡桃「ありがとうございました」 一「ありがとうございました…」 衣「ありがとうございました」 透華「まさか私達が全敗するとは…全国でリベンジさしてもらいますわ!」 豊音「ま、負けないよ!」 一「僕達が次は勝つから!」 胡桃「勝つのは私達だよ!」 ギャアギャア… 白望「ダルい…」グダァ… エイスリン「キョウタロウオソイナ…」 純「京太郎なら大丈夫だろ」 エイスリン「エッ?」 純「ああ、すまん。日本語大丈夫か?」 エイスリン「だ、ダイジョウブ」 純「そうか。えっと、ウイッシュアートさんと小瀬川さんでよかったよな?」 白望「そう」 純「ならよかった。小瀬川さん」 白望「なに?」 純「全国では俺が勝つ。今日みたいな失態はしない。だから全国で会おう」 スッ… 白望「勝つのは私…」 ギュ… 純「いや私だ」 エイスリン【男の子が握手してるえ】 ガチャ… 京太郎「ただいまー」 智紀「ただいま」おんぶされている 塞「き、京太郎、なんで沢村さんを背負ってるのかな?」 京太郎「いや、体調が悪いって事だったんでおんぶして帰ってきたんだ」. 豊音「うらやま…ふ、不謹慎だよー!」 一「そうだよ、智紀もはやく降りる!」 智紀「フッ…」薄ら笑い 塞「な、な、京太郎もはやく降ろす!」 京太郎「沢村さん、降りてもらっていいですか?」 智紀「仕方ない…」 透華「ところでお二人は何をしてたんですの?」 京太郎「展望…」 智紀「デート」 京太郎「えっ?」 塞、豊音「貴方、そこに正座」修羅が見える 京太郎「えっ、沢村さん、誤解を解いて…」 智紀「楽しかった」 ピキピキ… 塞、豊音「はやく!」 京太郎「は、はい!」 ーーーーーー ハギヨシ「衣様、どうかしましたか?」 衣「いや…全国には衣より強い者が居るのだと知って喜んでいるのだが…もやもやして喜べないんだ」 ハギヨシ「……そのもやもやは須賀様にお聞きになるとよろしいかと」 衣「義兄様に?」 ハギヨシ「はい…きっと納得の行く答えが返ってきますよ」 衣「そうか…」 京太郎「…疲れた。なんで塞と豊音はあんなに怒るんだ」チラ… ギャアギャア… 京太郎「さっきまで険悪だったのに今は笑顔で話し合いをしてるし…女は解らない」 衣「義兄様」 京太郎「どうした?」 衣「衣の質問に答えてくれるか?」 京太郎「俺で答えられる事なら」 衣「衣と同じ打ち手が居たのに嬉しいはずなのにもやもやするんだ…だから喜べない」 京太郎「それは豊音の事か?」 衣「そうだ」 京太郎「…勝ちたいんだろ」 衣「えっ?」 京太郎「負けたから勝ちたいと思ったんだろ」 衣「衣は勝ちたいのか?」. 京太郎「違うのか?」 衣「…いや、そうかもしれん衣は勝ちたいのか!そうかそうか!」ニコニコ 京太郎「……」 なでなで 衣「悪くない、悪くない気分だ義兄様!」 京太郎「そうか。その気持ちは大事にするんだぞ」 衣「ああ!」 ーーーーーーー トシ(まさかあれ程までに成長してるとはね…ベスト16ぐらいだと思ってたけどこれは優勝も狙える。それに明日からの合宿で…そういえば須賀は知っているのか?) トシ「須賀、明日から合宿をある事を知っているかい?」 京太郎「えっ?」 トシ「…他の子に聞かなかったのかい?」 宮守勢「………」目をそらして 京太郎「俺、何も準備してないんですが…」 トシ「…今日はもう帰っていいから早く準備しおき。月から金まで東京で合宿よ」 京太郎「因みに相手は?」 トシ「姫松高校と臨海女子の二校」 京太郎「俺、行ったら駄目なんじゃ?」 トシ「…駄目だよ。向う側はあんたに興味があるんだ」 京太郎「…義姉さん関連ですか?」 トシ「さあね…まあ今日はもう帰りなさい」 透華「仕方ありませんわね…それに女子会なるものをやる事になりましたし、都合がいいですわ」 塞「ごめんね、京太郎」 豊音「情報交換をするんだよー」 京太郎「はいはい…男は帰りますよ。今日はありがとうございました」 ハギヨシ「須賀様、これを」 京太郎「なんですかこれは?」 ハギヨシ「新幹線のチケットです」 京太郎「いや、長野には元々いく予定だったからこれは別に…」 ハギヨシ「お納めください。貴方には長野にきて頂きたいのです」 京太郎「……何があるんですか?」 ハギヨシ「何も。ただ貴方がきてくれれば楽しい事になりそうですから」 京太郎「はぁ…まあ、ありがたくもらっておきます」 ハギヨシ「はい。泊まる所が無ければ是非お嬢様達をお頼りください」 京太郎「…カプホかそこらへんにとまります」 夜 京太郎「……準備はできた。集合が朝の七時だから間に合わせないと」 カピー「パカパカ(なんだ主?そんなもうしわけなさそうな顔をして」 京太郎「いやな、カピー…俺、明日から五日間居ないんだ」 カピー「パカパカ(何言ってるんだ?」 京太郎「そ、そうなるよな…実は」 カピー「パカパカ(そんな事知ってたぞ」 京太郎「えっ?」 カピー「パカパカ(ああ、主は覚えてないのか。大丈夫だ、私は五日間の間にアトランティスの魚料理を食べてくる」 京太郎「お、おう」 カピー「パカパカ(日本の魚よりまずかったらとりあえずポセイドンを干物にするつもりだ」 京太郎「……いつもの事だな」 カピー「パカパカ(そんなモノはない」 京太郎「な、なんだってー!」 カピー「パカパカ(正確にはボーナスの意味がないんだがな」 京太郎「言ってる意味がわからん」 カピー「パカパカ(主にわかりやすく言うと、主の義姉共に麻雀力を強化したり、能力を強化しても無駄だろ」 京太郎「確かに無駄だな」 カピー「パカパカ(だから無し…と言いたいのだがそれではSystemに怒られる為、主にアイテムを与える事になった」 京太郎「俺は何もしてないぞ」 カピー「パカパカ(要らないと言った場合、本当に何も無しだからな」 京太郎「…何をくれるんだ」 カピー「パカパカ(消費アイテム」 京太郎「あの赤い糸みたいなやつか」 カピー「パカパカ(そうだ。寧ろ赤い糸か縁結びの指輪しか今の主はとれない。それ以外はコンマに頼るしかない」 京太郎「コンマってなんだ?」 カピー「パカパカ(運だと思っておけ。それでどうする?」 京太郎「俺は何もしてないから、運任せでいい」 カピー「パカパカ(そうか」 カピー「パカパカ(結果だ」 カピー「パカパカ(本二冊に恋愛関連が二個…まあ普通だな」 京太郎「いや、即落ちの指輪や恋愛の女神像ってなんだよ」 カピー「パカパカ(そのまんまだろ。即落ちの指輪はおいておこう。恋愛の女神像はな…縁結びの指輪の強化したものだ。まあ普通だな」 京太郎「…いや、確かに縁結びの指輪は使ったが効果を確かめてないんだが」 カピー「パカパカ(私には関係ない。それに女神像は二回で壊れるからな」 京太郎「そうなのか」 カピー「あとサービスに果実を三個もいでおいてやったぞ」 京太郎「…たすかる」 カピー「パカパカ(精々刺されるなよ」 夜 強制イベント 義姉達帰還 ガチャ…バタバタ! 京太郎「あれ、誰かきた?」 バン… 健夜「き、京君、風邪なの!」 良子「京太郎、大丈夫ですか!」 京太郎「もう完治したけど」 健夜「よ、良かった…」 良子「そ、そうなんですか」 健夜「あれ…京君、何処かに行くの?」 京太郎「ああ、明日から五日間東京で合宿」 良子「男子麻雀部でですか?」 京太郎「違う、麻雀部での合宿」 健夜「それに女の子はどれだけくるのかな?」ゴゴ… 京太郎「ええと…元々五人いて、姫松高校と臨海女子からくるらしい」 良子「…ダメです。行ったらダメです」 健夜「そ、そうだよ。男の京君がそんな女ばかりの合宿に行ったら駄目だよ」 京太郎「俺もそう思うんだが…相手方がそれを認めないらしいんだよ」 健夜「……姫松…赤坂か!」 良子「あのふにゃけめ…私達と京太郎を釣るつもりですね」 京太郎「釣る?」 健夜「私達もいくよ」 京太郎「はっ?」 良子「プロ二人がコーチに行くんです。その相手方も文句はないでしょ…トシには私から連絡を」 健夜「そうだね。私は予定のキャンセルをいれるよ」 京太郎「ち、ちょ、そこまでしなくてもいいだろ」 健夜「駄目だよ。京君を護らないといけないから」 京太郎「何からまもるんだ?」 良子「悪い虫からですよ」 京太郎「は、はぁ…」 京太郎「そういえば健夜義姉さん、タイトル獲得おめでとう」 健夜「あ、ありがとう」カァァ 良子「あと一手はやければ私が…」 京太郎「良子義姉さんも試合みたけど惜しかったね。義姉さんを義姉に持てて嬉しいよ」 良子「うぅ…そ、それは良かった」カァァ 健夜「京君、それでね今年も東京旅行に決まったんだよ」 京太郎「…義姉さんの家を掃除する日がまたきたのか」 健夜「き、綺麗だよ!」 京太郎「義姉さん、寝言は寝言でいうから寝言なんだぜ」 健夜「本当なのに…」 京太郎「それじゃあ、俺はそろそろ寝るから。義姉さん達もさっさとシャワーを浴びて寝るんだぞ」 健夜「シャワー…大胆だね、京君!」カァァ 良子「早速入ってきます!」 バタバタ。 京太郎「鍵を閉めて寝るか」 ガチャ…
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6403.html
白糸台監督「よーし集合!」 「「はい!」」ザザッ 白糸台監督「もう合宿も終わりが近い、というわけでこれからは初日のように白糸台2VS三箇牧2での試合を行ってもらう」 白糸台監督「適当に相手を見つけて卓に入ってくれ」 白糸台監督「では、解散!」 京太郎「はぁ…これで合宿も最後か」 京太郎「どの卓に入ろうかな……」 郁乃「~♪」ポワポワ 明華「~♪」ポワポワ 淡「……」ジーッ 京太郎「よし、あっちの方に行こう!」ガシッ 淡「ねえ、ちょうどいいから打っていかない?」 京太郎「い、いえ、遠慮しておきます」 淡「え?打ってくれるの?やったー!」 京太郎「言ってねえよ!」 郁乃「じゃ、サイコロ回すで~」 京太郎「ちょっと待って!」 ポンッ 明華「アキラメロン」 京太郎「諦められるかっ!」 開局 京太郎(なんだ……?) 京太郎(俺の腕が唸らない……!) 郁乃(おかしいな~) 明華「~♪」 京太郎(でも、来たか) 京太郎「ツモ!3000・6000!」 東2局 明華 19000 親 郁乃 22000 淡 22000 京太郎 37000 明華「~♪」 京太郎(少し動いてきたけど…なんだか寒い…)ガタガタ 淡(なんか今一ね~) 郁乃「おお、来たで~」 郁乃「ツモ!面混一通ダブ東ドラ3で~12000オールや~」 京太郎「は!?」 東2局1本場 明華 7000 親 郁乃 58000 淡 10000 京太郎 25000 明華「~♪」 郁乃「っ!」ゾクッ 郁乃(なんやこの感覚……) 京太郎(うわー聴牌できねー) 郁乃(あかんなぁ~) 郁乃(こんな流れは早く切らせてもらうわ~) 郁乃(ちょうどあの子も聴牌したみたいやし)トン 明華「ロン!ピンフのみデ1000!1本場で1300!」 東3局 明華 8300 郁乃 56700 親 淡 10000 京太郎 25000 全員ノーテンのため、流局 明華「~♪」 郁乃(なんやこの歌…) 京太郎(頭がグラグラする…) 淡「あーもー!」 東4局 明華 8300 郁乃 56700 淡 10000 親 京太郎 25000 明華「~♪」 京太郎(今はなんともないみたいだな……) 京太郎(この隙に……)スチャ 京太郎(よし、来た!) 京太郎「ツモ!ツモのみで500オール!」 菫「ロン(物理)12000」ザシュッ 宥「うっ…痛いよぉ……」グスッ 咏「あーあ、泣かせちゃったー」 菫「す、すまん、そういうつもりじゃなかったんだ」アセアセ 東4局1本場 明華 7800 郁乃 56200 淡 9500 親 京太郎 26500 明華「~♪」 京太郎(また……) 淡(なによ…これ) 郁乃(これ以上は少し、しんどいから)トン 明華「ロン!1000!」 郁乃(仕掛けさせてもらうで~) 【身代わりの幻影】発動! 聴牌判定まで戻ります 東4局1本場 明華 7800 郁乃 56200 淡 9500 親 京太郎 26500 郁乃「ふぅ……」 明華「??」 淡「どうしたの?早く取りなよ」 明華「う、うん」スチャ トン 郁乃「私の番やな~♪」スチャ 郁乃「あ、揃ったわ~」 京太郎「え?」 郁乃「ツモ~地和で8100・16100や~」 淡「ち、地和!?」 ざわ……ざわ…… 咏「へぇ~地和かーわっかんねーな」 やえ「よそ見をしている場合か?」 やえ「リーチ!」 咏「あ、それロン」 終局 郁乃 88500 京太郎 10400 淡 1400 明華 -300 白糸台監督「よーし、これで全部終わったみたいだな」 白糸台監督「じゃあ焼き肉いくぞ、焼き肉」 京太郎「焼肉の時間だあああああ!」 京太郎「どんどん焼いて行こう!」 明華「それ、焼きぇてルヨ」 京太郎「あ、はい」 明華「ありがと、はむっ」 明華「おいしす~」 京太郎「そういえば、雀さんって歌が好きなんですか?」 明華「咏?」 京太郎「そっちじゃなくてsongの歌です」 明華「うん、好きだよ、愛してると言ってモいいネ!」 京太郎「へ、へーじゃあ得意な歌って何ですか?」 明華「得意ナ歌カー……」 明華「pretty flyトカかなー」 京太郎「pretty fly?」 エイスリン「ワタシ、ソレシッテル!」 明華「じゃア、一緒ニ歌オウ!」 エイスリン「ウン!」 ―――――――――――――――― エイ華「「ドウダッタ?」」 京太郎「ふ、二人ともお上手でしたよ」 京太郎(あ、アフロとチンポ?) 憩「なあ、エイちゃん、明華ちゃん」 エイスリン「ドウシタノ?」 憩「あ、あんたら……///」プルプル 憩「そ、その……///」 明華「?」 憩「さ、さっきからチンポとか、しこしこ精○とか、何言っとんねん!」 京太郎「……」 明華「……」 エイスリン「……」 京太郎「あ、この肉もう焼けてますね」 憩「せめて何か反応して!」 京太郎「次は……野菜を焼いてくか」 京太郎「まだあまり食べてないんだよな、肉」 やえ「ああ、須賀、これは私が焼いておくからお前は肉を食べてろ」 京太郎「いいんですか?」 やえ「構わんさ、こーゆーのも先輩の役目だからな」フフン やえ「それに最近太り気味だから制限しないとだし……」ボソッ 京太郎「ありがとうございます、じゃ、早速……」 京太郎「そういえば、小走さんは目標とかあるんですか?」 やえ「そうだな……まずはこのチーム虎姫で3連覇、それと西東京個人戦1位で全国優勝だな」 京太郎「うわ、大きいですねー」 やえ「目標は大きくなければな!それが王者というものだ!」 京太郎「ただ、前の目標は達成できないと思いますよ」 京太郎「三箇牧は負けないので」 やえ「ほほう、須賀もなかなか言うなぁ」 京太郎「まあこっちには個人戦のトップ2がいますからね」フフン やえ「お前が威張ることじゃないだろ」 京太郎「飲み物を取って来よう」 淡「あ、オレンジジュース取ってきてー」 京太郎「自分で行きなさい」 淡「そんなかたいこと言わずにさぁー」 京太郎「はぁ……わかったよ」 京太郎「はい」 淡「ありがと」 京太郎「……」ゴクゴク 淡「……」チュー 京太郎「なあ、淡のマイブームって何だ?」 淡「何よ、急に」 京太郎「いや、気になっただけだからいいや」 淡「あっそ」 京太郎「……」ゴクゴク 淡「……」チュー 淡「……ぬいぐるみ」ボソッ 京太郎「ん?ぬいぐるみ?」 淡「私のマイブーム!」 京太郎「ぬいぐるみ集めが好きなのか?」 淡「そうよ、悪い?」 京太郎「なんだ、遊戯王とかマリオとかかと思ってたぜ」 京太郎「結構女の子っぽいんだな」 淡「何よ!それじゃあ私が女じゃないみたいじゃない!」 京太郎「まあ、そりゃ……な」ジーッ 淡「どこ見てんのよ……っ」 京太郎「平原だからね、しょうがないね」 淡「こんのぉ!」 京太郎「やめて!醤油一ビン丸々飲ませようとしないで!危ないから!」 京太郎「あれ、弘世さん肉食べないんですか?」 菫「冷麺さえあれば十分だ」チュルチュル 京太郎「でも結構おいしいですよ、このカルビとか、いい焼き加減ですし」 菫「うっ…いや、私は冷麺でいいんだ!」 京太郎「このロースとか」 菫「ぐっ」 京太郎「このハラミとか」 菫「ひっ」 京太郎「このピートロとか」 菫「うぅ…」 京太郎「この特上カルビなんか特に」 菫「あ、あんまりだ……」 京太郎「で、弘世さんって何が好きなんですか?」 菫「カントリーマアムとか、ポッキーとか」 京太郎「お菓子ばっかりですけど、普通の食事は…」 菫「カニとか、親子丼とか……」グー 菫「あっ…///」 京太郎「はい、特上カルビです」 菫「い、いらん!」 京太郎「それも好きなんでしょう?」 菫「なっ……はぁ」 菫「君には参ったよ……」パクッ 菫「お、おいしい!」テーレッテレー 京太郎「もうそろそろ焼肉も終わりかぁ」 咏「うへぇ、もう腹いっぱいだぜぇ」 京太郎「お前は女の子なんだからもっと慎ましくしなさい」 咏「慎ましさとか、そんなん知らんし」 京太郎「デザート、なんかいるか?」 咏「いいのか!?」キラキラ 京太郎「どうせあっちの監督さん持ちだし」 咏「京太郎、おぬしも悪よのぉ」 京太郎「いえいえ、三尋木さんこそ」 白糸台監督(私のことも考えてよ……) 京太郎「で、抹茶パフェか」 咏「おう!」パクパク 京太郎「よく入るな」 咏「和食は別腹だぜ!知らんけど!」 京太郎「そういえば、咏ってさ」 咏「ん?」パクパク 京太郎「好きな人っているのか?」 咏「…」パクッ… 咏「は!?」 京太郎「な、なにをそんなに驚いているんだ」 京太郎「ひょっとして、いるのか?」 咏(ど、どういうことだよ…前にも聞いて来なかったか?) 咏(それでも…まだきいてくるってことは……///) 咏(そ、そんなわけないない!) 咏(……知らんけど) 咏(なんか顔が赤いしっ!) 咏「の、ノーコメントで!」パクパク 咏「ご、ごちそうさま!」ガタッ 京太郎「う、咏?」 咏「じゃ、じゃあ私ちょっと抜けるな!」タッタッ 咏(ひとまず退散だ!) 京太郎「うーん、腹でも下したのかな」 白糸台監督「えー、これで白糸台、三箇牧合同合宿は終了とさせていただきます……」 白糸台監督(もう今月用の生活費無くなったよ、かっこつけるんじゃなかったよ……) 白糸台監督「はい、解散……」 「「「お疲れ様でしたー!」」」 白糸台監督(なんでこんなに元気なんだよ……) 京太郎「さてと、荷物も持ったし、帰るか…ん?」 やえ「な、なあ」 京太郎「どうしたんですか?」 やえ「こ、これ」つメモ 京太郎「これは…メアドと電話番号ですか?」 やえ「か、勘違いするなよっ!須賀からメールを送ってきてもらえたら嬉しいなぁ、なんて」 やえ「これっぽっちも思ってないんだからな!」 京太郎「は、はぁ……じゃあ帰ったら送りますよ」 やえ「ほ、本当か?マジか?ガチか?」 京太郎「リアリーです」 ―――――――――――――――― 京太郎「今度こそ駅へ!」 淡「きょ、京太郎、これあげるから」 京太郎「お前も、連絡先か?」 淡「そ、そうよ、悪い?」 京太郎「悪くないって、むしろ嬉しいよ」 京太郎「ありがとな」ナデナデ 淡「えへへ……って、頭をなでるな!」ゲシッ 京太郎「痛っ!」 ―――――――――――――――― 尭深「須賀君…これ」 京太郎「これって……鷹!?」 尭深「そう、尭深だけに」 京太郎「なんだ、おもちゃじゃないですか」 尭深「はい、これ」 京太郎「ああ、連絡先ですか」 尭深「うん、須賀君とは同じ匂いがする」 尭深(戒能プロからするのは、きっと気のせい) 京太郎「あれ、じゃあどうして鷹?」 尭深「キャラは大事」 京太郎「そ、そうですか……」 京太郎「今度こそ…あ、これは牌のお姉さんこと瑞原プロのホログラフィックカードじゃないか!」 京太郎「まさか落ちてるなんて……」 ヒュン 京太郎「う、動いた!?って」 京太郎「誠野さんですか……」 誠子「亦野誠子だ、混ぜるんじゃない」 京太郎「で、あなたもなんですか?」 誠子「も?なんのことか知らないが、小走先輩からお前の話を聞いた、そして心を変えた」 誠子「私は間違っていたんだ、だから今謝らせてくれ」 誠子「すまなかった」ペッコリン 誠子「それと、これが私の連絡先だ」 京太郎「結局そうなるんですか」 ―――――――――――――――― 明華「スーガくん!」 京太郎「あ、雀さん、合宿は楽しかったですか?」 明華「うん!ありがとネ!」 明華「そだ!これ私ノ連絡先!」 京太郎「あ、どうも」 明華「着メロハ、pretty flyだヨ!」 京太郎「考えておきますね……」 京太郎(いけない、また…)モゾモゾ ―――――――――――――――― 宥「あったかかったな~」ホクホク 京太郎「そういえば、松実さんはどうやって帰るんですか?奈良ですよね」 宥「玄ちゃんが迎えに来てくれるから大丈夫だって~」 宥「玄ちゃんってば『おまかせあれ!』って張り切っちゃってね~」 京太郎「そうなんですか……」 京太郎(どうしよう、不安しかない……) 宥「あ、そうだ、これ」 京太郎「また連絡先ですか……」 宥「困ったことがあったら頼ってね、私、おねえちゃんだから」ニコッ 京太郎「は、はい!」 【その頃、青梅】 玄「白糸台ってどこぉ、おねえちゃ~ん」グスッ 【清々荘】 霞「これで遠征は終わりよ!」 霞「あと3週間後には地区予選があるわ、そして全国に進むために倒さなければいけないのは千里山!」 霞「あの子たちは強い、でもあなたたちはもっと強いわ!」 霞「自信をもって、全力以上であたりましょう!」 「「「「おー!」」」」 【6月第4週 遠征】終 【7月第1週 平日】 京太郎「須賀京太郎の朝は早い」 京太郎「この人はいつまでここにいるんだろうか」 良子「ぼっちじゃない……けっ…して…」Zzz 京太郎「しかし、もう地区予選か、早いな」 京太郎「学校ももう3か月か」 照「感慨深いね」ウンウン 京太郎「久しぶりだな」 照「どうだった、白糸台は」 京太郎「いいところだったよ」 照「そうか……」 京太郎(もう会話終わり!?) 京太郎「照って合宿中なにしてたんだ?」 照「合宿中は……本読んで、お菓子食べて」 照「本読んで、お菓子食べて」 京太郎「わかった、もういい」 照「あ、寝てたな」 照「風呂にも入ったし、トイレもした」 京太郎「そりゃそうでしょ」 照「みんな…元気だった?」 京太郎「みんな……ああ、元気だったぞ」 照「そう……」 照の好感度が上がった! 京太郎「昼だ!どこで食べよう!」 京太郎「今日はトイレで食べてみるか」 京太郎「どんな感じなんだろうな」 京太郎「ん?清掃中?」 良子「ソーリー、今から始めるから少しウェイト……」 京太郎「なんでここにいるんですか」 良子「ふっふっふ、私は今日からここでアルバイトなんだ!」 京太郎「バイト?プロなのにですか?」 良子「まあ暇だからな、それで須賀くんはトイレに何をしに来たんだ?」 京太郎「大きいか小さいかしかないでしょ、ふつう」 京太郎「今日は食べに来たんですけど」 良子「食べる!?ビッグ・ベンを!?」 京太郎「トッププロが何言ってるんですか」 良子「今はバイトだ!」 京太郎「これですよ、弁当」 良子「なんだ、そういうことか、じゃあこの後私と食べに行かないか?」 京太郎「いいんですか?」 良子「時間はたっぷりあるからな!」 京太郎「威張っていえることじゃないのですが、それは」 良子「というわけで、空き教室だ!」 京太郎「鍵がかかってたはずですが……」 良子「三箇牧高校の作業員である私が持っていない鍵など、ノー!」 京太郎「そうですか、そういえばその作業着ってここの制服みたいですね」 京太郎「なんとなくナース服みたいな感じがします」 良子「そ、そうか……どう思う?」 京太郎「はい、可愛いと思いますよ」 良子「そうか……えへへ///」 京太郎「そうだ、戒能さんってチャットやってません?」 良子「チャット?」 京太郎「マージャンアートオンライン略してMAOのチャットルームですよ」 良子「ああ、まあ一応はな」 京太郎「そこで『かいのー』っていうハンネでぼっち部屋にいませんか?」 良子「ど、どうしてそのことを!?」 京太郎「どうしても何も、完全に戒能さんじゃないですか、名前からして」 良子「は、恥ずかしい……」 京太郎「特定されて、ストーカーとかされたら危ないので、なるべくああいう名前は避けた方がいいですよ」 良子「そ、そうなのか?」 京太郎「よく知りませんが、そういうのが多いらしいですよ、最近」 良子「そ、そうかじゃあ改名しなくては……どうしよう」 京太郎「そうですね、『戒能プロは俺の嫁』とか?」 良子「そそそ、それはどういう意味だ!?///」 京太郎「いや、冗談ですって」 良子「なんだ、嬉しかったじゃないか」ボソッ 京太郎「何か言いました?」 良子「いや、なんでもないぞ!さあ早くランチを食べよう!」 京太郎「はい、そうですね」 京太郎「よく考えると、戒能さんと二人っきりだったのか」 京太郎「惜しいことをしたな…」 京太郎「久しぶりの日常な気がする」 京太郎「地区予選も近いしやっぱり部活に行かなきゃな」 京太郎「そうこうしているうちにもう部室の前か」 京太郎「開け、ゴマ!」 扉「」シーン 京太郎「ま、そりゃそうか」 京太郎「ああ、懐かしの部室よ!」 霞「この1か月全く来てなかったものね」 郁乃「これはもうお仕置きやな~」 京太郎「なんですかその縄は!」 京太郎(ここは、照に頼る!) 京太郎「照!特訓しようぜ!」 照「えっ?わ、わかった」 京太郎「うがーっ、全然できねえ!」 照「落ち着いて、はいミルクティー」 京太郎「おお、あんがと」コクッ 京太郎「あれ、なんだか眠気が……」 京太郎「……」Zzz 照「これでよかったの?」 郁乃「上出来上出来~」 京太郎「目が覚めたら公園にいた」 京太郎「何を言ってるか(ry」 京太郎「何をされたんだ?さっぱりわからない」テクテク 京太郎「ん?あの人は……」 豊音「あ、須賀くーん!」ブンブン 京太郎「どうも姉帯さん、こんにちは」 豊音「こんにちはー、また会えてちょー嬉しいよー」 京太郎「まだ大阪にいたんですか?」 豊音「うん、先生の付き合いでちょっとね」 京太郎「へぇ、いつごろまでなんですか?」 豊音「あーそれがね……」 豊音「もう今日で帰っちゃうんだ……」 京太郎「えっ、そうなんですか」 豊音「うん……せっかく須賀くんに出会えたのにね」 京太郎「じゃあ、岩手に帰ったらメールくださいよ!」 京太郎「もちろん、俺からも送りますよ!」 京太郎「離れてても友達は友達です!」 豊音「うん!うん!」 豊音「わたし、須賀くんに会えてほんとーに良かったよー!」 豊音「ありがとーっ!」ダキッ メシッ 京太郎「あれ、今なんか変な音がががががが」メキッメキメキメキ 【7月第1週 平日】終 【7月第1週 休日】 京太郎「朝かー」ノビー ゴキッ 京太郎「痛っ!」 京太郎「姉帯さん締め付けが強いんだよなぁ」 京太郎「朝はどうするかな」 【中心街の雀荘】 京太郎「バイトに来たぞ!」 由子「よろしくなのよー」 京太郎「そういえば真瀬さんがいたんですね」 由子「ひょっとして忘れてたのよー?」 京太郎「いえいえまさか」 おっさま「今日も頑張っていこなー」 京太郎「はい!」 カランコロン 京太郎「いらっしゃいませー」 シロ「はい、どうも……」 シロ「……涼しい」 京太郎「あ、あのーどの卓に入りますか?」 シロ「え?」 京太郎「ここ、一応雀荘なのですけど」 シロ「打たなきゃ…いけないのか……ダルいな…」 シロ「でも、涼しいんだよな……」 シロ「うーん……」 京太郎(不思議な子だなぁ) シロ「あ」 京太郎「どうしました?」 シロ「考えるのも…ダルい……」 京太郎(気力なさすぎるでしょ!) 京太郎(どうしたものか……) 京太郎「おい、俺と打てよ」 シロ「ダル……」 シロ「え……?」 京太郎「だから、俺と打てって言ってんだよ!」バシーン! おっさま「はいストーップ、そこまでや」 おっさま「なあお客さん?ここは入ったら1回打つまで出られないんです」 おっさま「だから打って行ってくれます?」 シロ「……ダルいけど…わかった」 おっさま「そんでメンツは……あ、真瀬ちゃんちょっと来てや」 由子「はいなのよー」 おっさま「これで揃ったな」 京太郎「じゃあ、始めましょうか」 シロ(……なんだか) シロ(ダルいことになったなぁ……) シロ(ダルい……) シロ(トシさんがギャルになったとか豊音が言うからみんなで来てみたのに……) シロ(早く終わらせて休憩しよう……) 開局 シロ(テンパイ……もっと伸びるかな…) シロ(ダルいけど……) シロ「ちょいタンマ」 【マヨヒガ】発動! 京太郎「ポン」 京太郎「ロン、白のみで1500です」 おっさま「はいよ~」 シロ(この人…早い人なのかな……) シロ(そうであろうと、そうでなかろうと、ダルくなりそうだな……) シロ(次は様子見……) 東1局1本場 親 京太郎 26500 由子 25000 おっさま 23500 シロ 25000 京太郎(タンヤオドラ1、ちょうどいい手で聴牌したけど…)スチャ 京太郎(これ、じゃないな)タン おっさま(どうやら順調みたいやな) おっさま(でも、そう簡単にはいかせないで) 京太郎(こい!)スチャ 京太郎(……違うか)トン おっさま「それ、ロンや。メンゼン三色、2000の1本場は2300」 京太郎「なっ……」 東2局 京太郎 24200 親 由子 25000 おっさま 25800 シロ 25000 由子(この親番、ものにするのよー)フンス 由子(とは言ったものの、もうこれで流局なのよー) 由子(ノーテンだし……)トン 京太郎「ロン、河底のみ、1000です」 由子「ホ、河底?」 由子「そ、それはちょっとあんまりなのよー……」ノヨヨ 由子(と、見せかけて) 由子(これで須賀くん対策はばっちりなのよー) 由子(ふっふっふ、これで須賀くんを泣かせてあげるのよー) 【対抗策】発動! 由子が【黄金の回転】をコピーしました 東2局 京太郎 25200 由子 24000 親 おっさま 25800 シロ 25000 由子(おお、急に牌がよく来るようになったのよー) 由子(ナイス対策!なのよー) 由子(このまま和了るのよー!) 京太郎「ツモ、300・500です」 由子「」 オーラス 京太郎 26300 由子 23700 おっさま 25300 親 シロ 24700 由子(対策…どこで間違ったんやろ……) シロ(聴牌できないなぁ…) おっさま(ずいぶんと静かな卓やな) 京太郎「よし、ツモ、300・500です!」 由子「……」 シロ「……」 終局 京太郎 27400 おっさま 25000 シロ 24200 由子 23400 京太郎「えーっと、その…おつかれさまでした」 由子「おつかれなのよー」 シロ「どうも……」 カランコロン 豊音「シロ、ここにいたんだー!」 シロ「豊音……」 豊音「みんな心配してるから帰ろーよ!」 豊音「って、須賀くん!?どうしてここに?」 京太郎「また会えましたね」 豊音「うん、あ、紹介するよーこの子は小瀬川白望ちゃん、みんなはシロって呼んでるんだよー」 シロ「ダル……」 豊音「それで、こっちが須賀京太郎くんだよー」 京太郎「そういえば、挨拶してませんでしたね」 シロ「……別に、いい」 シロ「君は、豊音の友達なの?」 京太郎「はい」 シロ「じゃあ、豊音と仲良くしてあげて……」 シロ「豊音、須賀くんに私の連絡先渡しておいて」 豊音「どうして自分で渡さないのー?」 シロ「…ダルい、から……」 京太郎「よし、午後も頑張っていくぞー!」 由子「今度こそ、今度こそは!なのよー」 カランコロン 京太郎「いらっしゃいませー」 由子「いらっしゃいなのよー」 煌「こんなところに雀荘があるとは、すばらです!」 煌「それでは早速打ちましょう」 煌「そこのお二方、私と打ってくれませんか?」 京太郎「え、俺たちですか?」 煌「あなた方の他にどなたかいらっしゃると?」 京太郎(また、なんか変な人が来たな……どうしよう) 京太郎「飛んでも知りませんよ?」 煌「おや、それは楽しみですね」 煌「申し遅れました、私は新道寺女子2年、花田煌と云います」 京太郎「俺は三箇牧高校の1年、須賀京太郎です」 由子「私は姫松の3年の真瀬由子なのよー」 煌「おお、あの姫松高校の方でしたか、いやぁ、実にすばらです!」 おっさま「お、またやるんか?わいも混ぜてくれへん?」 京太郎「はい、どうぞどうぞ」 開局 京太郎「ツモ、300・500!」 京太郎(何かを出し抜いたような気がする) 京太郎(この調子だ!) 東2局 由子 24500 親 京太郎 26100 煌 24700 おっさま 24700 京太郎「ロン、2900です」 煌「ふむ……一発とは、すばらです!」 由子(それあなたが振り込んだだけやないか……) 東2局1本場 由子 24500 親 京太郎 29000 煌 21600 おっさま 24700 由子(対策、対策なのよー)トン 京太郎「ロン、5800の1本場は6100です」 由子「もうっ!全くダメなのよー」 【対抗策】発動! 由子が【黄金の回転】をコピーしました 東2局2本場 由子 18400 親 京太郎 35100 煌 21600 おっさま 24700 煌(和了る度に点数が上がっていく……この打ち筋は) 煌(たしか春に部長と打った、宮永照) 煌(彼女にそっくりですね……) 煌(ならば、今のところは様子見あるのみですね!)トン 京太郎「ロン、7700の2本場は8300です」 煌「はい、ただいま」 東2局3本場 由子 18400 親 京太郎 44400 煌 13300 おっさま 24700 京太郎「よし、3本場だ!」 由子(やっぱり配牌もいいけど……あれ?配牌一向聴なのよー) 由子(でも、役無しなのよー……) 由子(あ、来た) 由子(これで聴牌…リーチは……しないでおくのよー)トン 煌(宮永さん同様、点数に制限があるのならば、必ず無理をする) 煌(そこを狙い打ちますよ!) 由子「ツモ、600・800なのよー」 煌「すばっ!?」 東3局 由子 20400 京太郎 42600 親 煌 21000 おっさま 15800 由子(ようやく対策がうまくいった気がするのよー) 由子(この調子で……あれ、これって) 由子「リ、リーチなのよー」 煌(ダブリーとは、なんたるすばら!) 京太郎(こんなの当たったら事故だっつーの!)トン 由子「それなのよー、ダブリー一発タンピン一盃口で12000なのよー」 京太郎「」 オーラス 由子 32400 京太郎 30600 煌 21000 親 おっさま 15800 京太郎(勝ちたい…1位になりたい……) 京太郎(幸い真瀬さんとの点差は1800、出和了でまくれる) 京太郎(で、今聴牌、一盃口のみ) 京太郎(どれを切るか……) 煌(うぅむ、微妙な配牌ですねぇ) 煌(須賀さんがもう張ったようなので、降りておきましょう) 煌(真瀬さんもなかなか侮れないですしね) 由子(張ったのよー、メンタンピンドラ1) 由子(ここはダマで……これを) おっさま「ノーテンや」 由子「テンパイなのよー」 京太郎「テンパイです」 煌「ノーテンです」 京由(*1) 終局 由子 33900 京太郎 32100 煌 19500 おっさま 14300 煌「おつかれさまでした」 京太郎「お疲れ様でした」ハァ 由子「おつかれなのよー」ハァ 煌「真瀬さん!あなたのあの逆転の跳満、すばらでした!」キラキラ 由子「あ、ありがとうなのよー」 煌「そして須賀くん、連続和了、すばらでした!あなたが今日のモストバリアブルスバラ、略してMVSです!」 煌「あと、携帯をお借りしても?」 京太郎「はい、どうぞ」 煌「ありがとうございます。それでは…」ピローン 煌「はい、これが私の連絡先です」 京太郎「あ、どうも」 煌「また機会があれば打ちましょう」 煌「それでは、さらばですー!」フリフリ カランコロン 京太郎「いい人、だったのかな?」 由子「お客様は神様なのよー」 おっさま「その言葉は正しいんやけど、使い方間違うとるな」 おっさま「2人とも、今日もご苦労やった、これがバイト代や」 京太郎「ありがとうございます」 おっさま「じゃあ、おつかれさん~」 京太郎「バイトが終わったので帰ってきた」 京太郎「財布があったかくなった気がするな」 京太郎「さて、これからどうしようかな」 京太郎「霞さんの家で特訓だ!」 霞「もう少し静かにしましょうか」 京太郎「はい……」 霞「みんな中で打ってるけど、どうするの?」 京太郎「みなさん来てるんですか?」 霞「地区予選前だもの、良子さんもいるわよ」 京太郎「そうですか……じゃあ」 ガララ 良子「ふぅ……」 京太郎「あ、戒能さん、今空いてますか?」 良子「ん、どうした?」 京太郎「俺と特訓してくれませんか?」 良子「ふむ、特訓か、私はいつでもウェルカムだが、私なんかでいいのか?」 京太郎「はい!戒能さんでなければダメなんです!」 京太郎「お願いします!」 良子「わかった、わかったから」 憩(京太郎くん、戒能プロと何話とるんやろ…)キキミミ 良子「でも、どこでヤるんだ?」 京太郎「みんな中にいるんですよね?じゃあ俺の部屋でヤりましょうか」 良子「ふ、二人っきりでか……?///」 京太郎「?もちろんじゃないですか」 憩(京太郎くんと戒能プロがヤる!?京太郎くんの部屋で!?) 憩(そ、そんなん……) 憩(興奮するやん……///) 良子「須賀くんは、読んでいる教本とかはあるのか?」 京太郎「この、瑞原プロのとか、郁乃さんのとかですね」 良子「むっ、私のは無いのか?」 京太郎「書店には見当たりませんでしたけど……」 良子「うっ…これでも一応トッププロなのに……」グスッ 良子「こんなの……」 良子「こんなの、あんまりだああああああ!」ウワァァァン 京太郎「か、戒能さん!?」 京太郎「あの後、戒能さんを慰めて時間が無くなってしまった…」 京太郎「ま、帰るときにスッキリした顔をしてたから大丈夫だよな!」 夜 京太郎「そういえばテストしたり合宿行ったりで最近はご無沙汰だったな」 京太郎「合宿といえば…明華さんだよな」 京太郎「よし……」モゾモゾ 【7月第1週 休日】終 【7月第2週 平日】 京太郎「ふぅ……」 京太郎「久しぶりだから何回もやってしまった……」 京太郎「朝、それは1日の始まり」 京太郎「朝に誰かと出会って学校に行けるかどうか、それで今日1日が決まる」 京太郎「あるものは友達と」 京太郎「あるものは恋人と」 京太郎「その1日の始まりを人々は誰かと共有している」 京太郎「何を言いたいかというと……」 京太郎「俺も誰かと登校したああああい!」 エイスリン「!」ビクッ 京太郎「あっ、すみません……って、エイスリンさん!エイスリンさんじゃないですか!」 エイスリン「ア、アサカラビンビンダネ……」 京太郎「ビンビンじゃなくて元気と言いましょう」 京太郎「そういえば、エイスリンさんって日本に来てもう3か月ですよね、好きな日本の食べ物とかってあります?」 エイスリン「タベモノ……umm」 エイスリン「カスミガツクッタ、キントキマメ、オイナリサン」 エイスリン「チクワ、トカ?」カキカキ バッ |ちくわを咥えてピースをしているエイスリンの絵| 京太郎「え、えーっと、その絵は…」 エイスリン「チクワノエ?」ハテッ? 京太郎「」ビンビン 京太郎「朝は……いかんいかん妄想は抑えないと」 京太郎「昼飯はどこで食べようかな」 京太郎「中庭に来たぞ」 ワイワイ ヤイノヤイノ ブヒーッ 京太郎「いつも賑やかだよな、恋人同士……」 京太郎「ん、あれは……」 エイスリン「……」カキカキ 京太郎「エイスリンさん!」ガバッ エイスリン「ワッ!」バシーン 京太郎「うわっ!」 エイスリン「ダイジョウブ?」ナデナデ 京太郎「痛たた、あ、もう大丈夫ですよ」 エイスリン「ホントウニ?」 京太郎「はい、もともと俺が悪かったんですし」 エイスリン「ソノ……ゴメンネ」 京太郎「謝らなくていいですよ」 京太郎「さっきも言ったように俺が悪かったんですから」ナデナデ エイスリン「……ン」 エイスリン「アリガト……」 【放課後】 京太郎「来週には地区予選が始まるのか」 京太郎「どんな人がいるかが楽しみだな!」 京太郎「やっぱり部活に行くべきだよな!」 京太郎「俺が出れるのは個人戦だけだけど、勝ちたい!」 京太郎「手に入れるんだ!力を!」 京太郎「勝つための力を!」 京太郎「よし、憩さんと特訓しよう!」 京太郎「憩さん、憩さん」 憩「!」ビクッ 憩「な、なんや?」 京太郎「?どうしてそんな後ずさりをするんですか?」 憩「いや、なんでもないで~」 憩「で、なんや?」 京太郎「憩さんと特訓しようと思いまして!」 憩「と、特訓!?って何の特訓?」 京太郎「麻雀に決まってるじゃないですか」 憩「あ、そ、そうやな!それしかないもんな!」 憩(アカン、想像してもうた……) 京太郎「じゃ、こっちでやりましょうか」 憩「う、うん」 憩(後で穿き替えんと…) 京太郎「そういえば、憩さんのそのピキーンってなるやつ、俺にもできないですかね」 憩「え、これ?」ピキーン 京太郎「なんだかかっこいいなーって」 憩「そ、そうかな……?///」 京太郎「どうですかね?」 憩「んー、一応やってみよか」 京太郎「はい、お願いします!」 京太郎「部活終わりーっ!」 京太郎「さて、帰りはどうするかな」 京太郎「街に行ってみるか」 京太郎「懐があったかいからコンビニに来たぞ」 京太郎「なにを買おうかな……」 京太郎「ティッシュを買っておくか、昨日みたいに使いすぎてなくなったら困るからな」 明華「須賀、クン?」 京太郎「あれ、雀さんじゃないですか」 京太郎「どうして大阪に?……って雀さん!?」 明華「ンッ」ビクッ 京太郎「すみません、驚いたものでつい」 明華「ダ、ダイジョーブダヨ」 明華「少シ、歌の用事で来タンダ」 京太郎「歌?」 明華「CDとか、出シテルヨ」 明華「2週間くらい大阪にイテ、コンサートシタリ、サイン会シタリスルンダ!」 京太郎「何それ凄い」 明華「良カッタら、須賀クンも来て!ミンナと一緒に!」 京太郎「はい、考えておきますね」 明華「ソーイエバ、須賀クンは何を買ッタの?」 京太郎「ああ、ティッシュですよ」 明華「ソノ袋は?」 京太郎「袋?何だ?」 近藤さん「チィーッス、お買い上げアリシャース」 京太郎「は……!?」 【7月第2週 平日】終
https://w.atwiki.jp/sangamaki/pages/32.html
. 京太郎「これで今日の授業終わりーっと」ノビー 咏「きょうたろー部活行こうぜー」 淡「部活行こー!」ガシッ 京太郎「ぬおっ!いきなり乗るなよ淡!」 淡「淡ちゃん専用きょーたろー号発進ー!」 京太郎「淡、かはっ、首…首」 淡「あーごめんごめん」 京太郎「げほっ、げほっ、はぁーぜぇー」 淡「大丈夫?」 京太郎「大丈夫だ」 淡「なら行こー!どひゅーんって!」 京太郎「へいへい」タッタッ 淡「きょーたろー遅いぞー」ユラユラ 京太郎「暴れるな、暴れるなって」 京太郎(背中に少しだけ当たってんだよ!) 淡「ごーごー!」 咏「………」ピキピキ 淡「きょーたろー、のーせーて!」 京太郎「ん、いいぞ」 淡「えへへ~、じゅーでんじゅーでん!」 京太郎「邪魔だけはするなよ」ナデナデ 淡「むふぅ~しょうがないな~」 照(充電……) エイスリン(ナデナデ……) エイ照(ウラヤマシイ!)(羨ましい!) 京太郎「んーっと……ここは」ズズッ 淡「こっち切っちゃおうよ!あとお茶ちょうだい!」 京太郎「はいよ」 淡「んーあったか~い」ズズッ 淡「そんでもっておいしい!」 京太郎「ん、そりゃ良かった」 郁乃(間接キスか~それはちょ~っと)ゴゴゴゴ 憩(許せへんなー)ゴゴゴゴ 京太郎「!?」 淡「ん?どうかした?」 京太郎「い、いやーなんでもないぞーあはは」 淡「へんなきょーたろー」モフモフ 五人「ぐぬぬぬぬ」 エイスリン「タイサクカイギ!」 咏「たっく、淡はやっぱり許してらんないよねぃ」 エイスリン「ゼッタイニユルサナイ!」 憩「せやせや、あんなうらや……こほん、真面目にやってほしいですーぅ」 照「郁乃、今どんな感じ?」 郁乃「京太郎くんはず~っと淡ちゃんの頭なでてるで、淡ちゃんは京太郎くんに抱きついて寝とるよ~」 エイスリン「アノドロボウネコ!」 憩「どこでそんな言葉覚えたんや……って何観てはるんですか?」 郁乃「京太郎くんと淡ちゃんの部屋の映像やで~」 咏「いつの間にそんなもん……」 霞「あらあら、みんなして何やってるの?」 エイスリン「テンチュウ!」 照「淡を排除する」 咏「どうやったら淡を消せるかな~ってねぃ」 霞「やたら物騒なのは気のせいかしら……」 郁乃「でもいくら何でもやりすぎやで~、朝も昼も夜も食べさせ合いっこ、一緒にいるときは大抵おんぶか手ぇ繋いで」 照「部活中もあんなに好き放題にやって」 エイスリン「コレデイカレズニイラレルダロウカ!イイヤイレマイ!」 霞「まあ、でもあの子たちは姉弟だからしょうがないんじゃないの?」 咏「しょうがなくなんかねぇだろ、京太郎は淡だけのもんじゃねーっての…………って」 「姉弟!?」 霞「そうよ、京太郎くんの生き別れの双子のお姉さんが淡ちゃんなんですって」 郁乃「せやな~確かに二人とも金髪やし~……ってんなわけあるかい!」 照「そんな話聞いたことない」 エイスリン「パツキンナラ!ワタシガアネノカノウセイモビリューシレベルデソンザイスル?」 憩「せやから部屋も同じだったん?」 霞「そう、淡ちゃんがここに越してくるときに京太郎くんがね」 京太郎『淡にはこのこと黙っておいてください!』 霞「ってね、淡ちゃんも淡ちゃんで」 淡『きょーたろーには秘密だからね!』 霞「って、二人とも好き合ってるのに距離をはかりかねてるのよ」 霞「京太郎くんは」 京太郎『淡はああ見えてよく物事考えてるんです、俺と姉弟なんてわかったら、きっと距離をあけようとする』 京太郎『だから、伝えられなくって、伝えたくないんです』 霞「淡ちゃんの方は」 淡『きょーたろーに姉弟だって言ったら結婚してもらえないし付き合ってすらもらえなくなる!』 淡『わたしはそんなのイヤ!』 霞「って、いいすれ違いよね、見てるこっちが恥ずかしいわ」ウフフ エイスリン「カンショウニヒタッテンジャネエヨババア」 照「姉弟の絆なんて引き裂いてナンボ」 憩「二人とも言葉悪ぅない?」 咏「あーあ、まっ、潔く諦めるとすっかねぃ」 郁乃「せやね~しゃあないわ~」 淡「きょーたろー!どの服がいい?」 京太郎「こっちでいいんじゃないか?」 淡「えーこっちの方が可愛いよー」 京太郎「なら聞くな」ペシッ 淡「あうっ」 淡「きょーたろー!食べさせてー!」 京太郎「はいよ、あーん」 淡「んふふ、おいしっ!」 京太郎「そっか、そりゃよかった」ナデナデ 淡「うんっ!」 淡「きょーたろー!なでなでしてー!」 京太郎「よしよし」 淡「えへへ、きょーたろー」 京太郎「なんだ?」 淡「きょーたろーは、私のこと、好き?」 淡「私はねー、きょーたろーが大好きっ!」ニパッ 淡「……すぅ……ぅ」ギュゥ 京太郎「…………」ナデナデ 京太郎「姉さん……か」 京太郎「好きだよ、淡」ギュッ 淡「ぁぅ…………ぇへへ」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6401.html
【6月第4週 休日】 朝 京太郎「咏に料理を作りに行くか」 京太郎「入るぞー」ガチャ 京太郎「咏ー?」 咏「へ?」マッパ 京太郎「Oh...」 咏「……~~!」 咏「で、出てけー!」 京太郎「気取り直してさ!グラタン作ろうぜ、な?」 咏「……いいよ、別に」 京太郎「じゃあ俺野菜切るから、咏は鮭とか切っといてくれるか?」 咏「わかった…」 京太郎「…」トントン 咏「……」トントン 咏「…なあ」トントン 京太郎「どうした?」トントン 咏「あのさ……私の裸、どう思った?」 京太郎「ブッ!」サクッ 京太郎「いってー、指切っちまったよ…」 咏「ちょっと貸して」 京太郎「え?何を」 咏「いいから…はむっ」 京太郎「待て、なぜ咥える!?」 咏「こうしたら血が早く止まるんだよ、知らんけど」レロレロ 京太郎「そうなのか…なんかくすぐったいな」 京太郎「それで……お前の、裸だっけか」 京太郎「俺は、きれいだと思ったぜ」 咏「え?」 京太郎「きれいだった、色も白くてきれいだったし、身体のラインも幼げできれいっつうか可愛かったし」 京太郎「たしかにお前は身長も、胸もないかもしれねえけど、俺はいいと思うぜ」 京太郎「そのままのお前が、いいと思う」 京太郎「さっきは急に入ったりして悪かったな」 京太郎「それで……お前はいつまで俺の指をなめてるんだ?」 咏「ぷはぁ、ふぅ……」 咏「そっか、えへへ…」 咏「ありがとな、京太郎」 咏「でも、胸が小さいまでは余計だったんじゃねえのかな?」ゴッ 京太郎「ひっ!」 京太郎「しかし、咏のあれは……なんか興奮したな」 京太郎「さてと、今日は何をしよう」 朝 京太郎「二度寝するかー」 京太郎「すぴーすぴー」 京咏「「いただきまーす」」 京太郎「うん、おいしいな」 咏「ま、この咏ちゃんがいれば当然だねぃ」 京太郎「うん、その通りだな!」 京太郎「ところでさ、どうして咏はいつも着物なんだ?」 咏「これかぃ?うーん、趣味みたいなもんかねぃ」 咏「この着物はあんまり高くないし、日常生活で使っても何ら問題ないんだよねぃ」 京太郎「そういえば、着物を着るときは下着を着けないって聞いたことあるけど、お前も着けてないのか?」 咏「うっ……それは……」 京太郎「まあ、都市伝説らしいけどな」 咏「え!そうなのか!?」 京太郎「あれ?知らなかったの?」 咏「うっ……」 京太郎「じゃあ咏は今ノーパンノーブラなのか……」 咏「そ、それ以上言うと、さ、刺すぞ!」 京太郎「えーいいじゃん、どうなんだよー」 咏「うう、うるせー!」ダダダダ 京太郎「よっと」ヒラリ 咏「うわっ」ドシーン 咏「痛てて」 京太郎(し、下がめくれてる……だと?しかも咏の尻はこちらを向いているってことは……) 京太郎「よっしゃ!花園やんけ!」 咏「ほえっ?」 咏「なんか尻がスースーす……」 京太郎「」グッ 咏「ななな///」カァァ 咏「で、出てけー!」 京太郎「Zzz……」 ――――――――――――― 京太郎「岩手に来たぞ!」 京太郎「冬だからか地面が凍ってて滑りそうだな」 ??「うわわっ」コケッ 京太郎「あ、大丈夫ですか?」 ??「う、うん、大丈夫だよ、ありがとねー」 京太郎「よかったら、これどうぞ」つハンカチ ??「いやいや!そんなのいいよー!お気になさらず、ね?」 京太郎「はい」 ??「君、名前は?」 京太郎「俺ですか?俺は、須賀京太郎といいます」 京太郎「あなたは?」 ??「私はねー」 ―――――――――――― 急に、夢が変わった 京太郎「ここは……奈良か、まあ適当に歩いてみるか」 京太郎「桜がきれいだな、お、あんなところに学校がある」 京太郎「きれいな学校だな…でも誰もいないみたいだ」 京太郎「ん?麻雀部?」 ?「わ!ふ、不審者なのです!」バシッ 京太郎「痛っ!」 ?「か、観念するのです!えいっえいっ!」ベシッベシッ 京太郎「痛いですって!人の話を聞いてくださいよ!」 ?「は、はい!」 ?「なるほど、それで君はここに迷ってしまった…と」 京太郎「はい、さっぱりわけがわからないんですよ…」 ?「そういうことなら、私におまかせあれ!」 ?「えーっと、名前、何でしたっけ」 京太郎「須賀です、須賀京太郎」 ?「そうなのでした!それでは須賀君!阿知賀の観光案内はこの―――におまかせあれ!」 そして、夢は終わる ―――――――――――― 京太郎「……ん」 京太郎「なんだか色々な夢を見た気がするな……」 京太郎「ふぁぁ、よく寝たな」 京太郎「さて、昼は何をしよう」 京太郎「散歩でもするかー」 京太郎「こうして、公園に来たわけだけど」 京太郎「昨日雨が降ったばかりだからか、結構水たまりが残ってるな」 京太郎「気をつけないと」 ??「うわわっ」コケッ 京太郎「ぬおっ、大丈夫ですか?」 京太郎(なんだ…この感覚……) ??「う、うん、大丈夫だよ、ありがとねー」 京太郎「よかったら、これどうぞ」つハンカチ 京太郎(まるで、夢と同じじゃないか……) ??「いやいや!そんなのいいよー!お気になさらず、ね?」 京太郎「はい」 ??「君、名前は?」 京太郎「俺ですか?俺は、須賀京太郎といいます」 京太郎「あなたは?」 京太郎(夢はここで変わったが…) ??「私はねー姉帯豊音っていうんだー」 豊音「ありがとねー、須賀くん」 京太郎「いや、俺は何もしてませんし」 豊音「そういえば、須賀くん……んー」 京太郎「どうしたんですか?」 豊音「なんか…今朝見た夢に出てきた人と似てるなーって」 京太郎「え?」 豊音「あはは、ただの気のせいなので、気にしないでー」 京太郎「あの、実は俺も……」 ―――――――――――― 豊音「えっー須賀くんもなのー!?」 京太郎「凄い偶然ですよね」 豊音「凄い!凄いよ!」 豊音「あ、そーだ!はい、これ!」 豊音「これ、私の連絡先!偶然さん同士仲良くしようね!」 京太郎「あ、ありがとうございます」 豊音(やったー!初めて自分から渡せたよー!) 豊音(これと、シロと塞と胡桃、トシさんとあの子の連絡先を合わせて7件目入手だよー!) 豊音「それじゃあ私もう行くね!ばいばい!」 京太郎「姉帯さんか……」 京太郎「なんか俺と似た感じの人だったな」 京太郎「さて、次は何をしよう」 京太郎「買い出しに行くか」 京太郎「魚屋に来たぞ!」 京太郎「今日の晩飯はどうするかな」 商品リスト 鰆 300円 特大マグロ 1500円 煮干し 300円 シュールストレミング 500円 京太郎「少し季節外れだけど鰆にするか」 京太郎「すいませーん鰆くださーい」 オッチャン「あいよ、毎度あり」 京太郎「夜は何をしようかなー」 京太郎「そういえば、麻雀とか勉強以外の目的だとあまりパソコン使ってないよな」 京太郎「久しぶりにやるか」 京太郎「何をしよう」 京太郎「そういえばいつもやってるネト麻のサイトにチャットルームとやらがあったな」 京太郎「行ってみるか」 京太郎「京、でログインして」 京太郎「へー色んな部屋があるんだな」 京太郎「どこに行こう」 【おもち談義部屋】 ドラロー:おもちイズザベスト!みんなでおもちの良さを語り合いましょう! トキ:なあ、おもちじゃなくて太ももの話していいか? ドラロー:もちろん!太ももも、おしりも腋も元をたどればおもちに行き着きますから! トキ:……何言っとるかさっぱりわからん すばらめ:まさか、こんな部屋があったとは……実にすばらです!おもちとは何なのかはわかりませんが、一つのテーマについて皆さんで語り合うという心意気、実にすばらです! ドラロー:それでは第1回おもち談義を始めましょう!1回目のお題は、こちら! 『日本一のおもちは誰?』 ドラロー:要は皆さんの一番好きなおもちを持っている人を挙げていき、その中で1位を決める、というものです! ドラロー:もちろん参考画像もお願いします ドラロー:そして、私の一番は、去年のインターミドル2位の、原村和ちゃん! トキ:ウチはりゅ…千里山の清水谷竜華やな ドラロー:ほうほう、確かにこれは、なかなかのなかなか こーこ:プロの中では断然瑞原プロですよね! トシベェ:そうだねぇ、私の一押しは、宮守の小瀬川白望だね、あれはなかなかの逸材だと思うよ こまきん:私は、元千里山の石戸霞ちゃんですね! トキ:これ…は、いやいやこんなんあり得んやろ…… ドラロー:おもちに限界はありません! 京太郎「なんだか面白そうだな、参加してみるか」 京太郎「そういえば前清澄に行ったときに原村さんから近くの旅館で撮った、とかいう写真を借りてたんだ」 京太郎「あった、これだこれ」 京太郎「これの少し外側に写ってる人のおもちがすばらなんだよなぁ」モゾモゾ 息子「呼んだ?」 京太郎「まだ引っ込んでなさい」 京太郎「名前は確か……松実宥って言ってたっけな」 京太郎「高校は…阿知賀とかだったっけ?」 京太郎「よし」 京さんが入室しました 京:俺の一押しはこの子ですね、松実宥さんっていうらしいんですけど ドラロー:ど、どうしてその画像を!? すばらめ:なるほど、これは確かにすばらです!厚着に隠されたあのおもち、私にはわかります、実にすばらです トキ:まあウチの竜華が一番なんやけどな トシベェ:いやいやシロちゃんの方が こまきん:いいえ!霞ちゃんです! こーこ:瑞原プロです!そうにきまってます! トキ:よし、お前ら麻雀するで、表出ろや、飛ばしたる トシベェ:おやおや、そりゃあいいねぇ こまきん:全力以上で当たらせてもらいます! こーこ:上等です! トキさんが退室しました トシベェさんが退室しました こーこさんが退室しました こまきんさんが退室しました すばらめ:それでは、私も すばらめさんが退室しました ドラロー:ねえ、京さん、少しいいかな? 京:なんですか? ドラロー:ここじゃあれだから ドラロー:これにメールしてくれるかな? 京:わかりました ドラロー:それじゃあまた後で ドラローさんが退室しました 京太郎「退室するか」 京さんが退室しました 京太郎「このアドレスでいいんだよな」 京太郎『京です、どうしたんですか?』 ドラロー『京さん、教えてほしいことがあるのですけど』 ドラロー『どうしてあの写真を持っているのですか?』 ドラロー『あの写真は私たちの宝物なのですけど、どうしてあなたが持っているんですか?』 京太郎「さて、どうしたものか」 京太郎『これ、実は原村さん―真ん中にいる人から預かっているんですよ』 京太郎『なんでも、友達がタコスを落としちゃったらしくって、それで写真が汚れて困っていたんですが』 京太郎『俺、大阪に住んでましてね』 京太郎『原村さん曰く、大阪に写真修復の達人がいるらしくって、その人に修復してもらうために俺が預かってたんですよ』 京太郎『とまあこういうわけです、ところで、あなたは?』 ドラロー『ふぅ~むなるほどなるほどなるほど~』 ドラロー『いやーてっきり京さんが原村さんから強奪したんじゃないかって思っていたのですけど』 ドラロー『私の早とちりみたいでした、ごめんなさい』 ドラロー『私は松実玄っていいます、和ちゃんの右に写ってます』 京太郎『ああ、この原村さんのおもちを狙ってる人ですか』 京太郎『俺の名前は須賀京太郎っていいます、写真はいりますか?』 玄『いえ、いいのです』 玄『大阪に住んでるんですよね?よかったら今週の水曜日に会えませんか?』 玄『お詫びをしたいのですが…』 京太郎『わかりました、水曜日ですね』 京太郎『俺が奈良に行きましょうか?』 玄『いえいえ、私からそっちに向かわせてもらうのです!』 京太郎『いいんですか?』 玄『おまかせあれ!』 京太郎『それじゃあ水曜日の16時に○○駅前に来てくれますか?』 玄『かしこまり~!』 京太郎「次は……ぼっち部屋に行ってみるか」 【ぼっち部屋】 とよねー:ぼっちじゃないよー とよねー:ここは、みんなで1人ぼっちの寂しい思いを分かち合うところだよー とよねー:みんなであったまろうねー 漆黒の堕天使mk.2.13:先週カラーコンタクト失くした…… はるる:私は黒糖を全部親戚に食べられた…… 最強☆ちゃん:私は変態に水筒盗まれていたらしいです…… とよねー:私は今日ようやく連絡先が7件になったよー 最強☆ちゃん:私は12件ですよ! 漆黒の堕天使mk.2.13:私は2件だけ…… はるる:私も親戚で50件だけ… こけしネクタイ:って、おい キング・カズ:ふっ、麻雀に友達など必要ない…… キング・カズ:まあ私も7件揃ったけどな! かいのー:私は4件だけ、もう20歳なのに…… かいのー:ノーウェイ、こんなことは許されない! 京太郎「やっぱり仲間ってものはいるんだな」ジーン 京太郎「さて、どうしよう」 京太郎「よし、俺も参加しよう!」 京さんが入室しました 京:俺だって、誰かと一緒に学校行ったり、誰かと一緒に昼飯食べるなんて、週1であるかないかだぜ…… かいのー:あるある、私も学生時代は誰かいないかなーって思って、レアーな場所で食べたりとかしてたな… 最強☆ちゃん:最近はもっぱらトイレで食べてますけど、あまりいませんね 漆黒の堕天使mk2.13:私に食事など必要では…ない…… こけしネクタイ:クラスメイトで同じ部活の部員がいるのに、毎日どっか行っちゃうし… とよねー:私は屋上で食べてるなー 京:俺も屋上ですね キング・カズ:私は中庭だな、猫とか犬とかと一緒に食べたのがいい思い出だ かいのー:私だって若者にフェイマスな店で食べたりしてるのに誰もよってきてくれない…… はるる:私も屋上……風が気持ちいい みんなで慰めあった! 【6月第4週 平日】 京太郎「今日は松実さんとの約束の日だな」 京太郎「張り切っていこー!」 京太郎「今日は、そのまま制服でいいか」 郁乃「どうしたん~?なんか幸せそうやけど」 京太郎「いえ、なんでもないですよ」 郁乃「そういえば~京太郎くん、どうして部活来ないん~?」 郁乃「せっかく良子ちゃん呼んでるのに~」 京太郎「え!?本当に来てるんですか?」 郁乃「郁乃お姉ちゃんは嘘は吐かへんよ~」 郁乃「あと、良子ちゃん今度の遠征も来るらしいで~」 京太郎「それ、大丈夫なんですか?」 郁乃「うん~確か~」 良子「え、遠征ですか!是非行かせてください!」 郁乃「もちろんええで~」 良子「やった!これでフレンドがインクリーズする!」 郁乃「って、言ってたで~」 京太郎「それは、楽しみですね」 京太郎「そうだ、郁乃さん、大阪の名所とか知ってます?」 郁乃「名所?」 京太郎「はい、俺大阪に来て3か月も経つのにあんまり大阪のこと知らないなーって思いまして」 郁乃「せやな~私のオススメは、海遊館やな~」 京太郎「海遊館?」 郁乃「大きい水族館やで~」 京太郎「へ~、郁乃さんは何が好きなんですか?」 郁乃「ビーバーちゃんとか、カワウソちゃんとかやな~あ、でも一番はクラゲちゃんかな~」 京太郎「め、珍しいですね」 郁乃「そう~?けっこう可愛いと思うんやけどな~」 郁乃「せや!今度一緒に行かへん?」 郁乃「郁乃お姉ちゃんが京太郎くんに大阪を教えたるで~」 京太郎「お、いいですね、じゃあ行きましょうか」 郁乃「うんうん、いこいこ~」 京太郎「昼飯はどこで食べようかなー」 京太郎「今日も屋上に来たぞ!」 ヒュルル 京太郎「あー風が」 ??「きもちいー」 京太郎「え?」 ??「え?」 ??「うわわわ!ソ、ソーリーソーリー」 京太郎「いえいえこちらこそ!」 京太郎「って、あれ、あなたは……」 京太郎「戒能プロじゃないですか!」 京太郎「うわっ!俺、ファンなんですよ!」 良子「ウェイト!ちょっと待つんだ!」 良子「とりあえず、自己紹介からしようじゃないか、物事には順序というものがあるんだ」 京太郎「それもそうですね、俺は須賀京太郎、麻雀部に入っています!」 良子「わ、私は戒能良子、一応プロ雀士…となるのかな?」 京太郎「戒能プロに会えて光栄です!テレビで見るよりもずっとお綺麗なんですね!」 良子「き、綺麗だなんてそんな……」 良子「ところで君は、どうしてここに?」 京太郎「ああ、俺、あんまり人と一緒に食べることなんてないんですよ」 京太郎「だから、誰かいるかもしれないって奇を衒ってここに来てるんですよ」 良子「き、きみ、それはトゥルーなのか?」 京太郎「はい、お恥ずかしながら」アハハ 良子「わ、わ、うわぁ!」ダキッ 京太郎「へ!?」 良子「うわあああん、嬉しいよおおおおお!」ポロポロ 京太郎(なんだこの状況!?戒能プロが俺に抱き着きながら泣いてる!?) 京太郎(こんなところ誰かに見られたら……) 郁乃「良子ちゃんいる~?」ガチャ 良子「うわあああああん!」 郁乃「……」 郁乃「ごゆっくり~」 京太郎(見られたーーー!) 良子「ヒグ…ヒグ……」 京太郎「ハンカチ、要ります?」 良子「うん、センキュー」 京太郎「落ち着きました?」 良子「うん…」 京太郎「えと、いきなりどうしたんですか…?」 良子「実は……私も、その、ぼっちなんだ…」 良子「私…生まれたのは日本なんだけど、3歳から海外に住んでいたんだ」 良子「日本に戻ってきたのは今の君と同じくらいの頃だったかな」 良子「私はクール、というかなんだか素っ気ない態度を取ってるように見えるだろ?」 京太郎「確かに、大会のインタビューとかでもそんな感じでしたね」 良子「だからか、あまり誰も寄り付かなくてな……」 京太郎「それで、今までずっとぼっちだったということですか?」 良子「イエス、これが君の憧れの戒能プロなんだ、幻滅したか?」 京太郎(ふむ……つまり、俺と同類だったのか) 京太郎(何と言おう) 良子「従妹の春は姫様や他の分家の子たちと仲良くしてるのにな…」 京太郎(……うん、そうだよな) 京太郎(一人ぼっちは、寂しいもんな) 京太郎「よし!」 京太郎「それなら!俺が!」 京太郎「戒能プロの友達になります!」 京太郎「心のよ須賀となります!」 京太郎「だから、戒能プロはぼっちじゃないです!」 京太郎「泣かなくてよいのです!」 京太郎「戒能プロの友達は!この須賀京太郎におまかせあれ!」 良子「ポカーン」 京太郎「ど、どうですか?」 良子「ふ、ふふっ、ありがとね須賀くん」 良子「それにしても、ふふっよ須賀って、ふふっ」 京太郎「わ、忘れてください!」 良子「ノーウェイだねー!ふふっ」 京太郎「もう!絶交しますよ!」 良子「そ、それは……」シュン 京太郎「冗談ですよ、そんなことするわけないじゃないですか」 良子「リアリー?」 京太郎「リアリーです」 良子「よ、良かったぁ」グー 良子「あ///」 京太郎「一緒に食べます?弁当は?」 良子「実は、持ってきてないんだ…」 京太郎「じゃあ、はい」つウインナー 良子「いいのか?」 京太郎「友達ですしね」 良子「それじゃ、はむっ」 良子「うん……」ゴクッ 良子「ありがとな、須賀くん!」 郁乃(最近良子ちゃんが伸び悩んでるって松山の監督から相談されてたから) 郁乃(こうして良子ちゃんを昼飯で釣って同志の京太郎くんに会わせてみたけど~) 京太郎「おいしいですか?戒能プロ?」 良子「プロはニードノットだよ、須賀くん」 京太郎「わかりましたよ、戒能さん」 京太郎「じゃあ、連絡先交換しましょうか」 良子「その……どうやってやるのかがわからないんだが……」 京太郎「こうすれば…いいんですよ」ピローン 良子「わ!ありがとう!」 良子「これで5件目ゲットだ!」 郁乃(うん、計画通りみたいやな~) 京太郎「まさか戒能さんと本当に会えるとは思わなかったな」 京太郎「放課後は……」 京太郎「そうだ!松実さんと約束してたんだ!」 京太郎「急がなきゃ!」 京太郎「そうだな、戒能さんも誘ってみるか」 京太郎『戒能さん、俺と俺の友達と遊びに行きませんか?』 京太郎「これでよしっと」 京太郎「松実さんは…まだきてないみたいだな」 時計「まだ15時40分やでー」 ヴーッヴーッ 京太郎「お、戒能さんからだ、なになに」 良子「ま、待ったか?」ハァハァ 京太郎「いえ、大丈夫ですよ」 良子「そうか、良かった」 良子「それで、須賀くんの友達というのは?」 京太郎「もうすぐ来るはずなんですが…あ、来ましたね」 京太郎「おーい、松実さーん!」 玄「き、きみが、須賀くん?」 京太郎「はい、須賀京太郎です」 玄「あれ?なんか前にあったことがあるよーな…?」 玄「って、あ、あなたは!戒能プロ!」 良子「ひっ!」ビビクン 京太郎「どうして俺の後ろに隠れるんですか」 良子「初対面の人は怖いんだ!」 京太郎「そうですか……」 玄「す、須賀くん!その人をこっちに渡そうか!」ワキワキ 玄「プロの中でベストスリーには間違いなく入るおもち、逃がすわけにはいかないよ!」メラメラ 良子「ひぃぃぃ!」 京太郎「先が思いやられるな……」 ――――――――――――― 玄「それで、どこに行くつもりなの?」 京太郎「考えてなかったんですか!?」 玄「いやーそういうのは男の子が考えるものだからねー」 良子「ふっふっふ、お困りのようだな」 京太郎「何か案があるんですか?」 良子「甲子園に行こう!」 玄京「「え~~~!?」」 京太郎「よし!4-33で阪神勝ってる!」 良子「勝てー!タイガース!」 玄「応援はおまかせあれ!」 ポタッポタッ 京太郎「あれ?」 ザーザー 京太郎「雨降ってきましたけど、どうします!?」 良子「このゲームから目を離すなどありえない!」フレッフレッ ポヨンポヨン 玄「その通りなのです!」ジーッ ゲームセット! 玄良「「くちゅん!」」 玄「うぅー」ズズーッ 良子「へっくち」 京太郎「まったく、あんな雨の中で見続けるからですよ」 良子「だってしょうがないじゃないか」 玄「あんなに揺れるおもちが目の前にあったのだから!」 京太郎「はぁ……」 京太郎(松実さんも立派なものを持ってるんだけどなぁ……って!どっちも雨で透けてるじゃないか!) 京太郎(や、ヤバい……これはさすがに) 玄「そ、それじゃあ私は先に失礼するのです!」 京太郎「はい、今日はありがとうございました!」 京太郎「さて……この人、どうしよう」 良子「くちゅんっ!うう、寒い……」 京太郎「とりあえず俺の上着を着てください」 京太郎「戒能さんってどこに泊まってるんですか?」 良子「駅の近くのホテルだけど…くちゅん!」 京太郎「んー、少しおでこ失礼しますね」 良子「ん」 京太郎「熱は無いみたいですけど…」 良子「くちゅん!」 京太郎(心配だなぁ……) 京太郎(どうしよう……) 良子「くちゅん!」 良子「うぅ……なんだか寒い」 京太郎「大丈夫ですか?」 良子「も、もちろんだ!……へっくち!」 京太郎「とりあえず三箇牧に帰ってきましたけど……もう一回熱計ってみますね」 良子「ん……」 京太郎「なんか一気に熱が出てきた気がするんですけど……」 良子「大丈夫だと言ったろ……うっ」フラッ ガシッ 京太郎「もうフラフラじゃないですか」 良子「うぅぅ……須賀くんにこんなところ見せたくないのに……」ボソッ 京太郎「戒能さん、俺の部屋に行きましょう」 良子「ふぇっ!?」 良子「の、ノーウェイ、何を言ってるのか理解できないな」 京太郎「そのまんまです。戒能さん、心配なので俺の部屋に行きましょう」 京太郎「友達の戒能さんに風邪を引かれたら困るんですよ」 良子「友達、そうだよな、じゃあお言葉に甘えよう」 京太郎「そうですか、それじゃ……はい、背中」ポンポン 良子「ん?何をする気なんだ?」 京太郎「戒能さん今フラフラなんで、俺におぶさってください」 良子「む……わかった……」ガバッ 京太郎「よっし……じゃ、出発しんこー!」 良子「須賀くん」 京太郎「は、はい?」 京太郎(何この背中にある柔らかい感触……) 良子「ふふっ、呼んだだけだ」 京太郎「そうですか」 京太郎(見た目通りこれは…なかなかのなかなか) 良子「須賀くん」 京太郎「……」 良子「無視しないでくれよ……」 京太郎「じゃあどうしろと」 京太郎「それで、何ですか?」 良子「今日は、色々とありがとうな」 良子「友達になってくれて、一緒に昼を食べてくれて、遊びに連れて行ってくれて」 良子「本当にありがと……」 京太郎(ん?) 良子「すぅ……」 京太郎(言い切ってないのに寝た!?) 良子「すぅ……」 京太郎(寝息が首に当たって……こう、変な気分になるな) 京太郎「はい、着きましたよー」 良子「ん……ここ、が部屋?」 京太郎「はい、汚くてすみません」 良子「ノーウェイ、そんなことはないよ」 京太郎「そうだ、俺にできることって何かありますか?」 良子「そうだな……」 良子「いや、特に無いな」 京太郎「そうですか、じゃあこれ俺のですけど着替えてください」 京太郎「そんなに濡れたスーツじゃ、また冷えちゃうんで」 良子「わかった、脱衣所を借りるな」 京太郎「はい」 ガララ 京太郎「さーてと、布団敷いておくか」 二人は幸せな夜を過ごしました 【6月第4週平日】終 【6月第4週 遠征1日目】 チュンチュン 京太郎「朝だ!」 良子「……ん」 京太郎「もう2日間もここにいるよこの人……」 京太郎「集合時間は8時か、それで今は6時半……」 京太郎「よーし、みんなを起こしにいこー!」 京太郎「よし!憩さんを起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part8】デデーン! 京太郎「今回は!我らが部長、荒川憩さんに、寝起きドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「ちなみに前回のターゲットも憩さんでしたね~」 憩「……あっ……そこ…」 京太郎「一体どんな夢を見ているのか、俺、気になります!」ヒソヒソ 京太郎「今回は憩さんの声を使って耳元で口説いてみようと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「それでは、憩さんを起こしまーす」ヒソヒソ 京太郎「このレコーダーを使って……」 憩『ウチは、憩、の、み、そ、し、るを、毎日、飲みたい!』 憩『I、し、照』 憩「う……んっ…」 憩「あっ……いっ……」 京太郎「おーっと、まだ起きないようですねー」ヒソヒソ 京太郎「それでは次の作戦です」 京太郎「次は、憩さんのおもちをこねて、起こしたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「それでは、失礼しまーす」ヒソヒソ 京太郎「えいっ」フニュッ 憩「あっ」 フニュフニュフニュフニュ 京太郎「おお、やわらかい……これがおもちというものなのか……」フニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュ 憩「あっ、あっ、んっ、あっ」 京太郎「もっと、もっとだ!」フニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュ 憩「あんっ、……」 京太郎「やめられない止まらない」フニュフニュフニュフニュ 憩「んっ……きょ、あっ、たろっ、くっん」 京太郎「あ~きもちいい~」フニュフニュフニュフニュ 憩「なに、あっ、して、んっ、るんっ?」 京太郎「え?」フニュフニュフニュフニュ 憩「あっ、はあっ、もうっ、だぁっ」 京太郎「ド、ドッキリ、大・成・功!」フニュッ 憩「めっ、あっ………」 憩「はぁっ……はぁっ…」 京太郎「……それじゃあ、撤退!」 京太郎「よし!咏を起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part9】デデーン! 京太郎「今回は!我がロリっこ、三尋木咏ちゃんに、ドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ 咏「……ん……すぅ…」 京太郎「小さいなー可愛いなー」ヒソヒソ 京太郎「今回は咏の髪をとかして、起こしたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「それでは、咏さんを起こしまーす」ヒソヒソ 京太郎「今回はこのくしを使いまーす……」 京太郎「そーっと」サッー 京太郎「頭撫でながらやるか」ナデナデ サッー 咏「えへへ……」 咏「……すぅ…」 京太郎「どうやらまだ起きないようですねー」ヒソヒソ 京太郎「それでは次に参りましょう」ヒソヒソ 京太郎「ここにあるのは、あの赤ちゃんが口に咥えるあれですね」ヒソヒソ 京太郎「咥えるって妙にエロいですよねー」ヒソヒソ 京太郎「それでは、装着させまーす」 咏「……すぅ」 京太郎「何この生き物……かあいい」 京太郎「まだ起きませんねー」ヒソヒソ 京太郎「じゃあ次ー」 京太郎「それじゃあ耳をはむはむしまーす」ヒソヒソ 京太郎「はむっ」 京太郎(女の子のあのいい香りがする……) 京太郎(舌も入れてみるか) レロッ 咏「んっ……」 京太郎(この汗の混じった塩っぽい味、いいな) 京太郎(もうちょい……) 咏「あっ……」 京太郎「まだ起きないようでーす」ヒソヒソ 京太郎「次はどうしましょうかねー」 京太郎「ぷはっ、次は咏に自身の靴下の匂いをかがせようと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「まずは靴下の調達ですねー」ヒソヒソ 京太郎「ということで、洗濯物をあさりまーす」ゴソゴソ 京太郎「早速見つかりましたー、お」 京太郎「この……三角形の布は……」ゴクリ 京太郎「後で考えよう、うん」ポケットニシノッ 京太郎「それでは、咏に靴下の匂いをかがせたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「咏は靴下もいい匂いがするんだなー」 咏「……ん…う……」 咏「もう食べられないぜぃ……」 京太郎「まだ起きないのか……」 京太郎「まずはあれを戻しておこう」 京太郎「今度は油性マジックを用意しましたー」 京太郎「うわっ、手が滑ってしまった!」 京太郎「なんかグチャグチャになっちゃったけど……これ、雌奴隷って読めちゃうんじゃ……」 京太郎「まあ、いいか……(震え声)」 咏「……ん」パチッ 京太郎「あれ、とうとう起きちゃった?」 咏「起きた……けど、京太郎がなんでここにいるのかがさっぱりわっかんねーんだけど」 京太郎「あ、忘れてた、ドッキリ大成功!」 咏「ドッキリ……?前のあれか?それが……」 咏「私の靴下に、赤ちゃんのアレ?」 咏「おでこにもなんか……」 サッサッ 咏「さて、これはどういうことか説明してもらおうかぃ?」 京太郎「え、えーっと……撤退!」 咏「待てや!こらーーーー!」 京太郎「よし!エイスリンさんを起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part10】デデーン! 京太郎「今回は!我が天使、エイスリンさんに、ドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ エイスリン「……ウウン……ハァ…」 京太郎「咏に負けず劣らずの可愛い寝顔でーす」ヒソヒソ 京太郎「今回はこのこんにゃくを使って、エイスリンさんを起こしたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「よっと」ペタッ エイスリン「ンッ……」 エイスリン「cool……」 京太郎「まだ起きないようでーす」ヒソヒソ 京太郎「お次は、こちら!」 京太郎「さてと、お次はこのとげをちゃんと取ってある白薔薇でエイスリンさんの周りを埋め尽くしまーす」 京太郎「えいっ、えいっ」 京太郎「ふぅ……やっと終わった」 エイスリン「……ンン…」 エイスリン「ンン……アリエマ……センナ……」 京太郎「まだ起きないようでーす」ヒソヒソ 京太郎「それじゃあ次いってみよー」 京太郎「じゃあまたおもちをこねますか」 京太郎「えいっ」モニュッ エイスリン「ンッ……」 京太郎「お、おおおお」モニュモニュモニュ エイスリン「ンッ…アッ……」 京太郎「憩さんと同等、もしくはそれ以上の柔らかさだ……」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「ハアッ……ンッ…アッ……」 京太郎「手が、手が止まらないィ!」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「アッ、スガッ、クンッ?」 京太郎「あれ、起きちゃいました?」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「ナ、ナニッ、シテンッ、ルノッ」ハァハァ 京太郎「見てわかりませんか?ドッキリですよ」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「ドッ…キリッ?」ハァハァ 京太郎「もう終わりますからねー」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「アンッ、アッ、ンッ、アッアッアッアッ、ヒグッ」 京太郎「ていっ」モニュ エイスリン「アアァァ……」 京太郎「ドッキリ大・性・功!」 エイスリン「ハァ…ドッキリ…ハァ…」レイプメ エイスリン「ハァ……ハァ……」 京太郎「また寝ちゃったみたいだな」 京太郎「それじゃあアイマスクをつけよーっと」 エイスリン「ハァ……ンッ…ハァ…」メカクシ 京太郎「なんか……そそるな」ゴクリ エイスリン「ン……」 京太郎「起きました?」 エイスリン「ウン……」 京太郎「どうかしました?」 エイスリン「…」カキカキ バッ |京太郎がエイスリンを犯している絵| エイスリン「ユメニデテキタ…」 京太郎「そうですか、嫌な夢でしたか?」 エイスリン「ウン、It was sad.」 京太郎「安心してください、俺はそんなこと(もう)しませんから」 エイスリン「ウン!ソウダヨネ!」 京太郎「もちろんですよ」ニコッ 京太郎「よし!郁乃さんを起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part11】デデーン! 京太郎「今回は!我が……新入部員、赤阪郁乃さんに、ドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ 郁乃「……あ~…」 京太郎「良い寝顔なんですけど、何かが……」ヒソヒソ 京太郎「今回はこの前絹恵さんからもらった洋榎さんの目覚ましボイスを使って、郁乃さんを起こしまーす」ヒソヒソ 京太郎「ポチッとな」 洋榎『おい!起きろ!はよ起きんかこのボケェ!』 洋榎『はよ起きんと、あんなことやこんなことするで!』 洋榎『え、なんやそれ?え、えーっと……チ、チュー…とか?』 郁乃「……」 郁乃(起きてへんで~) 京太郎(うん、起きてないみたいだな、ん?) 京太郎「何か今……ま、いっか」 京太郎「さて次次ー」 京太郎「次は真瀬さんからもらった、えーっと、すえ、はらさんの目覚ましボイスで起こしまーす」ヒソヒソ 郁乃「!」 京太郎「なんか、シリーズ化してるらしいな、今度絹恵さんと真瀬さんの分ももらってみるか」 京太郎「それじゃあポチッとな」 恭子『はぁ…はよ起きてくれませんか?起きないと、いろんなことしちゃいますよ?』 恭子『例えば、おでこに「恭子」って書いたり、そ、それと……』 恭子『そ、それでも起きないんやったら……お、おそ、襲っちゃいますよ///』 郁乃「!!!!」 京太郎「やっぱり起きないか……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ 京太郎「な……」 郁乃「なあ京太郎くん~その音声私にもくれへん~?」 京太郎「は、はい!」 郁乃「おおきに~グヘヘ」 京太郎「よし、外に行こう」 京太郎「みんな集まってるだろうしな」 霞「あ、みんな揃ったみたいね」 郁乃「えへへへへへ~」オソッチャイマスヨ オソッチャイマスヨ オソッチャイマスヨ 京太郎「もう大丈夫ですか?」 良子「ああ、オーライだ」 エイスリン「ウタ、オデコドウシタノ?」 咏「少し熱っぽくってねぃ」ジトッ 憩(あの後3回くらいやってしもた……ウチは淫乱や……) 霞「それじゃあ東京にしゅっぱーつ!」 京太郎「あれ、照は来ないんですか?」 霞「うん、やっぱり古巣には行き辛いんじゃないのかしら」 京太郎「そうですか……」 ―――移動は省略―――
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6223.html
特別編 和とクリスマス ※本編との関係も一切ない特別編です。普段と違う形で書いてます ※メインヒロインは和です。多少キャラのねつ造等がありますので気になる方はスルーでお願いします 京太郎(和と付き合い始めて数ヶ月……今日は待ちに待った12月24日、クリスマスイブ) 京太郎(親父もお袋もちょうどいないが、あの和をどうやってうちに誘うか悩んだ……が) 和『クリスマスイブは……うちに来ませんか?』 京太郎(ぶっちゃけ大チャンスだと思ったね!あの和が誘ってくれるんだし!期待したよ!) 京太郎(なのに……なのにっ!) 和父「…………その皿とコップはこっちだ」 京太郎「…………はい、これですね」 京太郎(なんで俺は和の父親とテーブルの準備してるんだ!!) 数十分前 京太郎「よし、こっちは仕上げだけだな」 和「京太郎くん、これは?」 京太郎「あぁ、そっちはまた食べる前に火を通せばいいだけだ」 和「はい……でも、本当に料理上手ですね。少し彼女として複雑ですよ」 京太郎「和の料理だって美味いだろ。この前の弁当とか、毎日でも食べたいくらいだ」 和「ふふ、御世辞を言っても何も出ませんよ?」 京太郎「本音だって。っと、そろそろテーブルの方準備するか?」 和「そうですね……料理も後は仕上げたり盛り付けたりするものばかりですしね。時間もそろそろですし」 京太郎「そろそろ?何が?」 和「えぇ、実は…」 ガチャ 和父「和、今帰った……ぞ……」 和母「ただいま。あら、料理もほとんどできてるのね」 和「2人とも、おかえりなさい」 京太郎「…………はい?」 和母「あなたが和の彼氏?へー、和が言ってたよりかっこいいじゃない」 和「も、もう!そんなこと言うくらいなら手伝ってください!」 和母「はいはい。それじゃあなた、2人でテーブルの用意よろしくね?」 和「お願いしますね、京太郎くん」 京太郎「…………え?」 和父「…………」 現在 京太郎(何故だ!何故クリスマスイブにご両親と対面からの父親と2人きりという状況にしたんだ和!!) 京太郎(つーかさっきから滅茶苦茶怖いんですけど!なんかプレッシャーやべーんですけど!!) 和父「…………」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎(ただ食器とか置いてるだけだよな?だけだよな!?) 和父「…………京太郎くん、といったかな」 京太郎「は、はい!須賀京太郎です!!」 和父「…………和のことだが」 京太郎「こ、高校生らしい健全なお付き合いをさせていただいておりますっ!!」 和父「…………まだ何も言ってないが、まぁいい」 京太郎(よ、良かったのか?) 和父「もしもの場合はしかるべき対応をするだけだからな」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎(やっぱ良くなかったっ!!) 和父「君も、清澄の麻雀部だったか?」 京太郎「は、はい」 和父「一応試合結果などに目を通してはいる。君の名前は無かったようだが」 京太郎「それは……その、俺初心者で、部でも男子が俺1人な状況で、試合らしい試合も初戦敗退の個人戦だけだからでして……」 京太郎(やべ、言ってて悲しくなってきた) 和父「なるほど……同じ部だから和と親しくなったと……」 京太郎「そ、そうですね」 和父「そうか……最近、いや、9月に入ってから、和は楽しそうにしている」 京太郎「楽しそう?」 和父「あぁ。こちらに残ることが決まってからだ」 京太郎「あぁ……全国制覇してから……」 和父「私は今も和は東京の進学校に行くべきだと思っている」 京太郎「!?」 和父「だが……今のように楽しそうなら、それも悪くないと思っているよ」 京太郎「そ、そうですか」 京太郎(良かったな、和) 和父「だが娘はまだやらん」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎「は、はいっ!?」 和父「いいか?和に何かあってみろ。私は弁護士で妻は検察官だ。分かるな?」 京太郎「そ、それはもう!」 京太郎(社会的に抹殺される!!) 和父「……泣かせるような真似をしたら許さんからな」 京太郎「……当然です。和を悲しませるようなことはしません」 和父「……ならばいい」 京太郎(お義父さん……) 和父「それと間違えてもお義父さんと言うな。心の中でもだ」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎「は、はいっ!!」 和「それでは、メリークリスマス、と言うべきでしょうか?」 和母「あんまり気にすることじゃないでしょう?さぁ、食べましょう」 和「ですね。はい、どうぞ」 和父「うむ」 和「はい、京太郎くんも」 京太郎「お、おぅ」 和母「あーん、とかしていいのよ?」 和「も、もう!でも、京太郎くんがいいなら……」 和父「」ギロッ 京太郎「ふ、普通でいいって!ほら、和も食べな」 和「むぅ……では二人きりの時に、ですね」ニコッ 和父「……ほーぅ」 京太郎(和さーん!?なんで今そういうこと言う!?ご両親の前で言っていいの!?) 和母「あ、これ美味しいわね」 和「それ、私が作ったんですよ」 和母「腕上げたわね」 和父「これも中々だな」 和「それ、京太郎くんが作ったんですよ」 和父「……そうか……君が作ったのか」 京太郎「え、えぇ……まぁ」 和「京太郎くん、料理は私より上手で……この前も京太郎くんのおうちでご馳走になってしまいました」 京太郎(今言う!?それ今言っちゃう!?できれば今言っちゃ駄目なことだよね!?) 和父「彼の家で……ねぇ?」ギロッ 和母「いやー、和にこんないい彼氏さんができるなんて、嬉しいわねー」 和「いいんですか?父に送ってもらわなくて」 京太郎「まだそんな遅くないし、大丈夫だって」 京太郎(これ以上和父と同じ空間に居たら胃に穴が空きかねん。さっきもほとんど料理の味が分からなかったし) 和「……その、ごめんなさい」 京太郎「お、おい。なんで謝るんだよ」 和「京太郎くんのご両親が留守だったといえ、私の両親も一緒にクリスマスを過ごしてしまって……」 京太郎(あ、一応悪いって考えはあったんだな) 和「……久しぶりに、父と母も揃う日でしたし……京太郎くんとも居たかったので……」 京太郎「……いいって。和がそうしたかったんなら、そうしてやりたいし」 京太郎「それに……こんな形だけど、和とクリスマス過ごせて俺は嬉しかったし」 和「京太郎くん……」 京太郎「次こういうことになるなら事前に言ってくれよ?ちゃんと、親父さんとお袋さんの好みのもの作るからな?」 和「……はい。でも……」グイッ 京太郎「ちょ、引っ張って…」 和「つ、次は……2人きりがいいです……これは予約ということで……」チュッ 京太郎「……和、今……」 和「そ、それではおやすみなさい」 京太郎「あぁ、おやすみ、和」 和母「もう、そんな顔して。彼なら大丈夫じゃない?」 和父「ふん、どうだか」 和母「少なくともそこいらの男よりはいい男だったわよ?」 和父「……まぁ、それはそうだな」 和父「……だがまだ娘はやらん」 カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2249.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1372845067/ 京太郎「……飛びました」 優希「またー!?ほんとに犬は弱いじぇ!」 和「こら、優希」 久「あはは、須賀君たら駄目駄目ねー」 まこ「そう笑ってやりなさんな」 久「それじゃ、咲と交代して須賀君は買出しお願いね」 咲「ごめんね京ちゃん」 京太郎「はい、行ってきます」 スタスタ ガチャ バタン 京太郎「…………はぁ」 ―須賀邸― 大沼『……ツモ』 『決まったー!!大沼プロの優勝です!!』 <ワーワー 京太郎「……」 京太郎「…………はぁ……」 京太郎(なんで俺はこんなに麻雀が弱いんだろうな……) 京太郎(最近はずっと麻雀の勉強してるんだけど……強くなった気がしない) 京太郎「……才能、無いのかな」 京太郎(…………それに、正直……清澄の顔に……俺が泥を塗ってる気がする) 京太郎(皆は団体や個人戦で良い成績収めてるのに、俺は一回戦敗退) 京太郎(これじゃ来年は男子麻雀は和や咲目当ての奴しかこないんじゃねえか?) 京太郎(実力のある奴は皆俺を見て清澄に見切りつけて風越に行っちまうんじゃ……) 京太郎「……はぁ」 京太郎「………………部活、やめちまうか……」 ―翌日― 京太郎「……ふぁあ……」 咲「あれ、京ちゃん。おはよ」 京太郎「ん?ああ、咲か」 咲「眠そうだね?」 京太郎「ん?はは、まあな」 咲「……?」 京太郎「?どうした?」 咲「ううん……なんだか、元気ない?」 京太郎「……」 京太郎「いんや?元気過ぎて困るくらいだぜ?」 京太郎「ちょっと寝不足でさあ、まぁ授業中寝れば大丈夫だ」 咲「もう、駄目だよ!授業中に寝ちゃ!」 京太郎「ははは」 京太郎(……わりぃな、咲) ―3年教室― 「竹井さーん」 久「んー?なにー?」 「一年生の男の子が来てるよー」 久「一年生の……?あ」 京太郎「……」ペコ 久「わかったーすぐ行くわー」ガタ ―廊下― 久「おはよう、珍しいわね。須賀君が会いに来るなんて」 京太郎「……いきなりすみません」 久「いいわよ別に。で?どうかしたの?」 京太郎「……えっと」ゴソゴソ 京太郎「…………すみません、コレを」スッ 久「ん?何ー?まさかラブレター?」 久「………………――え?」 【退部届】 京太郎「……すみません、急に」 久「……え」 久「冗談、とかじゃ……ないの?」 京太郎「……すみません」 久「……」 京太郎「……」 久「……考え直してくれたり……しないかな」 京太郎「……御世話になりました」ペコ クルッ 久「あ!ちょっと須賀く――……」 京太郎「……」タッタッタ タッタッタ…… 久「……行っちゃった……」 久「……………………困った、わね……」 スタスタ 優希「情報技術の授業は楽だからいいじぇー」 和「そうですね」 タッタッタ 優希・和「え?」 京太郎「……」タッタッタ 優希「おう!犬っころ!」 和「あ、こんにちわ須賀く――……」 ビュン 京太郎「おう、じゃあな二人とも!」タッタッタ 和「わわ、廊下は走っちゃ駄目ですよ!!」 タッタッタ…… 和「……行ってしまいました」 優希「何を急いでたのか」 タッタッタ 京太郎「……」 京太郎(少し……後ろめたいけれど……これでいいんだ) 京太郎(麻雀だったら……雀荘でも、ネットでもできるし) 京太郎(元々、和に憧れて入った部活だし……もういいんだ) 京太郎「……」 タッタッタ 京太郎「……これで、いいんだ」 ガタッ!! 京太郎「あぐっ!!?」 ドターン 京太郎「っ……!いてて……!」 京太郎(……な、何も無い所で転んじまった……?) 京太郎(でも、何か足に引っかかったような感触が……) ―帰り道― スタスタ 京太郎「……」 京太郎(結局……みんなには何も言わずに帰ってきちゃったな) 京太郎(皆怒るかな……いや、変わりなさそうな気がする)ハハ 京太郎(でも、咲には怒られそうだな……『誘ったくせにやめるなんて最低』とか) 京太郎「……」 京太郎(咲にゃ悪い事したな……) 京太郎(待ってろよ、すぐにすっげー強くなって……お前相手に飛ばないように、いや) 京太郎(お前に勝てるくらい強くなって、お前を楽しませてやるからな……!) スタスタ 京太郎「……」 スタスタ 京太郎(……ん?) クルッ 京太郎「……」 シーン…… 京太郎(……気のせいか?) クルッ スタスタ 京太郎「……」 スタスタ スタスタ 京太郎「っ!」バッ!! シーン 京太郎「……」 京太郎(…………おかしい) クルッ タッタッタ 京太郎「……っ」 <タッタッタ 京太郎「!」 京太郎(やっぱりだ)チラッ <タッタッタ 京太郎(誰か後をつけて来てる……!) ピタ 京太郎「……」クルッ シーン…… 京太郎「……咲……か?」 京太郎「……」 京太郎「優希……?部長……?」 シーン…… 京太郎「……」 京太郎「……染谷先輩……?」 京太郎「…………まさか、和ってことは……」 シーン…… 京太郎「……」 京太郎(……何も返事が無い) 京太郎(小学生のいたずらか何かか……?) 京太郎「……」 京太郎(…………とにかく、帰るか……) ピタ 京太郎「……ん?」 京太郎(……なんだ?) 京太郎(あの……電信柱の下から……誰かがこっち見てる……?) 京太郎「……」 スタスタ 京太郎「誰、だ?何か用か?」 京太郎(まさか、本当に咲が俺を追っかけて来て――……) 京太郎(隠れっ――――……)ピタッ 男「……」 京太郎「……」 京太郎(……誰だ) 京太郎(誰だ、このおっさん) 男「……」 京太郎(……何だ、このおっさん……なんで、俺をじっと、見て) 京太郎(え、て、事は……さっきから俺を追いかけてたのって) 京太郎「…………――――っ!!!!」ゾッ ダッ 京太郎「ひっ……!!」タッタッタ 京太郎(き、気味悪ぃ!) 京太郎(全速力で逃げよう!!!!) タッタッタ…… …… … ・ ―須賀邸― 京太郎「……はぁ……」グテー 母「どうしたの京太郎、そんなに疲れて」 京太郎「いや……なんでもない……」 京太郎(結局なんだったんだ……あの後は何も無かったし……) 京太郎「……」 京太郎(でも、なんだろう……あのオッサンどっかで) コンコンコンコン 京太郎「……ん?」 コンコンコン 京太郎「……」 京太郎(誰か玄関をノックしてる……?) コンコンコンコンコンコン 京太郎(なんでチャイムを鳴らさな……) コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン 京太郎「……」 コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン 京太郎「っ……」ゾク 京太郎「な、なあ母さん!さっきからずっと玄関のドアをノックされてんだけど!」 母「えー?本当ー?」ジャバジャバ 京太郎「でてくれよ!なんかしつこくて……」 母「洗い物してるんだから京太郎出てよー」ジャバ カラン 京太郎「そっ…………!……ったく……!」ガタ スタスタ 京太郎「……」 京太郎(や、俺の考えすぎか……。流石に撒いたはずだし) ガチャッ 京太郎「はーい」ギィ シーン…… 京太郎「……?」 京太郎(誰も……いない……?) 京太郎「……はぁ」 京太郎(なんだろう、動物とかか) 京太郎(な――……) 男「……」 京太郎「……――え」 男「……」 京太郎「……」 京太郎(あいつ) 京太郎(家の、塀の外から……こっち見てるあのおっさん) 京太郎(あいつ、あいつだ) 京太郎(夕方の……あいつだ……!!) 男「……」 京太郎「な……な……」 京太郎(なんだこいつ……なんだこいつ) 京太郎「な、なんの用ですか……!あんた……!」 男「………………鬼門」 京太郎「っひぃっ!!!」バターン タッタッタ! 京太郎「か、母さん!!家の前に変な人が居るんだけど!!」 母「はぁ?変な人?」 京太郎「そ、そう!!なんか、禿げたおっさんでさ!!」 母「ちょっと見てくるわ」スタスタ 京太郎「ちょ、あ、危ないって!」 母「見るだけだから大丈夫よ」スタスタ ガチャッ 母「……」 京太郎「か、母さん!俺の後ろに隠れて――……」 母「何もいないじゃない」 京太郎「……――え?」 シーン 母「……あんた、疲れてる?」 京太郎「ほ、本当だって!!確かにあそこにいたんだ!!」 バタン スタスタ 母「ほらほら、もうバカ言ってないでさっさとお風呂入っちゃいなさい」 京太郎「でも本当に――……」 <ワーワー 京太郎「……――?」 『……ロン』 『また決まった―!!大沼プロ、捲り上げた―!!』 母「まーた麻雀の番組……」 京太郎「……こいつだ」 母「え?」 京太郎「こいつだ、大沼プロだ」 京太郎「俺が言ってた変なおっさん、こいつだよ!!」 京太郎「大沼プロがさっきあそこに本当にいたんだよ!!」 母「……」 京太郎「さっき塀の外から――……」 母「京太郎」ポン 京太郎「え?」 母「あんた、ここ最近ずっと麻雀の勉強してて碌に寝てなかったでしょ」 母「もう寝なさい……暖かくして、風邪引かないように」 京太郎「ほ、本当だって!本当なんだって!!」 母「さ、カピは今日はママと寝ましょうねー」 カピ「ピカピ」 京太郎「母さん!母さーん!!」 …… ―翌朝― スタスタ 京太郎「ふあ……ふぅ……」 京太郎(……結局、信じてもらえなかったな……本当なのに) 京太郎「……」 京太郎(でも、もしかしたら大沼プロに似てるだけのおっさんだったのかもな……) 京太郎(いや、それでも問題だけども) 京太郎(もう来ないといいな……今の所、家の外にも居なかったし、つけられてる様子も) 「京ちゃん」 京太郎「っ!!!!!?」ビクゥッ!!!! 咲「はゎっ!?」ビクッ!! 京太郎「って、さ、咲?咲か……」 咲「ご、ごめんね?驚かせちゃって……」 京太郎「いや、いいんだ……ごめん、おはよう」 咲「う、うん……おはよ」 京太郎(ビックリした……良かった、咲か……) 京太郎(……ん?咲?) 咲「……っ……」 京太郎「……」 京太郎(……あ) 京太郎(そうだ……俺、昨日……) 咲「あの、ね?京ちゃん……」 咲「なんで…………麻雀部、やめちゃったの……?」 京太郎「……」 京太郎(……――部活、やめちゃったんだっけ) 京太郎「……ごめんな」 咲「う、ううん……でも、何で――……」 京太郎「……悪い、咲」 咲「え?」 ダッ 咲「え!?京ちゃん!?」 京太郎「ちょっと急ぐから先行く!ごめんなー!!」タッタッタ 咲「……京ちゃん……」 タッタッタ…… 京太郎「っ」 京太郎(だっせぇ……!だせえぞ俺!!何逃げて来てんだよ……!) 京太郎(本当に根性なしだ俺……!!素直に言えばよかったんだ!!) 京太郎(『弱すぎて自信がなくなったから、やめました』って――……) タッタッタ 京太郎「……」 京太郎(……あぁ……) 京太郎(……駄目だな、俺……本当) 京太郎(駄目な奴だ……) ガサッ 京太郎「ん?」 京太郎(なんだ?今……道の左の山の奥) 京太郎(何か――……) ガサッ!!ガサガサガサガサッ!!!! 京太郎「……」 大沼「……」ガサガサガサッ!!! 京太郎「う」 京太郎「う……~~っ……!!!?」 大沼「……」ガサガサガサガサ!!!!! 京太郎(あ、あいつだ……!!) 京太郎(あいつが、山の奥を……走ってる……!!!) 京太郎(俺の事) 京太郎(俺の事を凝視しながら) 京太郎(俺に平行して、走ってきてる!!!!) 京太郎「う」 ダァッ!!!!! 京太郎「うわああああああああ!!!!!!!!!」タッタッタ ガサガサガサッ!!!!! 京太郎「ひっ……!ひい……!!」 京太郎(は、走らなきゃ!!あいつより早く走らなきゃ!!) 京太郎(右にはガードレール、その向こうは少し高い崖だ……!!) 京太郎(後ろには、咲がまだ歩いてる……巻き添えにしちまう!!) 京太郎(前しか、逃げ道が無い……!!)チラッ 大沼「…………」ガサガサガサガサガサガサ!!!!!!! 京太郎「ひぃっ!!!!」 京太郎(とにかく走るんだ……!!もうすぐで人気の多い場所に、開けた場所に着く!!!!) ガサガサガサッ 京太郎「えっ?」 大沼「…………」ガサガサガサガサ 京太郎「う」 京太郎「うわぁぁぁっ!!!!」 京太郎(こ、こっちにきやがった!!!!今まで並走してたのに!!いきなりっ!!!) 大沼「…………」ガサガサガサガサ!!!! ガサッ!!! 大沼「………………おはぎ」タッタッタッタッタ 京太郎「ひぃぃぃ!!!」 京太郎(山から抜けてっ!!!道路に来たっ!!!!) プァァァ――――!!!!! 京太郎「うわぁっ!!!!!」ガバァッ!! キキィー!!!! …… ドサァッ!! 京太郎「はぁっ……!!はぁっ……!!」 ガチャッ バタン 女「だ、大丈夫ですかっ!!?」タタタ 京太郎「はぁっ……!!はぁっ……!!?」 京太郎(あれ……あ、あいつは……)キョロキョロ シーン 京太郎(……いなく、なっ……た……?) 女「もう!危ないでしょ!いきなり飛び出してきちゃ!!」 ―学校― スタスタ 咲「おはよー……」 クラスメイト「宮永さんおはよー」 咲「おはよ……あれ?」キョロキョロ クラスメイト「ん?どしたの?」 咲「えっと……京ちゃ……須賀君は?」 クラスメイト「京太郎君?さっき保健室行ったよ」 咲「え?保健室?」 クラスメイト「うん。なんでも来る途中に怪我しちゃったみたい」 咲「怪我……!?」 ―保健室― 京太郎「いつつ……」 保険医「もう、なんで登校するだけで怪我してるの」ペタペタ 京太郎「すみません……」 保険医「はい、おしまい」ペシン 京太郎「いだっ!」 保険医「全く……歩ける?」 京太郎「はい、なんとか……」 保険医「そう、それじゃ私は職員会議行ってくるから痛みが引いたら教室に帰りなさいよ」 京太郎「はい、分かりました」 保険医「それじゃ、御大事に」 ガラッ ピシャン 京太郎「……はぁ」 京太郎(……) 大沼『………………おはぎ』 京太郎(どうしよう……) 京太郎(あいつの事……先生達に相談した方がいいのかな) 京太郎「……」 京太郎(やっぱり相談した方がいいよな……) 京太郎(俺以外にもこんな目に遭わせないようにしなきゃ) スクッ 京太郎「よし」 京太郎(それじゃ……教室じゃなくて職員室に) スタスタ 京太郎「!!」 スタスタスタスタ 京太郎「……」 京太郎(この、足音……保健室に向かってきてる) 京太郎(……まさ、か……) スタスタ…… ピタ 京太郎(…………っ) ガラッ!! 京太郎「……っ!!」 スタスタ 優希「せんせぇー……ちょっと体調が」 優希「……――って」 京太郎「……」 優希「……京、太郎……」 京太郎「…………はぁぁぁ……」ヘナヘナ 優希「って、ええ!?ど、どうした!?」 京太郎「いや、優希か……本当にびっくりした……」 優希「だ、大丈夫か……?」 京太郎「悪い悪い、ちょっと色々あって――……あ」 優希「……」 京太郎(……これまた、気まずい奴が……) 京太郎「……えっと」 優希「……なあ、京太郎……」 京太郎「……」 優希「……本当に辞めるのか?」 京太郎「……」 優希「え、えっと」 優希「あの、一昨日言った、弱いなんちゃらっていうのは冗談というか」 優希「その」 優希「えっと……」 京太郎「……優希」 優希「やめるのは……考えてみて欲しいというか」 京太郎「……」 優希「えっと、いや、正直、私も言い過ぎたし」 京太郎「……――優希」 優希「あう、えっと、うう……」 京太郎「……優希」 優希「と、とにかく!」 京太郎「おい、優希」 優希「気にすることは――……え?」 京太郎「優希……こっち」 優希「え……京太郎?」 京太郎「こっち、来い」 京太郎「ドアの方……振り向かずに」 大沼「……」 京太郎「早く……こっち……!!来い……優希……!!」 優希「え?な、なにが」 京太郎「振り向くな!」 優希「っ!?」ビクッ 大沼「…………」 京太郎「いいから……こっち来い」 優希「う、うん……」スタスタ 京太郎「……ここ、座ってろ」 優希「ど、どうした?ドアに何か……」 京太郎「……優希」 優希「え?」 京太郎「しばらく、耳と目……塞いでてくれ」 優希「……」ギュッ 京太郎「……あ、アンタ……なんなんだ」 大沼「…………」 京太郎「なんで俺をつけてるんだよ!!警察に突き出すぞ!!」 大沼「……」 京太郎「……っ……」 ガシッ!! 京太郎「どっか!!」 ブンッ!!!! 京太郎「いけよぉっ!!!!!」 バリィン!!!!! 優希「ひっ!?」ビクッ 大沼「……」バッ!! 京太郎「!!待ててめぇっ!!」ダッ ガラッ! 京太郎「逃げるなっ!お前っ」バッ 保険医「須賀!!どうしたの!今の音!!」スタスタ 京太郎「せ、先生!!」 保険医「あー!薬瓶が割れちゃってるじゃない!」 京太郎「先生!!今そっちに男が行きませんでしたか!?」 保険医「え?」 京太郎「禿げてて、ヒゲ生やしたおっさんが行きませんでしたか!?」 保険医「や、私は忘れ物取りに……こっちから来たからちょっとわかんないけど」 京太郎「……じゃあ、反対側に……?」 優希「きょ、きょうたろぉ……!?」ビクビク 京太郎「ん?……あ」 優希「も、もういい……!?ねぇってばぁ……!」フルフル 保険医「……ちょっと須賀……」 京太郎「あ、いや」 保険医「いやらしい事してて……誤魔化すためにそんな事いってるんじゃないでしょうね……」 京太郎「ほ、本当です!!本当なんです!!!!」 優希「ま、まだかぁ……!?」ビクビク ―教室― ガラッ 京太郎「はぁ……」 咲「!京ちゃ……」 クラスメイト「おー!どうしたんだよ京太郎ー!」 クラスメイト2「なになにー?重役出勤じゃーん」 京太郎「はは……色々あってな……」 咲「……っ」 咲(京ちゃん……大丈夫なのかなぁ) ガラッ 先生「ほら、席つけー」 咲(……次の休み時間に話してみよう) 先生「えっと、突然だが、今日はこれで終わりだ」 生徒「「「えぇ!!!?!」」」 先生「ちょっと校内に不審者が紛れ込んだとある生徒から報告があってな……今日は自宅から出ない様に」 ザワザワ 「まじかよ」「やったぁ!」「早く帰ろうぜ」 咲「……」チラッ 京太郎「…………」 咲(……まさか、京ちゃんの怪我と何か関係が……) 先生「あー、それと……須賀」 咲「!!」 京太郎「……はい」 先生「お前はちょっと残ってくれ……それじゃ、号令」 <キリーツ レーイ 先生「よし、先生達が誘導してるからそれに沿って安全な道で帰れよー」 ザワザワ 先生「……それじゃ、須賀」 京太郎「はい……」 咲(……京ちゃん……) ブロロロロロ…… 先生「はは、お前が変質者につけ狙われるとはなぁ」 京太郎「笑い事じゃないですよ……」 先生「すまんすまん、まぁちゃんと家まで送ってやるから」 京太郎「お願いします……」 先生「しかし、最近お前目のクマ凄いなと思ってたが……こんな状況じゃ眠れやしないよなあ」 京太郎「はは……まぁ、でも家の中は安全ですから」 先生「あはは、違いない」 京太郎「あ、先生。赤ですよ」 先生「おっと」 キィー 先生「すまん話に夢中で」 京太郎「はは、しっかりして下さいよ」 京太郎「……」 京太郎「…………あ、れ」 先生「ん?どうした?」 京太郎「……」 先生「……須賀?」 京太郎「……」 京太郎「先生、青、です」 先生「ん?ああ、すまん……で?どうかしたか?」 京太郎「……走ってください」 先生「え?」 京太郎「走ってください」 先生「走ってるが」 京太郎「もっと!速く!!走って!!!!」 京太郎「乗ってる!!!…………後ろの車!!!!」 大沼「……」 京太郎「あいつが……あいつが乗ってる!!!!」 先生「なにっ!!!?」 京太郎「後ろ見ないで!!走って!!」 先生「そ、そういうワケにもいかんだろう!」 京太郎「いいから!!」 先生「いや!ちょっと降りて先生が捕まえて――……」 京太郎「駄目!!駄目だって!!」 京太郎「あいつ……いや!!」 京太郎「あいつら……!!!!一人じゃない!!!!!」 先生「一人じゃない……!?」チラッ 先生「…………たし、かに……見えにくいが、車に何人か乗ってる……!」 京太郎「あいつら!!!笑ってる!!!!」 京太郎「笑ってるよ!!!!あいつ!!!!」 大沼「…………」ニコォ 京太郎「遊んでる!!」 京太郎「俺たち二人追いかけて……あっ、あ、遊んでるんだ!!!!」 先生「ど、どうする……!」 京太郎「……!」 先生「一先ず、警察署がしばらく行った所にあるから、そこまで」 ガチャッ!! 先生「!!!?須賀ぁ!!!?」 京太郎「多分あいつらの狙いは俺です!!!!」 京太郎「車だと小回りが利かないと思うんで……俺、走って帰ります!!」 先生「ば、バカっ!!」 京太郎「先生!さようならっ!!!」 バッ!!! 先生「須賀ぁ――――!!!!」 ドンッ ゴロゴロゴロゴロ!! 京太郎「ぐぁぁっ!!……――くっ!!!」ガバァッ!! 京太郎「っ!!」ダッ!! タッタッタ 京太郎「はぁっ!!はぁっ!!」 京太郎(すぐに小道に入ったから……多分、大丈夫だ……!!) 京太郎(もし、俺に気付いたとしても……そんなに早くは) タッタッタ 京太郎「……」 京太郎「……」クルッ 京太郎「……」 京太郎「…………――嘘、だろ」 大沼「………………」タッタッタッタ 京太郎「う、あぁ」 大沼「…………」タッタッタッタ 京太郎「わ、わぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!」 京太郎(あ、ありえるか!こんなの!こんなんありえるか!!!) 大沼「…………」タッタッタッタ 京太郎「な、なんで」 京太郎「なんで俺を追いかけんだよ!!!!!」 京太郎「何がしたいんだよぉ!!!!!!!!!やめてくれよぉ!!!!!!!」 大沼「…………素敵なくらし」タッタッタッタ 京太郎「……!!!!?」 大沼「…………膝の皿を使って」 大沼「…………飯をよそう」 大沼「…………素敵なくらし」 京太郎「!!?……!!?……!!!!!?」 大沼「………………痙攣」 大沼「………………脳内のポリープ」 大沼「………………単騎待ち」 京太郎「わ」 京太郎「わけ、わかんねぇっ」 京太郎「わけわかんねぇ!!来るなぁぁ!!!!」 京太郎「来るなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!来るなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」 大沼「………………喉仏は」 大沼「………………悲願なので」 大沼「………………素敵なくらしを」 大沼「素敵なくらしを……素敵なくらしを」 京太郎「うぁぁぁっ!!!!うぁああぁぁぁあ!!!!」 ズザァァァッ!! 京太郎「はひぃう!!!!」 京太郎(よ、ようやく開けた場所に着い――……) タッタッタ 京太郎「……」 京太郎(なん、だ) 京太郎(なんだ、向こうから走ってくる人) 京太郎(こっちを、凝視しながら……こっちに向かって――……) 健夜「……」タッタッタッタッタ 京太郎「わ、あ、あう」 京太郎「あっ、わぁぁぁっ、わあああああっ」 京太郎(同類だ……!!多分、あの人、大沼の……!!同類だ!!!!!) ダッ!! 京太郎「はひっ!!」 タッタッタ 大沼「…………素敵なくらし」タッタッタ 健夜「待ってよー」タッタッタ 京太郎「はぁっ、はぁっ!!!!」 京太郎(なん、だ、こいつらっ) 京太郎「なんなんだ!!あんたらぁっ!!!!」 健夜「きっと止まればいいよ。そこに腰を据えるんだよ」 健夜「きっといい人生が待ってる。全てが生まれ変わる」 健夜「多分あなたも分かってるはずだよ」 健夜「アラサーだよ」 京太郎「わああぁぁぁっ!!!来るなぁっ!!!来ないでくれぇぇっ!!!!」 タッタッタ 京太郎「!!」 京太郎(前から人が!!) 京太郎(た、助けを) 京太郎「す、すみませっ……」 京太郎「……」 京太郎(……なん、で……この人……) 京太郎(俺の事、凝視、して…………) 京太郎(走って……) 照「美しい暮らしなどいない」ギュルルルルル 京太郎「……」 京太郎「ウワァァ」 京太郎「ウワアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」 大沼「………………尿道」 健夜「きっと、素晴らしい威光を授かれるよー」 照「ここには健康的なハイエンドなどいない」 京太郎「ウワアアァ!!!!!ウワアアアアア!!!!!」 京太郎(逃げ道っ!!逃げ道!!っは!!!!) 京太郎「っ!!!!」 京太郎(か、河に……!!) ガシッ!! バッ!! 京太郎(飛ぶしかねぇぇっ!!!!!) バシャーン!! 京太郎「っっぷはぁっ!!!」 辻垣内「腹を切れ」バシャバシャ 京太郎「うああああああああああああああああ!!!!!!!!」 ―須賀邸前― 咲「……」 ズザッ 咲「!!」 京太郎「ぜぇっ……ぜぇっ……」ヨロッ 咲「京ちゃん!」ダッ ガシッ 咲「大丈夫!?京ちゃん、大丈夫!?」 京太郎「さ、き……どうして」 咲「だって、京ちゃんが心配だったから……大丈夫だったの!?」 京太郎「はぁっ……はぁっ……変な、奴らに……追いかけられまくって……」 京太郎「でも……はぁっ……皆、撒いてやったぜ……」 咲「と、とにかく休まなきゃ!!」 ガチャッ 京太郎「ただ、いまっ……」 シーン 京太郎「誰も、いない……か」 咲「大丈夫?早く休まなきゃ!」 グイッ 咲「靴、脱げる?」 京太郎「大丈夫、だっての……」 咲「……もう……無理しちゃだめだよ……」 ―京太郎の部屋― ドサッ 京太郎「はぁっ……!はぁっ……!!」 咲「すごく疲れてる……」 京太郎「……はぁっ、わるい、な……咲」 咲「ううん、気にしないで」 京太郎「っ!そ、そうだ……!」 ムクッ 咲「!だ、だめだよ!寝てなきゃ!!」 京太郎「あ、あいつらの事……警察に、電話しなきゃ」 咲「だめ!休まなきゃ!!」 京太郎「……咲」 咲「休みなさい!」 京太郎「……」 咲「もう、本当に京ちゃんはいつもいつも……」 京太郎「……咲」 咲「……ん?」 京太郎「……悪かった」 京太郎「勝手に……部活……やめて」 京太郎「お前、らに……相談も無い、ままで……」 咲「……京ちゃん」 京太郎「俺……情けなかったんだ」 京太郎「一人だけ、才能なくて……」 京太郎「俺だけ、必要とされなくて……」 京太郎「くやし、かったんだ……」 ギリッ…… 京太郎「悔しかったんだ…………本当、は」 咲「……」 京太郎「いつの、間にか……麻雀自体を……すげぇ好きに、なってて」 京太郎「でも、才能も……頭も足りなくて……」 京太郎「お前たちに…………すげえ、嫉妬……してた……!!」 咲「……」 京太郎「そんな、ちっぽけな……屑なんだ……俺は……――俺はっ……!!」 ナデ…… 京太郎「!!」 咲「…………そんな事ない」 京太郎「……咲」 咲「そんな事ないよ」 咲「京ちゃんは京ちゃんなんだから」 咲「そのままで……いいんだよ」 咲「屑なんて……言っちゃ駄目」 咲「私は、知ってるよ」 咲「京ちゃんの良い所も……勿論、悪い所も」 咲「でも、そんな私が見ても……」 咲「京ちゃんは、ゼッタイゼッタイ……屑なんかじゃないよ」 京太郎「……――――咲……」 咲「だから、休まなきゃ……」 京太郎「………………え?」 咲「休まなきゃだよ。京ちゃん」 咲「ちゃんと休むのは肯定だよ。休めばきっとわかるんだ」 咲「人生はきっと美しいって」 京太郎「……」 ヴーヴー 京太郎「……携帯……が」ゴソッ 咲「皆、屑は休まないし休めないよ。風が吹くもの」 咲「だから休んだら今度は風になるの。次は鬼ごっこの鬼役になるの」 咲「そうすればもう誰もが休めない、全部風速が持っていくの!」 京太郎「……」 着信 宮永咲 咲「全部全部!!!!!美しい人生が始まって終わっていくの!!!!」 ピッ 咲『あ、もしもし京ちゃん?』 京太郎「……咲」 咲『うん、大丈夫だった?』 京太郎「……何が」 咲『ううん、今日、クラスでなんだか様子おかしかったし……』 京太郎「……」 咲「次は皆を箱の船で雨の洪水に浮かべるの!!!!!」 咲「きっと皆は『助けてー』って言うよ!!!!!!!!」 咲「でも駄目!!まだ駄目!!!!」 咲「だってそれはまだ人生じゃ、生きている人じゃないから!!!!!」 京太郎「………………」 咲『京ちゃん?どうしたの京ちゃん!』 咲『京ちゃ――……』ピッ 京太郎「……」 咲「まるでそれはア・プリオリな頸椎上の宣教師みたいに」 咲「笑って泣いて、食べて、転んで、交わって生きるの!!!!」 咲「素晴らしいでしょ!!!」 咲「だって皆カルテを待ちわびる間に」 咲「脂ぎった肉を精一杯頬張る事ができるんだよ!!!!!」 咲「誰だって止める権利なんてないよ!!!!!!!きっと自分自身にだって!!!!!」 咲「京ちゃん!!!!踊ろう!!!!踊ろうよ!!!!!もうすぐ車が来るよ!!!!!」 咲「大変な事なんだよ!!!!そしてコレはとっても大事な事!!!!!」 咲「踊ろう!!!!!!!!!!京ちゃん!!!!!!!!!!!!!」 咲「人生は!!!!!!!!!!!美しいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 京太郎「……」 京太郎「人……生……?」 スタスタ 大沼「…………人生」 詠「七転八倒とは言うけどねぃ」 藤田「人を殺して食べる飯は糧になるのか」 辻垣内「それを趣味と、スポーツと言い張る姿はまるで」 衣「跳梁跋扈の魑魅魍魎」 美穂子「人は一人では生きられないもので」 豊音「気付いた時にはやりたい事がちょーしんどいよー」 淡「それでもご飯をお腹いーっぱい食べたくなるのは」 洋榎「ひとえに欲望のお陰っちゅうやつや」 健夜「アラサーだよ」 はやり「だから素直になるのが一番☆」 咲「愛おしい人は放っておいて」 照「邪魔な人は撲殺し尽くさなきゃいけない」 戒能「それが、ビューティフル・ライフ」 京太郎「人生七転八倒とは言うけど」 京太郎「人を殺して食べる飯は糧になるのか」 京太郎「全てをモラルと、常識と言い張る姿はまるで」 京太郎「跳梁跋扈の魑魅魍魎」 京太郎「俺は一人では生きられないもので」 京太郎「気付いた時には一人だった!!!!一人きりだった!!!!」 京太郎「それでも飯を食べたくなるのは」 京太郎「俺に欲望しかないからだ!!!!!」 京太郎「だから素直になるのが一番で」 京太郎「愛おしい人は放っておいて」 京太郎「邪魔な人を殺しに行こう!!!!!!!」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ!!!!」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ!!!!」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ!!!!」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ!!!!」 ―長野のとある病院― 母「あの……先生……それで、京太郎は……」 医師「……大変申し上げにくいのですが……雀力に起因する心因性知覚障害です」 母「……雀……力……?」 医師「えぇ、京太郎さんは麻雀部に所属されてましたね?」 母「はい……」 医師「それで、全国大会まで勝ち進んだとか……原因はそれです」 医師「麻雀の手練というのは、特殊な波といいますか、そういうものを放っておりまして」 医師「その波長によって精神に影響を及ぼすケースが稀にあるんです」 母「……」 医師「まあこれは普通その波を放っていない普通の人間には影響がないんですが……」 医師「おそらく京太郎さんはあまりにも強い雀波を間近で長い年月をかけて浴び続けてきたのでしょう」 医師「……きっと、京太郎さんのご学友の方の仲に……強い雀波の発信者がおられます」 医師「今回はきっとその影響により、京太郎さんの麻雀に対するコンプレックスが」 医師「“今までに見た麻雀の強い人々が追ってくる”という幻覚をみせたのでしょう」 スタスタ 咲「……」 ―京太郎の病室― コンコン 咲「京ちゃん……京ちゃん、お見舞いに来たよ」 咲「……」 ガラ 咲「京ちゃん、お花を持ってきたよ」 咲「……」 サァァァ…… 咲「……京ちゃん?」 咲(いない…………あれ?) 咲(窓………………開いてる) ――東京―― 「いやぁ、今日も流石でした!大沼プロ!」 「また今度もお願いします!御疲れ様でした!!」 大沼「…………お疲れ」 スタスタ 大沼(帰って一杯やるか……)スタスタ 大沼「…………」 ピタ 大沼「……?」 京太郎「はぁっ……はぁっ……!」ニコォ… 大沼「……!?」 大沼(何だ……?この、寝巻きの格好をして) 大沼(ツルハシを持っている少年は…………) ……………… ガチュッ ガチュッ ガチュッ 京太郎「愛おしい人は放っておいてっ」 ガチュッ ガチュッ ガチュッ 京太郎「邪魔な人を殺しに行こうっ」 ガチュッ ガチュッ ガチュッ 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2281.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364050545/ 京太郎「……あれ?」 京太郎「ない!ないない!アレがないぞ!」 京太郎「ちょっと待て!身長も低い気がする…、ってか胸」 ぷにょん 京太郎「……」モミモミ 京太郎「……俺、女の子の胸とか触った事ないけど多分これがおもちだ」モミモミ 京太郎「落ち着け落ち着け…。クールになれ須賀京太郎」 京太郎「昨日の夜までは…、普通だったよな?」 京太郎「確か…」 和『須賀君、クッキー作ってみたんですけど試食して貰えませんか?』 京太郎『和が俺に?何の冗談だ』 和『じっけ…いえ、たまたま作りまして。ほら、今日は咲さんがお休みじゃないですか』 京太郎『確かに咲は休みだが…。優希とか居るけど』 和『須賀君に食べて欲しいんです!ぜひ!ぜひぜひ!』 京太郎『い、頂くよ。和の手作りとか珍しいからな』カリッ 和(食べましたね!)ニヤリ 京太郎『結構美味しいぞ』ポリポリ 和(効果が出るのは12時間後。とある病院で開発された性別反転キノコを使ったクッキーです) 和(もし…、これが成功すれば咲さんから咲君になって、咲君は私の体の虜になるはずです) 和(男の子は大きいおもちが大好きですからね。須賀君の視線もいつもおもちばっかりですし) 和『えーコホン。明日は必ず部活に来て下さいね』 京太郎『風邪でも引かない限り行くつもりだが?』 和『風邪引いても来て下さい!お願いしますね!』ギロッ 京太郎『お、おぅ…。今日はいつになく優しいな』 和『須賀君は清澄麻雀部に欠かせない存在ですからね』ポッ 京太郎(これは…、脈ありなのか…。優希すまん!お前に悲しい報告をする日が来るかもしれねぇ) 須賀家のトイレ 京太郎「やっぱりチ○コないわ」cv井上麻○奈 シャアアアアア、ブリュブリュュ 京太郎「オシッコしようと思ったらウ○コまで出たぞ!?女の体って不便だなぁ」 京太郎「……」フキフキ 京太郎「あんまりグロいから見たくないな。ちくしょう!モザイクの向こう側はこんな世界だったのかよ!」 京太郎「とりあえず部長に相談してみるか。学校行こう」 33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/24 02 17 18 ID 9roUFHEs0 部室 京太郎「ちわー」ガチャ 久「あら?見かけない顔ね」 まこ「もしかして入部希望者かの?」 京太郎「いや…、俺…」ゴニョゴニョ 久「一年生誰か!お茶と和菓子の用意を」 咲「は、はい。今すぐ用意して来ます」タッタッタ 咲「お茶もお菓子もどこに仕舞ってあるのかなぁ…。普段は京ちゃんが全部やってるからわかんないよー」ゴソゴソ まこ「困ったの。優希、買いに行ってくれるか?」 優希「ラジャー」 京太郎「あの…、お茶なら白糸台の渋谷さんが送ってくれた玉露がまだありますし」 咲「え?」 京太郎「そこの戸棚の左奥だよ」 咲「こんな所にあったんだ」ゴソゴソ 咲「ど、どうぞ粗茶ですが…」コトッ 京太郎「…どうも」 京太郎(やっぱり気がつかないのか) 久「それで貴方は何年生なのかしら?麻雀部は見学に?」 京太郎(いつもいいように使われてるし、たまには仕返ししてやるか…) 京太郎「い、一年生の山田花子と申します」ペコリ 京太郎「麻雀は点数計算とか出来ない素人で、初心者です」 久「うんうん、麻雀の点数計算は難しいものね。初心者とか全然気にして無いから」ニコッ まこ「そうじゃ、私らがいくらでも教えてやるわい」 京太郎「えー、お…私に出来るかなぁ~」 京太郎(女と男でなんでこんなにも態度が違うんだよ!) 京太郎、男の時 久「須賀君さー、まだ符計算覚えてないわけ?」 京太郎「はい。俺の練習相手ってネトマだから覚えなくても問題なくて」 久「そんなんで上手くなれるわけないでしょ!ほら、紙にでも書いてチャチャと覚える」 和「符計算くらい覚えて貰わないと清澄麻雀部の一員である資格なんてありませんよ」 京太郎「えぇ~」 京太郎「どうしようかな~」悩むふり 久「ね、ね、お願いよ。実は私が卒業して清澄麻雀部の部員が4人になるの」 咲(京ちゃん入れて5人ですが) 京太郎「そんな事言われても私には関係ないし~」 久「全国大会団体戦は5人居ないと出場出来ない。来年、新入部員が入って来る保証もない」ジリジリ 京太郎(女)との距離を詰める久 久「私で良かったら…、何でもするからさ…」サワッ 京太郎(なんか知らんが手を握られた) 京太郎「何でもですか?」 久「金銭的相談以外ならね」ウィンク まこ(あーあー、安請け合いしよってからに) 京太郎「コホン。じゃあ、おもちタッチいいですか?」 久「へ?」 京太郎「おもちタッチですよ。同性ですし、別にいいかなって」 久「うっ…、胸を触らせろって事ね///」 京太郎「はい、触らせて貰えたら入部を考えます」 久「胸かー。胸をねぇ…」ウーム まこ(一応、初対面なんじゃが…) 咲(でも全国大会にも居たなぁ…、そんな女の人) 玄『和ちゃん、お久しぶりですのだー』モミモミ 和『玄さん!?』 久『誰?和の知り合い?』 玄『清澄の部長さんですね?初めまして、和ちゃんの幼馴染の松実玄です』モミモミ 久『…触っていいって言ってないけど?』 玄『これは奈良式の挨拶でして』モミモミ 久『……ふーん』 玄『私のおもちも触りますか?』ズイ 久『結構です』 玄(Cカップですか…。清澄のおもち力は全国でも下から数える方が早いですね) 玄(後は…)チラッ 咲「それでね、そのドラマの女優さんが…」 優希「へぇー、ごり押しじゃないのか」 まこ「最近よくCMで見るのぉ」 玄(さて、次の学校に行きますか) 京太郎(女の人なら初対面でも胸を揉んでいいのか…。男なら即警察行きだからなぁ) 咲「そんな事があったな。後から聞いたら松実さんは大のおもちマニアだとか」 まこ「なーに一人でブツブツ言ってるんじゃ」 京太郎「で、どうしますか?俺、麻雀は初心者ですが料理、裁縫、日曜大工。雑用なら何でも器用にこなせますよ」 久「…うーん。欲しい」 久「ふ、服の上からよね?///」 京太郎「今日の所はそれでいいです」 久「減るもんじゃないし…、いいわよ///」コクン 京太郎「では、触ります」フニフニ 久「んっ…、んふっ…」 京太郎(うーむ、柔らかいけど大きさがなぁ…。俺の方が大きいかもしれん) 京太郎「……」モミモミ 久「あっ…、あん!た、タッチって言ったじゃない!?」 京太郎「失礼しました、つい考え事をして」ペコリ ガチャ 和「おはようございます」 久「で、これが入部届ね。約束は守って貰えるのよね?」 京太郎「はいはい、もちろ…」 和「須賀君ですか?」 京太郎「ぎくっ!?そそそそ、そんなわけあるか!俺は女だぞ」 京太郎「須賀君は男じゃないか!」 和「……」ジトーーー 久「入部届ありがとう。あら?山田花子さんじゃないの?」 咲「須賀京太郎って書いてますけど…」ジトー 優希「おい、山田。お前の持って来た鞄を見せるじょ」ヒョイ 勝手に京太郎の鞄を取る優希 優希「……」クンクン 優希「これ、犬の家の匂いだじぇ!?」 久「きゃあああああああああ!」 まこ「おぬし、京太郎か!」胸倉掴む 京太郎「マジすいません!ほんの出来心で…」ブルブル 咲「最低だよ、京ちゃん」 和「ホントに最低ですね」プンプン ・ ・ ・ 久「で、言い訳とかあれば聞くけど?」ムスッ 京太郎「来年も清澄の雑用係として末席に置いて下さい」ドゲザ 久「ったく。男の子に胸触られるのとか初めてだつーの!」 咲「ホントに京ちゃんなの?」 京太郎「信じられないかもしれないが、須賀京太郎だ。起きたら女になってた」 和(実験は成功ですね)ニヤリ 久「いくつか質問をしましょう。他校から送られてきたスパイかも」 まこ「まぁ…、わしらは仮にも全国大会で優勝したチームじゃしな」 優希「京太郎の事は私が一番詳しいじぇ。おい、花子。私の質問に答えろ」 京太郎「花子じゃねーよ!」 ・ ・ ・ 優希「あっ、間違いないじぇ。この花子は、京太郎だ」 咲「だよねぇ…。私と京ちゃんの中学時代の事まで知ってるなんて」 和(咲さんの中学生時代の話が聞けて貴重でした) 京太郎「信じて貰えましたか?」 久「次は本当に女になったかをチェックね」 咲(胸、どう考えても私より大きい!こんなのってないよ)ズーン 京太郎「ははは…、女の体って不便ですね。体力は絶対落ちました。筋力もですけど」 久「私は貴方の体を触る権利あるわよね?」 京太郎「た、多少は」 久「ふふっ…、少し楽しみね。さぁ、須賀君そこのロッカーに入りなさい」 京太郎「は?」 ギィィィィィ まこ「どうぞ、ごゆっくり」 京太郎「……」ビクンビクン 久「ふぅ、一仕事終えたわ」フキフキ 咲「部長、本当に女の子でした?」 久「間違いないわね。身長169cm、体重49kg、BWHは90-62-92」 久「清澄では和に次ぐナイスバディーよ」 優希「犬の癖に生意気だじぇ」 咲「京ちゃんいいなぁ…。私もバスト90とかなってみたい」シュン 和(咲さん、安心して下さい。私がもうすぐ咲さんをバスト(胸囲)90に変えてあげますからね) そして京太郎が女のまま夏がやってくる 県大会予選 まこ「いいか。優希で稼ぐ。そして次鋒の京太郎に繋ぐ」 京太郎「は、はい」 優希「私が他校を飛ばしてしまってもいいんだじぇ?」 まこ「もちろん。京太郎はあくまで防御にこだわるんじゃぞ」 京太郎「はい、ベタ降りの練習はずっとして来ましたから大丈夫です」 咲「京ちゃん、何点取られても気にしないでね」 和「私達が取り返せばいいんです」 京太郎「おぅ。お前らに任せた。俺は飛ばされない事だけを考えて打つよ」 優希「大丈夫だじぇ。半年間私と咲ちゃんの東場で練習して来たじぇ。もうちょっと自信持つじぇ」 パーン 京太郎の腰を叩く優希 京太郎「いてて…」 まこ(次鋒は火力が高い選手が少ないからの。大丈夫じゃと思うが…) まこ(久が居ない分、去年より確実に厳しい。しかし、京太郎が女になってくれたおかげで県大会出れたんじゃ) まこ(京太郎に感謝せんと) なお県大会優勝は龍門渕 10年後 京太郎「おっ…、動いた!」ドクン 優希「私も動いたじぇ。流石双子」 和「双子なんですかね?まぁ…、母体が違うだけで遺伝子は同じですからね」 京太郎「しかし、和には感謝してるぜ。iPS細胞での女性同士の妊娠。滅茶苦茶お金かかるからな」 優希「何年かかってもお金は必ず返すじぇ」 和「気にしないで下さい。私は須賀君にとても感謝してるのです」 京太郎「俺に?」キョトン ?「京ちゃんも優希ちゃんもお腹大きくなったねぇ~、久しぶり!」 京太郎「お前、咲か!?ヒゲ似合ってねーなー」 咲「むっ?厳つい感じを出したかったのに…」 優希「咲ちゃんはカワイイ男の子だから、ヒゲなんて辞めといた方がいいじぇ。イチローって言うかムネリンタイプ」 和「世界大会はどうでした?」 咲「ごめんね、負けちゃった」エヘヘ 京太郎「ニュースで見たぜ。監督の指示ミスなんだよな?」 咲「違うよ。私の責任。ちょっと焦ってリーチかけちゃったのが原因」 優希「ネットでは戦犯とか言われてるけど、気にする事ないじぇ」 和「当たり前です!咲さんは日本を代表して戦ってたんです、リーチかけて直撃振り込んだからって戦犯だなんて…」 咲「事実だよー。大将だからね、責任は取らないと」 咲「和ちゃん、ごめんなさい。坊主にして来ました」ぺっこりん 帽子を取って坊主頭を見せる 和「咲さん」ウルウル 咲「私の事、嫌いなった?」 和「……」フルフル 和「坊主頭くらいで嫌いになれるわけないです」 咲「良かった。そうそう、日本に帰って来たらね…。ホントは勝って言うつもりだったんだけど…」 咲「け、け、結婚しませんか?」 和「喜んで」ニコッ 京太郎「おおっ!ついに咲が…」 優希「明日の朝刊の一面は決まりだじぇー。染谷先輩や竹井先輩に報告しないと」 こうして女になった京太郎は末永く優希と暮らしました。 男になった咲さんも、末永く和ちゃんと暮らしましたとさ 終わり
https://w.atwiki.jp/sangamaki/pages/33.html
. エイスリン「ネエネエキョウタロー」 京太郎「何ですかエイスリンさん?」 エイスリン「ンッ!」つ 京太郎「何ですか?」 エイスリン「ンッ!」つ 京太郎「エイスリンさんが何をしたいのかわからないなー」ボウヨミ エイスリン「~~ッ」ウルウル 京太郎(涙目かわいい) エイスリン「フンッ!」プイッ 京太郎「エ、エイスリンさん?」 エイスリン「…………~~!」カキカキ エイスリン「キョウ、タロー……」ウルウル バッ |京太郎とエイスリンが手をつなぐ絵| エイスリン「キョウタロー、キライ?」ウルウル 京太郎「そんなわけないじゃないですか」ニギッ エイスリン「!」 京太郎「エイスリンさんの考えは全部わかりますよ」 京太郎「意地悪してみました」 エイスリン「…………」ウルウル 京太郎「ちょっ、泣き止んでくださいよ!」 エイスリン「メソッ、メソッ」 京太郎「エイスリンさーん、許してくださいよ!」 エイスリン「キョウタロー、キライ」 京太郎「えっ」ガビーン エイスリン「メソッ、メソッ」 京太郎「許してください!エイスリンさんに嫌われたら俺どうやって生きていけばいいんですか!」 京太郎「許してくださいよぉ、なんでもしますからぁ」 エイスリン「イイヨ!」ニコッ 京太郎「あっ、エイスリンさん嘘泣きしてましたね!」 京太郎「無効ですよ、無効!」 エイスリン「フッフ~ン」ピッ 京太郎『許してくださいよぉ、なんでもしますからぁ』 京太郎「」 京太郎「……エイスリンさんを可愛がればいいんですね?」 エイスリン「」グッ 京太郎「はぁ……」 京太郎(へへっこのまま流されてたまるかってんだ!) 京太郎(この状況を楽しんでやるぜ!) 【肩車】 京太郎「肩車をしましょう!」 エイスリン「カ・タグルマ?」 京太郎「どこの人ですか」 京太郎「肩車ですよ、えーっと」カキカキ 京太郎「こんな感じです」バッ エイスリン「umm……」グッ 憩「エイちゃんと京太郎くん、何してるんやろか?」キキミミ 京太郎「じゃあ、俺に跨ってください」 エイスリン「んっ……っ」 京太郎(ああ、やわらけえ) 京太郎「それじゃ立ちますよー」 エイスリン「ウン!」 京太郎「よいしょ、っと」 エイスリン「んっ!」 京太郎「どうかしましたか?」 エイスリン「No problem!」 京太郎「了解です、動きますよ」 憩「はっ、こ、これって」カァァ 京太郎「ぅっ、ど、どうですか?」 エイスリン「タノシイ!」 京太郎「俺もですよー」 京太郎「じゃあ少し跳んでみましょうか」 エイスリン「エ?」 憩(と、跳ぶ?跳ぶって何や?) 咏「おーす、何やってんのー」 照「遅くなった」 郁乃「中入らんの~?」 憩「しーっ!今いいとこなんやから!」 京太郎「いっちにー、さんしーっ」ピョンピョン 京太郎「どうですかー?」 エイスリン「んっ、あっ……んっ」 京太郎「楽しいですか?じゃあもっとやりますねー」ピョンピョンピョンピョン エイスリン「ヤメッ、ああっ、んっ、はぁっ!」 京太郎(だんだん頭が濡れてきたな……いい匂いだ) 京太郎「休憩しますよー」 エイスリン「はぁ……はぁ……」 京太郎「さっきから息荒いですけど、大丈夫ですか」 エイスリン「ダメ、ウゴカ、ナイデ」フルフル 京太郎「えっ?何か言いました?」フリムキ モゾッ エイスリン「ん~~~~~っ!」ビクッビクッビクッ 京太郎(あ~なんかめっちゃ濡れてる) 憩「///」 照「///」 咏「///」 郁乃「///」 【膝枕】 京太郎(エイスリンさんが寝てしまったので膝枕してます)ナデナデ エイスリン「あうっ……」ビクッ 京太郎(寝顔が可愛い) 憩(京太郎くんとエイちゃん……///)トン 照(部室で、あ、あんなことして///)トン 咏(だぁーっ!変なこと考えちまったじゃねえか!///)トン 郁乃(私も、いつかは……///)トン 京太郎(嗚呼、なんと幸せな日々よ) 憩照郁咏(うらやましい……///)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5656.html
注意 安価、コンマスレのまとめなので話が途中でわからなくなることがあります 詳しくは下記の元スレを参照 本まとめはセリフのあるレスのみを抜粋しました(だいたい) 変なところで区切れていますがご了承ください(時間があれば、また修正します) この物語はループものです | | は 安価です、修正がめんどくさいので…時間があれば修正します だいたい1時間で適当にまとめました、ミス多々あります 始めに 京太郎「ヤンデレ……?」0 本編 京太郎「ヤンデレ……?」1 京太郎「ヤンデレ……?」2 京太郎「ヤンデレ……?」3 京太郎「ヤンデレ……?」4 京太郎「ヤンデレ……?」5 京太郎「ヤンデレ……?」6 京太郎「ヤンデレ……?」7 京太郎「ヤンデレ……?」8 京太郎「ヤンデレ……?」9 京太郎「ヤンデレ……?」10 京太郎「ヤンデレ……?」11 京太郎「ヤンデレ……?」12 京太郎「ヤンデレ……?」13 京太郎「ヤンデレ……?」14 京太郎「ヤンデレ……?」15 京太郎「ヤンデレ……?」16 京太郎「ヤンデレ……?」17 京太郎「ヤンデレ……?」18 京太郎「ヤンデレ……?」19 京太郎「ヤンデレ……?」20 京太郎「ヤンデレ……?」21 京太郎「ヤンデレ……?」22 京太郎「ヤンデレ……?」23 京太郎「ヤンデレ……?」24(終) 京太郎「ヤンデレ……?」座談会 元スレ -京太郎「ヤンデレ……?」【安価】 京太郎「ヤンデレ……?」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398960866/ 京太郎「ヤンデレ……?」照「その2……」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399179751/ 京太郎「ヤンデレ……?」霞「その3ね」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399656717/ 京太郎「ヤンデレ……?」白望「その4……だるっ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400606625/ 京太郎「ヤンデレ……?」ゆみ「その5だな」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401001615/ 京太郎「ヤンデレ……?」洋榎「その6やでー」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401377079/ 京太郎「ヤンデレ……?」煌「その7……すばらな数字です」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402751995/ 京太郎「ヤンデレ……?」怜「その8や」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403445335/ 京太郎「ヤンデレ……?」衣「その9だ!」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404540082/ 京太郎「ヤンデレ……?」小蒔「その11……復讐……ですか?」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406217308/(10スレ目) 京太郎「ヤンデレ……?」淡「その130……なんてねっ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407660402/(11スレ目)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6465.html
89日目・朝- 京太郎「あれ、つまりみんなではやりさんが取ったホテルに?」 華菜「あたしと宮永以外なー」 はやり「だってひとつ屋根の下に男女が二人きりなんて、ね☆」 白望「良くない」 京太郎「じゃあ、放課後はそっちのホテルに行けば会えると」 はやり「会いに来てね♪」 恭子「待っとるよー」 淡「お土産よろしく!」 京太郎「おう」 京太郎(さて、今日の放課後はどうするかなー) テクテクテク 京太郎「ん、歩かぁ」 歩「歩かぁ、じゃないよ……しばらくいなかったけど、久しぶり」 京太郎「久しぶりだなぁ、会えなくてさびしかったぞ~」 歩「ま、まぁ私も寂しくは」 京太郎「やべ、今日も時間割聞きそう」 歩「……はぁ」 授業- 京太郎「次は?」 歩「なんだっけ?」 京太郎「え?」 歩「冗談」 京太郎「ふぅ……」 京太郎「ラーメン!」 教師「おいしい」ズルル 歩(ダメだ、クラスの連中全員京太郎のラーメンにやられてる)ズルルッ 昼- 京太郎「さて、昼昼~」 京太郎「歩、ところで最近どうだー」 歩「麻雀ならたまに勝てるようになってきた」 京太郎「あいつらにたまに勝てるって十分化け物くさいな」 歩「……あれ、しないでよ?」 京太郎「あぁ、喰うのはもうちょっと歩が大きくなってからだなぁ」 歩「うわぁ、これ以上成長しませんように」 クラスメイト(な、なんの会話なんだ……) 放課後- 京太郎「さて、今日はどうするかなっと……」 京太郎「今日は野暮用が」 歩「まぁ良いけど」 京太郎「さて……」 京太郎「せっかく来てくれてるんだしな、行くか!」 京太郎(ホテルについたら誰かに部屋番号とか教えてもらわなきゃな) ホテル前- 淡「京太郎~!」バッ 京太郎「うおっ」ガバッ 京太郎「突然抱きつくな危ない」 淡「え~」 京太郎「えーじゃない、とりあえず部屋に案内してくれ」 淡「うん!」 部屋- 京太郎「お邪魔しまーす」 はやり「京ちゃん、いらっしゃい♪」 恭子「うん、いらっしゃいや」 京太郎「麻雀ですか?」 はやり「うん、異能無しだけどね」 京太郎「自力が大事ですもんね、シロ……じゃない!?」 華菜「せっかくみんないるんだから参加ぐらいするし、ちなみにシロはそこ」 白望「ん、京だ……あれ、咲は?」 京太郎「いや、昨日と違って今日はいないだろそりゃ」 白望「そっか……」 京太郎「気持ちよさそうに寝てる……」 京太郎「ん~普通に良いなこの部屋、景色も良いし」 淡「私長野ってもっと田舎かと思ってた!」 京太郎「まぁ俺の家の方とかは結構田舎だけどなぁ、って失礼な奴だな、そりゃ東京と比べれば」 淡「いやぁ、でもちゃんと大きいホテルもあるし安心したよ~」 京太郎「なによりだ」 京太郎「それにしても、あれからどうだ?」 淡「うん、超絶好調だよ、京太郎のおかげだね!」ニコッ 京太郎「お前のためになれたならなによりだよ」フッ 淡「京太郎って優しいよね、私そういうとこが好きだよ」 京太郎「っ、お前なぁ、そんなこと」 淡「あれ、私本気だけど?」 恭子「」 白望「」 はやり「」 華菜(とんだ状況にはちあわせたし、帰りたい……) 淡「えへへ」ニコッ 京太郎「お、おう……」 淡「返事、帰るまでには聞かせてほしいなー」 京太郎「お、おう……」 華菜(あ、心神喪失してるな、あれ) 京太郎(ふぅ、自分を取り戻したぞ!驚いたけど、どうしようなぁ……) 白望「京太郎」 京太郎「?」 白望「……鼻の下伸びてた」 京太郎「んなわけないだろ、色々と混乱してるんだよ」 白望「優しいから、気にしなくても良いのに……」 京太郎「普通に考えてするだろ」 京太郎(お前だけじゃなくて咏さんともなのに、これどうすんだよ俺ぇ……) 京太郎「大罪のことで、知ってることってあるか?」 白望「熊倉先生の話だと、大罪は昔からあって……私たちのだいぶ前には大沼プロとかトシさんもだったとか」 京太郎「うわ、マジか、なるほどな大沼プロが暴食のことを知ってたのも納得だ」 白望「まぁ、細かいこととか詳しいことならはやりさんに聞いた方が早いと思うよ?」 京太郎「なるほどな、そうしてみるわ、でもありがとなシロ」ニッ 白望「うん」フッ 夕方2- 京太郎(んっと、次は誰と話すかな?) 京太郎「そういえば池田、美穂子さんが心配してたぞ?」 華菜「ん、なんでキャプテンが?」 京太郎「そりゃお前がおかしいって」 華菜「ん、おかしいって?」 京太郎「さぁ?」 華菜「……ん~」 京太郎「まぁ、美穂子さんをあんま心配させんなよ?」 華菜「わかってるし」フッ 京太郎「風越の方はどうなんだ、最近は?」 華菜「普通だし、合同合宿の成果もあってみんな強くなったけど……来年、出るのはまだまだ頑張る必要があるな」 京太郎「来年はお前がエースか、大丈夫か風越」 華菜「失礼な奴だし!これでもあの宮永とまともにやりあったし!」 京太郎「衣がいたからな」 華菜「くそっ、来年も全員残ってるなんて汚いしっ!」 京太郎「優勝の座は龍門渕がもらうとしよう」 華菜「勝手に言ってろし!」ケッ 京太郎(んっと、どうするかー) 京太郎「はやりさん~」 はやり「ん、モテモテだね京ちゃん☆」 京太郎「勘弁してくださいよ~」アハハ はやり「まぁ良いんだけどさ☆」 京太郎「そういえば大罪って先代とか居たんですね?」 はやり「そうだね、世代に渡って引き継がれていくんだよ、大罪は」 京太郎「へぇー」 京太郎「大罪は十数年前から持ってるって言ってましたけど、はやりさん、使いこなせるようになったのってすぐだったんですか?」 はやり「うぅん、まぁ~色々あったんだよね☆」 京太郎「色々ですか?」 はやり「うん、色々……どうしても知りたかったら、私の世界にもう一回来てくれるかな?」 京太郎「ん……?」 はやり「気が向いたらで良いからさ、色々教えてあげちゃうゾ☆」 夜- 自宅- 京太郎「さて、どうするかなー」 京太郎「さて、ちょっくら出かけるかなー」 京太郎(夏場の夜風は良いなぁ) 京太郎「あれ、美穂子さん」 美穂子「あら京太郎君?」 京太郎「こんな時間にどうしたんですか?」 美穂子「ちょっと必要なものがあって買い物をね、それで帰ってきたところよ」ニコッ 京太郎「そうですか~、でも心配なんでちょっとそこまで送っていきますよ」 美穂子「あら、ありがとう」ニコッ 美穂子(いつもと、違う匂いがする……?) 自宅・自室- 京太郎「次は、メールか?」 京太郎「誰からだろ」 京太郎「照さんからだ」 差出人:照 本文『淡と咲が京ちゃんの家に泊まったって?』 京太郎「淡か」 本文『何もなかったですよ』 差出人:照 本文『わかってるけど、長野に行く機会があったら泊めてね?』 京太郎「いや照さん自宅が……いや」 本文『良いですよ、楽しみにしてます』 差出人:照 本文『うん、楽しみにしてる』 京太郎「次は、灼さん?」 差出人:灼 本文『ハルちゃんが最近テンション高いんだけど、なにか知ってる?』 京太郎「ん?」 本文『なんにも知りませんよ』 差出人:灼 本文『なら良いんだけど、そういえば月末前にまたそっちに行くかもしれないから』 京太郎「あー」 本文『清澄にリベンジですか?』 差出人:灼 本文『うん、今度は勝つからね、そしたら連絡するから来てね?』 京太郎「もちろん」 本文『楽しみにしてますね!』 差出人:灼 本文『うん、おやすみ』 京太郎「おやすみっと」 京太郎「さて、寝るかなー」 カピー「カピ!」 京太郎「あれ、久しぶりだなぁ」 カピー「カピ!」クウキヨンダンダヨ 京太郎「そっか、さて一緒に寝るかー?」 カピー「カピ」アソンデ! 京太郎「んー」 京太郎「さて、ほらほら、ここがええんかここが!」ワシャワシャッ カピー「カピッ!」ハゲシッ 京太郎「げへへへっ」 カピー「ピカー!」 京太郎(それは違う) 89日目終了- ?- 京太郎「またか」 ?「そういうな」 京太郎「あ、久しぶり……」 ?「うん、今日はどこに入るんだ……着いて行くよ、前みたいに」 京太郎「そりゃ助かる」 「ずいぶん肩入れするな」 ?「場合によっちゃ、必要だからな」 「どこに行く?」 京太郎「ん、あぁ……」 京太郎「じゃあシロに会いに行くかな」 ?「じゃあ私は待ってようか」 京太郎「え?」 ?「危険もないだろうしね」 京太郎「あ、じゃあ行ってくる」ギィ 「せいぜいあがけよ」 バタンッ 京太郎「あれれ、部室?」 白望「いらっしゃい」グテー 京太郎「おう」 白望「……する?」 京太郎「しねぇよ!」 白望「残念……」 京太郎(興奮します) 京太郎「そう言えば、シロはもうしてほしいこととか助けてほしいことはないか?」 白望「……」 京太郎「お前が驚いた顔してるのも新鮮だな、どうした?」 白望「いや、この状況で他人を心配できるってすごいなって」 京太郎「はぁ?」 白望「うぅん、頑張って……色々と」 京太郎「おう……?」 ?- 京太郎「あれ?」 「戻ってくるのは当然だろ、ここはお前の世界なんだから」 京太郎「暴食?」 「そこに関しては強欲が詳しいよ、お前は特殊だからな」 ?「あぁ、だけど、味方がいるってことを忘れるな?」 京太郎「お、おう?」 「せいぜいあがいて見せてくれ」 ?「またお前は……無事を祈るよ、な?」 京太郎「うん……?」 90日目・朝- 京太郎(はやりさんたちがいつ帰るのかも聞かないとだなー) テクテクテク 京太郎「おう、衣じゃないか!」 衣「京太郎!」タタタッ 京太郎「最近はどうだー?」 衣「調子が良いぞ、これなら全国には県大会決勝の実力を出せる!」グッ 京太郎「そりゃ期待だな!」 京太郎「さて、行くかー」 衣「そうだな!」 授業- 京太郎「さて?」 歩「はいはい」スッ 京太郎「おし!」 教師「須賀君、私にマフラーを編んで!」カァッ 京太郎「別に構いませんけど」クイクイッ 歩「はい、今は夏ですよー」 昼- 京太郎「さて、昼だな」 京太郎「一、二人だけで良かったか?」 一「う、うん!な、なんでボクだけ誘ったの!?」 一(あぁ、動揺する!?) 京太郎「いやぁ、たまにはお前と二人きりも良いかなってなぁー」モグモグ 一「そ、そうなんだ……」 一(これ、いい感じに来てる!?)グッ 京太郎(どうした、なんか静かだけど元気だな)モグモグ 放課後- 京太郎「さて、今日はどうするかなー」 京太郎「おっす!」 透華「久しぶりですわね!」 京太郎「そうだな、すまんすまん」 智紀「取材の話、学校に来てたよ」 京太郎「え」 透華「京太郎、私より目立つのは禁止ですわよ!」 京太郎(ダル……) 京太郎「そう言えば智紀、東京の白糸台と岩手代表宮守高校の情報があるぞ」 智紀「ん、ありがとう、ただナンパしに行ったわけじゃなかったんだね……」 京太郎「なにをおっしゃいますか、この俺とて伊達に麻雀部員じゃないって」グッ 放課後2- 京太郎「さて、次は」 京太郎「歩ー、調子はどうだ?」 歩「別に、いつも通りだけど……」カチカチ 京太郎「デジタルを目指してるのか?」 歩「うん、原村和だっけ、あの子みたいにできれば良いんだけど……」 京太郎「でも、異能はあるんだろ?」 歩「それでもデジタルを覚えておくに越したことないし、アナログよりは頭良さそうだし」 京太郎「色々敵に回すなぁ」 歩「別に良いよ、勝てるならさ」 京太郎「……楽しいか?」 歩「楽しいけど?」 京太郎「そーか?」 歩「うん」 夜- 自宅- 京太郎「帰ってきたな、どうするかなー」 京太郎「さて、出かけるわー」 京太郎(夏、虫多いんだよなぁ) 京太郎「あれ、原村さん?」 和「須賀君、丁度良かったです」 京太郎「丁度、とは?」 和「……今度の土曜日、清澄に来ていただけませんか?」 京太郎「え?」 和「最後に、貴方と打ってみたい」 京太郎「え、それって」 和「鶴賀か龍門渕以外の生徒を誰か一人を連れてきてください、私はゆーきと打ちます」 京太郎「そんな突然!」 和「ですから、用があるなら結構ですから……お願いします」ペコッ 京太郎「あ、え……」 和「では……」クルッ タッタッタッ 自宅・自室- 京太郎「それにしても原村さんどうしたんだ……お、メール」 京太郎「誰だ?」 京太郎「一からか」 差出人:一 本文『最近、私に良く構ってくれるけどどうしたの?』 京太郎「ん?」 本文『別になにもないぞ、ただお前と一緒に居たいだけで』 差出人:一 本文『期待するよ?』 京太郎「へ?」 本文『なにが?』 差出人:一 本文『なんでもないよ、おやすみ!』 京太郎「ん? まぁ良いか、おやすみっと」 龍門渕家・一部屋- 一「あぁもう、どうしよっ」カァァッ 一「でも、そろそろちゃんと決めないと」グッ 自宅・自室- 京太郎「そろそろ寝るかなー」 カピー「カピ」ネムレ 京太郎「……遊んでやろうか?」 カピー「カピ」エッ? 京太郎「たっぷり遊んでやるぜ!」モフモフ カピー「カピッ!」アッ! 京太郎「ふははははっ」モフモフ カピー「ピカー!」モッ、ダメッ! 90日目終了- ?- 京太郎「ん~」 ?「おかえり」 京太郎「今日もいるのかぁ」 ?「そりゃね、当然って言えば当然だよ」 「ともかく、とりあえず行け」パチンッ ?「まぁ昨日と同じく、だからね」 京太郎「じゃあ、はやりさんのところに行くか」 ?「ここは私もついて行くよ」 「ふん」 京太郎「さて、行くかぁ」ギィッ ?「なにがあっても荒れるなよ?」 京太郎「ん?」 「さて、どうなることやら」 バタンッ 京太郎「また、学校だ……」 はやり「京ちゃん、どうかな☆」クルッ 京太郎(制服、高校生の頃のかな?) 京太郎「似合ってますよ」 はやり「嬉しいナ☆」 京太郎「あはは」 京太郎「あの、トシさんや大沼プロが大罪だったって話を聞いたんですけど」 はやり「あ~そっか、そこまでたどり着いちゃったかぁ……そうなんだけど、私が知ってるのは一世代前だけ、もっと前のはよくわからないから☆」 京太郎「なるほど、先代のですか……」 はやり「普通七人いるんだよ?京ちゃんみたいに二つ持ってるのは本当に珍しいんだから♪」 京太郎「へぇ、そうだったんですか……」 京太郎(珍しいってことは一応いたのか……) はやり「何が、聞きたいかな?」 京太郎「傲慢と暴食が気になるんですけど」 はやり「そっか……傲慢かぁ、傲慢はね、私の友達で京ちゃんもご存じ……赤土晴絵ちゃんだよ☆」 京太郎「へぇ……はぁッ!?」 はやり「晴絵ちゃんったら無自覚で大罪操ってるんだからびっくりだよねぇ、健夜ちゃんにぼっこぼこにされたけど♪」 京太郎「自覚がなかった、それで大罪なんてあるんですか!?」 はやり「あるよ、無かったら晴絵ちゃんは今頃、京ちゃんに色々教えてくれてるよ……わかるでしょ?」 京太郎「は、はい……」アゼン はやり「心底驚いたって顔してるねぇ☆」 京太郎「そ、そりゃそうですよ、なんで大罪が今無くなって」 はやり「その話はまだ、京ちゃんに教えるべきじゃないんだなそれが」 京太郎「え、えぇ~」 はやり「それと、もう一人、暴食だったよね?」 京太郎「はい……」 京太郎(なんか、雰囲気が……) はやり「暴食はね、私の大事な友達……白築慕ちゃん」フフッ 京太郎「白築さんって言うんですか……麻雀の第一線にはいませんよね?」 はやり「そうだね、いまだに私は連絡取ってるけど、一応慕ちゃんが一番京ちゃんにわかりやすいぐらい近い存在だよ」 京太郎「会ったこともないのに、ですか?」 はやり「会ったことが無くても、だよ……それでもたぶん、慕ちゃんが一番京ちゃんにいいアドバイスをくれる」 京太郎「へ?」 はやり「暴食が、惹き合えばいつか会えるよ☆」 京太郎「なんか、寂しそうですね?」 はやり「そんなわけないゾ☆」 ?「そろそろ行こう、これ以上ここにいても仕方がない」 京太郎「いや、でも聞きたいことがっ!」 はやり「また現実でもこっちでも、来てくれれば答えるからね」フリフリ 京太郎「え、ちょっ!?」 バタンッ ?- 京太郎「あれ、またここか……」 ?「また私の出番はなかったけど、無いにこしたことはないってもんだ」 京太郎「ん、どういうこと?」 「なんでもないだろ、とりあえずそろそろ起きておかないとまずいぞ」 京太郎「へ?」 「また明日、だ」 91日目・昼- 京太郎「ふぅ、遅い時間だなぁ」 カピー「カピ」ドウスンノ? 京太郎「あぁ、行くかぁ……」 カピー「カピ」ガンバレヨ! 京太郎「さて!」 放課後- 京太郎「さて、単位が心配だが放課後だしどうでも良いか!」 京太郎「部室に行く!」 透華「あらいらっしゃい、テンション高いのね」 純「また遅刻だって?」 京太郎「まぁ二日連続で夜更かしは不味かった、今日からは平気そうだけど!」 智紀「良く寝たみたいだしね……」 衣「寝る子は育つぞ!」 一「育たなかったりもするわけだけどねー」 京太郎「一、どうした?」 一「ん、なんで?」チャリンチャリン 京太郎「飲み物一緒に買いに行こうなんて」 一「ちょっと言っておきたいこともあったしねー」ポチッ ガコンッ 京太郎「言いたいことって?」 一「透華ってさ、京太郎に告白したわけでしょ?」 京太郎「ッ!?」 一「だからさ、私もせっかくだからと思ってね」ニコッ 京太郎「へ?」 一「いつかさ、京太郎が私に手錠をはめてくれる日が来てくれたらなって」ニコッ 京太郎「……なななな、ななな、なななな、ななななななにをッ!!?」 一「動揺しすぎだから」 京太郎「ん、んなもん動揺するに決まってんだろ!?」 一「ま、そういうことだからさ……よろしくね?」ニコッ 京太郎(もう、なにがなんだか……) 京太郎「俺ぐらいになると雑用なんて目をつむっててもできるんだ」 ハギヨシ「さすがですね京太郎君」 透華「なんて動きですのッ!?」 純「麻雀じゃ使い物にならねぇよなぁ」 夜- 自宅- 京太郎「さて、今日はどうするかな」 京太郎(とりあえず煩悩を退散させてみよう、煩悩?たとえばなんだ、はやりさんおおもちを考えたりすることか……いやそれにしても、シロとしちゃったなぁ、おもちってあんなに良いものだったんだな、いや、咏さんは咏さんで) 京太郎「俺、最低」 自宅・自室- 京太郎「はぁ、ほんと俺って……ん、メールだ誰からだろ?」 京太郎「んっと?」 京太郎「一か、どうした?」 差出人:一 本文『今日は突然ごめんね、でもとりあえず伝えておきたかったから』 京太郎「そっか……」 本文『おう、ありがとうな、答えはともかくお前にそう言ってもらえたのは嬉しいよ』 差出人:一 本文『うん、良かったよ。まぁ返事なんて期待してないからさ、最悪愛人でも良いかなー!なんて♪』 京太郎「おいおい」 本文『馬鹿、俺がそんな不誠実な男に見えますよね、すみません』 差出人:一 本文『どうしたの!? まぁいいや、次あっても変な挙動しないようにね、おやすみ!』 京太郎「おう、おやすみっと」 龍門渕家・一家- 一「まぁ京太郎なんてそんなもんだからね、わかってるよ」フフッ 一「さて、気持ちを切り替えて頑張ろっと!」 自宅・自室- 京太郎「ふぃ~」 カピー「カピ!」アソブゾ! 京太郎「ん~」 京太郎「よし、寝るぞー」 カピー「カピ!」 京太郎「おやすみー」パチンッ 91日目終了- ?- 京太郎「さて、慣れたな」 「おう、そうだな」 京太郎「さて、どうするかな」 「とりあえず行け」パチンッ 京太郎「なんだお前」 京太郎「どうもです、ってここどこだ?」 恭子「あ、ここウチやで」 京太郎「あ、お邪魔します」 恭子「邪魔するなら帰ってー」 京太郎「土曜の昼に見すぎですよ」 恭子「なんで知っとるんよ、まぁええけど……どないしたん?」 恭子「大罪の話が聞きたいって言っても私はそれほどおもしろいこと知っとらんよ?」 京太郎「まぁ、どっちかというと嫉妬ってどういうものかと」 恭子「そうやな京太郎君が相手のオカルトを防ぐとかいう能力だとしたら、私の能力は場の支配に近いなぁ、海に引きずり込むてきな?」 京太郎「なんかやばそうな能力っすね」アセ 恭子「あはは、京太郎君ほどやないんやないかな……まぁ暴食の力はまだ奥があるみたいやけど」 京太郎「へ?」 恭子「はやりさんから聞いてない?」 京太郎「いや、それらしいことは言ってました……」 恭子「大罪のことを聞くならはやりさんの方がはやいで」 京太郎「そうですよねぇ」 恭子「うん、まぁ他人の心配より京太郎君は自分の心配しいや?」 京太郎「はい?」 恭子「うん、頑張り」バシバシ 京太郎「は、はい!」 92日目・朝- 京太郎(さて、どうするかなぁ) テクテクテク 京太郎「おう、衣!」 衣「京太郎!」タタタッ 京太郎「インハイまで一ヶ月を切ってるからな、頑張るぞ!」 衣「うむ、感慨深いものがあるな」 衣「手を、繋いでいかないか?」 京太郎「ん、いいぞ」ギュッ 衣「うん、ありがとう」ニコッ 京太郎「またどうして?」 衣「京太郎を、近くに感じたかったんだ、それに京太郎にも感じてほしい」 京太郎「そっか」ニッ 授業- ☆強化する項目が無いのでスキップします 昼- 京太郎「さて、昼はどうするかな」 京太郎「おう」 智紀「ん、京太郎」 純「おう、どうした~?」 京太郎「なんでもないけどさ、あえて言うと昼食いに来た」 純「そっか、せっかくだし一緒に食おうぜー」 京太郎「お前半分は取るだろ!」 智紀「私のあげるから」 京太郎「助かるわ~」 放課後- 京太郎「さて、どうするかな、まだみんなこっちにいるんだろうけど……」 京太郎「さて、歩!」 歩「おっけー」 京太郎「サンキュ!」 京太郎「よし、行くかな!」 京太郎(誰かに連絡しよう、女だらけの部屋に一人で行くのはな……) ホテル前- 淡「京太郎~!」バッ 京太郎「はいはい」ガバッ 淡「えへへ~」 京太郎「受け止め成功っと」 淡「うん!」 部屋- 京太郎「どうもー」 はやり「いらっしゃい☆」 恭子「あー、いらっしゃい」ダルー 白望「ん、京?」ダルー 京太郎「か、感染してるっ!?」 華菜「あぁ、しょうがない」 はやり「昨日は健夜ちゃんが来てたからね☆」 京太郎「納得です」 京太郎「シロはどうだった、健夜さんとやりあってみて?」 白望「……化け物だった、大罪じゃなかったって言うのが怖い」 京太郎「そうだよなぁ」 白望「ん?」 京太郎「宮守の方は良いのか?」 白望「うん、これでも優秀だから」グッ 京太郎「なら安心なんだけどなぁ、お前もみんなと一緒に卒業したいだろ」ナデナデ 白望「んっ……二年ダブったら転校してきてね?」 京太郎「なんで物騒な話するんだよぉ」 京太郎「さて、次はどうするかな~」 はやり「」チラッチラッ 京太郎(……)ウワァ 京太郎(いや、無視しよう) はやり「えー今絶対はやりのこと見たよね!」 京太郎「いえ、見てません」 はやり「見た☆」ギュー 京太郎「や、やめてください!」 はやり「やめないよ!」 京太郎「なんでキレ気味!?」 京太郎「プロの方たちって、案外昔大罪だった人とかいるんですか?」 はやり「まぁ、どちらかというと居ない方なんだよね、私の知り合いにはいたりするけど☆」 京太郎「へぇ」 はやり「そういや京太郎君って理沙ちゃんと会ってないよねー」 京太郎「野依プロですか?」 はやり「そうそう!今度紹介してあげるぞ☆」 京太郎「そ、それはどうも」 京太郎(いつも怒ってる気がするけどなぁ……) 夕方2- 京太郎「さて……」 京太郎「はやりさんって、キャラじゃないんですか?」 はやり「まさかぁ☆」 京太郎「へぇ……」 はやり「どうしたのかな☆」 京太郎「いえ……」 京太郎「大罪の話なんですけど」 はやり「ん、こっちで言えるのはあまりないよ?」 京太郎「それでも、知らないよりはいいので」 はやり「そっか♪」 京太郎「色欲の話なんですけど」 はやり「……そっかぁ、ちょっと一緒に来てくれるかな?」ボソッ 京太郎「へ?」 はやり「ここじゃ話しにくいんだよねぇ」 京太郎「えっと」 京太郎「えっと、ここは?」 はやり「私の部屋、さっきのは淡ちゃんと恭子ちゃんとシロちゃんの部屋だからね」 京太郎「え!?」 はやり「で、なんでここに来たかわかるかな?」ドンッ 京太郎「へ?」ドサッ はやり「んふふっ♪」 京太郎「は、はい!?」 はやり「色欲の説明と言えば、実践あるのみ♪」 京太郎「お、お待ちください!」 はやり「ダメなんだな、それが~♪」 京太郎「ダメですぅ!」ドンッ はやり「きゃっ」ドサッ 京太郎(不味い不味い!)ドクドクッ はやり「もぉ~」 京太郎「いや、俺が知りたいのは色欲のことですってば!」 はやり「もう、こんなんじゃ教えられないじゃん」 京太郎「え?」 はやり「まぁ、それはまた今度で良いかな……色欲のことが聞きたいんだったら、次は夢の中で、だね♪」 京太郎「えー」 京太郎「飲み物、買ってきたぞー」 淡「わーい」 白望「ありがと、はやりさんと一緒に?」 京太郎「そうそう」 京太郎「さて、池田ァ!」 華菜「ニャッ!?」ビクッ 華菜「ななな、なんだし!?」 京太郎「いや、なんとなく」 華菜「お前あたしだけ舐めてるし!?」 京太郎「そう言えば、お前美穂子さんに心配かけてないだろうなぁ?」 華菜「あたりまえだし、お前には一応感謝してるし」ポリポリ 京太郎「おう珍しい、文堂さんたちはどうだ?」 華菜「あぁ、前とは比べ物にならないぐらい強くなってるし、来年はみんなで全国に行くし」ニッ 京太郎「お前がエースってのも怖い話だな」 華菜「龍門渕は全員残ってるじゃないかよ、あぁ鶴賀はワハハと加治木さん以外居なくて、清澄は化け物が残るし……」 京太郎「頑張れ風越!」 華菜「言われなくたってわかってるし」フッ 京太郎「そろそろ帰ります、ところではやりさんたちはいつ頃帰るんですか?」 はやり「次の日曜日かな」 恭子「そうやね」 京太郎「了解です」 夜- 自宅- 京太郎「さて、今日は……」 京太郎「さて、出かけるかな」 京太郎(さて、どうするかなー) 京太郎「あれ」 貴子「あ、須賀だったか?」 京太郎「はい、雀荘以来です」ペコッ 貴子「まぁ良いよ、ところで風越に最近来てないみたいだけどどうした?」 京太郎(なんでこの人、風越のこと知ってるんだ?) 京太郎「まぁ、そのうちですかねー」 貴子「うちも今度は全員で全国行くつもりだからさ、あとこれこの間雀荘でおいてった金のおつり」 京太郎「あぁ良いのに」 貴子「まぁ受け取っとけよ、またな」フリフリ 京太郎(生徒じゃないよなぁ……) 自宅・自室- 京太郎「最近、腹減らないなぁ……ん、メールだ誰からだろ?」 京太郎「さてっと?」 京太郎「歩からかぁ」 差出人:歩 本文『今暇?』 京太郎「ん?」 本文『暇だぞー、どうした?』 差出人:歩 本文『いや、なんでもないんだけどね』 京太郎「なんじゃそりゃ」 本文『麻雀の方は順調に上達してるか?』 差出人:歩 本文『うんそりゃね、って麻雀の話しかすることないの?』 京太郎「えー」 本文『うん』 差出人:歩 本文『そんなんじゃ女の子のハートはつかめないよー』 京太郎「それは困る」 本文『話題つくる努力するわ、ありがとな』 差出人:歩 本文『別に、それじゃおやすみー』 京太郎「おやすみっと……なんだったんだ?」 龍門渕家・歩部屋- 歩「あぁもう、なんだか結局それっぽい話できなかったし」グッ 歩「なんだかなぁ」 自宅・自室- 京太郎「ん~」 カピー「カピ」カマエ! 京太郎「んぁ?」 京太郎「たっぷり遊んでやるぜー」モフモフ カピー「カピ」ゴ、ゴウインニッ 京太郎「ん~!」モフモフ カピー「カピ」クヤシイ、デモッ… 92日目終了- ?- 京太郎「さて、どうするかな」 「土曜日は清澄に行くのか?」 京太郎「まぁそれは土曜日に」 「そうか、とりあえず良い」パチンッ 京太郎「さてと」 ?「なにかあるかも知れない場合は私もついていくぞ」 京太郎「いたのか」 ?「失礼な奴だなぁ」 京太郎「じゃあ、はやりさんのところに!」 ?「うん、行こうか」 「おう」 京太郎「さて、行くかなぁ」ギィッ ?「また言うけれど、なにがあっても荒れるなよ?」 京太郎「おう」 バタンッ 京太郎「はやりさん」 はやり「ん、こんにちは京ちゃん、また来てくれたんだね☆」 京太郎「まぁ、せっかくですしね」 はやり「今日はどんなことが聞きたいのかな、なんでも答えちゃうゾ☆」 京太郎「前の大罪のことなんですけど……」 はやり「何が、聞きたいかな?」 京太郎「やっぱり色欲……憤怒ですかね」 はやり「あぁ、憤怒は今日話した理沙ちゃんだよ☆」 京太郎「野依プロですか?」 はやり「うん☆」 京太郎「正直、かなりびっくりですね」 はやり「大罪のパターンとしては大罪に選ばれる場合と大罪が惹かれる場合、当時の理沙ちゃんは選ばれちゃって、怒りやすくなってたんだけど……」 京太郎「今も怒ってません?」 はやり「あれは緊張してるだけだよー」 京太郎「そうだったんですか、で色欲は?」 はやり「うん、色欲はね、白築慕ちゃん……暴食と色欲二つを持った子、京ちゃんと同じだね☆」 京太郎「……へ?」 京太郎「でも、二つ持ちなんて珍しいんじゃ!」 はやり「そうだよ、珍しいんだよ……かなり珍しいのが二回連続で、しかも暴食と色欲……京ちゃんにしろ慕ちゃんにしろ大罪に選ばれた」 京太郎「わけわかんないですね」 はやり「うん、かなりわけわかんないね、わっかんねー☆」 京太郎「いや、本当……その慕さんにも会いたくなりますよ」 はやり「まぁ、会いたいなら会えるよ……きっと」 京太郎「そうですか?」 はやり「うん、慕ちゃんのことで聞きたいことがあったら、いつでも良いからね?」 京太郎「はい」 京太郎(なんか、表情が暗い?) 93日目・朝- 京太郎(ふぅ、今日はどうすっかなー) テクテクテク 京太郎「おう衣」 衣「京太郎だ!」タッタッタッ ギュッ 京太郎「今日も手を繋いで行くのか?」 衣「ダメか?」 京太郎「いや、全然だぞ」ハハッ 衣「良かった♪」 授業- ☆強化する項目が無いのでスキップします 昼- 京太郎「さて、昼はどうするかな……?」 一「なんで誘ってくれたの?」 京太郎「なんか、そういう気分だったんだよ」 一「なんだ、ボク期待しちゃったよ」フフッ 京太郎「むっ、すまん」 一「別に良いけどね、せっかくだし楽しく食べたいんだけど……最近透華寂しそうだよ?」 京太郎「へ?」 一「しっかりメールでもなんでもしてあげてね?」 京太郎「おう、善処するよ」 一「まったく、アフターケアぐらいしなよ~?」 京太郎「本当になぁ」 一「ほんとダメなんだから」アハハ 放課後- 京太郎「さて、どうするかなぁ」 京太郎「おっす!」 透華「あら、京太郎」 純「おう」 智紀「今日はどうするの?」 京太郎「そうだなぁ……」 京太郎「歩、どうだ?」 歩「ふぇっ!?ななな、なにがっ!?」 京太郎「いや、なんか昨日のメールもおかしかったから」 歩「えっと……あ、あはは……」 京太郎「さすがに心配するんだが」 歩「えっとさ、その……」チラッ 歩(うぅ、みなさんが居るのにここでは無理っ!) 歩「なんとなくだよ」 京太郎「そっか、なにかあったらすぐ言えよ?」 歩「うん、ありがと」 放課後2- ハギヨシ「鈍感も時には罪ですよ?」 京太郎「はい?」 京太郎「雑用してると落ち着くなー」 ハギヨシ(……スカウトしてみますか) 夜- 自宅- 京太郎「今晩はどうするかなー」 京太郎「ネトマでもするかー」 一人目 アコチャー 二人目 グラマス 三人目 ピーチ姫 京太郎「久しいなぁ」 アコチャー:よし、早く打ちましょ! グラマス:今日はちょっと本気出そうかな ピーチ姫:超怖いっすよ キョータロ:禿同 京太郎「さて、勝つ!」 トップ グラマス 二着 京太郎 三着 アコチャー ラス ピーチ姫 アコチャー:これが キョータロ:ちょっと ピーチ姫:本気? グラマス:あぁ、キョータロ跳ばせなかったぁ キョータロ:怖い! 京太郎「おぉう、ウィス?」 京太郎「新子さん、じゃなくて憧さんか」 アコチャー:あのグラマスって知り合い? キョータロ:言っていいのかわからんけど、小鍛冶プロだよ アコチャー:もうやりたくないわ、あの人とは キョータロ:だろうな、跳ばない保障がないから アコチャー:ハルエが辞めたくなった理由もすごい納得 キョータロ:笑えない アコチャー:ありがとね、またやりましょ キョータロ:おう、またな! 京太郎「ん、ログアウトしたな」 京太郎「健夜さんから?」 グラマス:今度は跳ばすからね! キョータロ:せめて勝たせてください グラマス:次からは全力前回で行くから! キョータロ:ウス グラマス:またね♪ キョータロ:またよろしくお願いします! グラマス:こっちこそだよ、リアルでもまた打とうね♪ 京太郎「ログアウトしたのか?」ン? 京太郎「さて、寝るかなぁ……あれ、カピーがいない?」 93日目終了- ?- 京太郎「今日だなぁ」 「そのようだ、な」パチンッ 京太郎「さてと」 「早く決めろ」 京太郎「今日もはやりさんのとこ行くかな」 「おう」 京太郎「さて」ギィッ 「さて、どうなることやら」 バタンッ 京太郎「はやりさん」 はやり「京ちゃんったらはやりのこと大好きなんだね☆」 京太郎「まぁ、そこそこ」 はやり「む、そこは大好きって言うべきだよ☆」 京太郎「俺のことなんですけど、結局なんなんですか俺って?」 はやり「まぁ暴食の運命っていうか、まぁ私も慕ちゃんしか知らないからなんとも言えないけど慕ちゃんもそうしてたよ☆」 京太郎「そうなんですか?」 はやり「うん、今は自分としっかりと向き合う大事な時間だよ♪だけど一人でもどうしようもない……私がそっちに行っても良いのかな?」 京太郎「へ?」 はやり「ここからなんだよ、大事なのは……受け入れてくれなきゃ、やだよ」 京太郎「はやりさん?」 京太郎「意味はわからないんですけど、はい……はやりさんが俺のことを考えてくれてるのはわかりましたから」 はやり「うん、ありがとう☆」ニコッ 京太郎「それで、どうすれば……んっ」チュッ はやり「んっ、んむっ……んんっ、んっ……」クチャッ 京太郎「んん~~~~!?」 はやり「ぷはぁっ!」 京太郎「ななな、なにをっ!?」 はやり「うん、次の夜に待ってるからね……私は迷わないから♪」 京太郎「は、はい?」 はやり「またね☆」 京太郎「へ?」